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アメリカに抵抗できない情けない「国連」(X FIJES)
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投稿者 エンセン 日時 2004 年 4 月 17 日 04:24:32:ieVyGVASbNhvI
 

 
その20.アメリカに抵抗できない情けない「国連」
2004/4/16

<アナン>

4/13 アナン国連事務総長は、イラク情勢について「現在の治安状況では、大がかりな国連支援チームを派遣することは出来ない」と述べ、国連がイラク復興の中心的な役割を担う上で、治安の悪化が制約になっているとの認識を示した。

イラクの暫定政権づくりや選挙準備を支援するブラヒミ事務総長特別顧問のチームについても「活動が一層困難になっている」と述べた。
しかし(ブッシュ政権の意による)6月末の主権移譲日程に関しては「日程をずらすことは難しい」と語った。
<ブラヒミ>

4/14 アメリカ流民主主義教の伝道師を務めるブラヒミはバクダッドで会見した。
ブラヒミはアフガニスタンのロヤ・ジルガ(国民大会議)方式で国民の和解を進める模様だ。
最終報告は次回のバグダッド訪問以降に発表するとしている。

また、6月末の主権移譲や、2005/1までに選挙が実施されることなどを改めて確認し「選挙はイラク復興の標石となるだろう」と話した。
しかし、選挙の前提として、治安状況が著しく改善されるべきだと述べた。
そして、主権移譲後の治安維持について、「15万人の駐留軍がイラクを去ると考えるのは現実的でない」と述べ、アメリカ軍を中心とした各国軍隊の駐留は続くと明言!

一方で、アメリカ軍などが法的根拠のないまま多くの人を拘束していることについて「直ちに解放するか、正式に起訴し、弁護士や家族と面会させるべきだ」と非難。
併せて、大学教授や医師、教員など専門職が数千人もイラクの公職から追放されていることについても「正式の調査もなされておらず、直ちに見直すべきだ」と批判した。朝日新聞
<ブッシュの演説 : こいつの言うことを全く正反対にすれば、そこに真実がある>

4/13 ブッシュ大統領は、ホワイトハウスで今年初の公式記者会見を開いた。

4月から激化している武力衝突は、親サダム派武装勢力と外国人テロリストとシーア派過激派の3勢力によるものだが、大半のイラク人はこれに反対していると断言。
「これは内戦ではない。市民蜂起でもない。イラクのほとんどは安定しており、独裁に反対している」と述べ、世界の多くの報道(特にアラブ系)が「市民蜂起」としているのを否定した。

さらに、自由で民主的なイラクの誕生は世界平和にとって、またアメリカの安全にとって、極めて重大だと強調し、イラクの民主化に全力を捧げると繰り返し、イラクでの仕事が終了するまでには「さらなる困難が待ち受けているかもしれない」と述べた。

その上で(大統領選挙の活動の公約の一環として)「予定通り6/30に主権をイラク人に移譲することが重要だ。占領統治がいつまでも続くことは、イラク人も我々も支持していない」と述べ、イラク入りしているブラヒミ国連事務総長特別顧問と緊密に連携しながら、主権を移譲するにふさわしいイラク暫定政権のありかたを検討していると説明。
その上で、2005/1の暫定議会選挙実施や2005/10の国民投票、2005/12の総選挙と正式政権の樹立に至る課程は、全て予定通りに行われると言明。

さらに、第2次世界大戦後の日本やドイツでの占領政策にまで言及し、「われわれは帝国主義者ではない。われわれは解放者だ」と述べた。
誰がどう見ても帝国主義者だ。
ファルージャの状況については、「我々はイラク人指導者を通じて、秩序回復に向けて努力している。虐殺された4人のアメリカ人(民間傭兵会社)について犯人らの引き渡しを求めている」と説明。
またサドル師民兵組織については、「解散させなくてはならない」と述べた。
そして、民間人への被害や無法状態の拡大は許さないとして、必要とあれば「決定的な武力行使」をするよう軍幹部に指示してあると述べたが、(その中のいくつかを自分等がやっているからか)人質事件について、個別具体的な言及はしなかった。
アビゼイド中央軍司令官の要請に基づき、イラクに部隊を増派する用意があるとも述べている。

また世界平和における「自由で民主的なイラク」の重要性を繰り返し指摘。
日本の小泉純一郎首相との夕食会で北朝鮮問題について協議したことに言及し、「私はその時ふと思った。もしアメリカが第2次世界大戦で平和造りに失敗していたら、この会話はなかったのだろうと。同様に、今われわれがイラクで成功すれば、いずれ将来、米国とイラクの指導者が一緒になって、地域の平和について話し合う日も来るだろうと思った」と述べ、「われわれは世界を変えつつある」とイラクの民主化の重要性を再三強調した。

イラクでの状況をベトナム戦争の「泥沼」になぞらえる論調が増えているとの指摘については、「その例えは当てはまらないと思う。そしてその例えは、アメリカ軍と敵の両方に誤ったメッセージを伝えている」と反論した。朝日新聞
イラク戦争前に、国連を不用のものというような言動を繰り返していたのは、ネオコンらを中心に国連不要論が大きく、この不要論に従うことで強いブッシュのポーズを取ろうとした。
それがここにきて姿勢が変ったのは、世界が余りに国連重視だというのに、じゃあその国連を意のままに操り、国連を利用しようと作戦転換したもので、それも国連をリードしているのはアメリカだ!というゼスチャー付きだ。
元々、アメリカが世界支配のために作った国連。時々、国連はアメリカに少しだけ反旗を示すが、所詮、国連はアメリカの手の中にあるのだ。

http://atfox.hp.infoseek.co.jp/xfile/2004/018.htm

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