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そもそも日本におけるこの事件の政治思想的焦点は、目下ネット界隈を中心に現出して
いるような「右翼vs左翼」などというクダラナイ構図ではなく、それは、孫文が大正13年に
神戸で行った演説中の一文、「西洋覇道の鷹犬となるか、或は東洋王道の干城となるか」
ではないのか。

とどのつまりは、「忠犬ポチ公」となるか「アラブ民衆に尽くす志士」となるかということだ。
（実際は、言葉面ほど前者がミジメでもなければ後者が華々しくもないのではあろうが。）
そういう意味では今回の件は明らかに、ムスリムとの団結を図った大川周明の雄図や、
二次大戦中に中東各地で散華していった陸軍中野学校出身の情報将校たちの生き様
に通ずるものがあるのだが。
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「人質事件」の本当の焦点と、古館の気概。
http://www.asyura2.com/0403/war52/msg/538.html
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拙投稿からの抜粋編集再掲である。全く以ってくだらない「自己責任論」なんぞに
ついて喧しく議論が割かれている間に、すっかり本来の焦点がぼやけてしまった。
専ら議論に於いて触れられるのは先に誘拐･解放された３人についてばかりで、
後からの２人については噯にも出されないようでいるのが、そのいい証拠である。

左翼人士は何時までも枝葉末節に拘泥しているな。これまでの50年間同様、これ
からの50年もアメリカの政治思想的桎梏―「50年殺し」(*1)を受け続けるつもりか？
ドグマを捨てよ。構造を見透せ。

(*1)
チェイニーに愛されてしまった日本
http://www.asyura2.com/0403/war52/msg/335.html

右翼人士は薄っぺらい左翼叩き如きで悦に入っているな。その本性が醜い奴隷か
誇り高き侍かが、ここで決まるぞ。（そういう意味では、アルカイダその他の国際的
組織を指してならまだしも、イラクのレジスタンスを指して「テロリスト」と臆面も無く
言い放ったサイバッチは、全くの奴隷であった。ゴー宣-つくる会初期に端を発した
若年層の大衆新保守運動も、これを以って一つの区切り―思想的敗北を迎えたと
言えよう。）

目覚めよ、真の愛国者。

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