３人の日本人「人質」が解放されていない（少なくとも「解放」が確認されていない）現段階とはいえ、
「解放後」のことを予測しておく必要はあります。

長壁さんがご指摘のように、「犯人」集団が米軍などにより襲撃され、デッチ上げであれ
インチキであれ現地人を逮捕したり、殺害する危険性は十分にありうると思います。

そして、日本においては、たとえば「日本赤軍や現地テロリストとの関係」をほのめかす
ニュース記事も出てきている以上（それは公安調査庁あたりがエサ撒きしてバカメディアが
食らいついたのでしょうが）、人質は解放されれば当然、まずCPA占領当局に「拉致」されて
現地の日本政府出先機関などから徹底的に尋問をうけるはずです。そして日本国内でも、
いろいろと難クセをつけて３人と近い関係者や関係団体への刑事弾圧を行なうはずです。
たとえば、街頭署名活動を「道交法違反」などの口実で妨害し、救援運動のメンバーなどを
不当「拉致」して、投獄したうえ、今回の問題とは無関係の尋問や拷問を行なうことが
当然予想されます。　人質およびその周辺の人々や団体にガサ入れなどが入り、書類や
パソコンなどが警察関係によって「強奪」される恐れも十分にあります。

これを機会に、新興の反戦運動は政府によって大打撃を受ける恐れがあります。
昭和初期の共産党大弾圧事件の二の舞になるかもしれません。
そうなれば、あとはファシズムへとまっしぐら……となるでしょう。

政府は人質家族への誠意ある対応を拒みました。
ならば、人質とその関係者は、解放されて事情聴取の呼び出しがあっても、
それに「誠意ある対応」をする必要はありません。　
政府が人質を見殺しにするような無能と冷血を見せた以上、
その政府に協力する必要はないわけです。
日本国家がまがりなりにも西欧風の「立憲国家」の体裁で成立している以上、
憲法を拒み、社会契約を拒む現今の政府は、国民の敵であり、国民が協力する
道理はありません。　……コイジメ総理大臣の憲法否定・国民見殺し発言は、
日本政府の存在意義を自己否定したわけですから。

任意の事情聴取に応じなければ、不当逮捕などを仕掛けてくるでしょうが、
それこそ日本政府がアメリカ侵略勢力の子分に他ならないという本質を
政府がみずから晒すことなのです。

最大の用心と警戒が必要です。
イラクの武装集団からの「拉致」奪還運動のつぎは、たぶんイラク侵略勢力からの
「拉致」奪還運動が必要になるでしょう。

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