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アメリカとイスラエルは他民族を虐殺あるいは追放して建国した国である。 岸田 秀
http://www.asyura2.com/0403/war53/msg/1005.html
投稿者 TORA 日時 2004 年 4 月 25 日 19:20:23:CP1Vgnax47n1s
 

(回答先: 反米もいいが反イスラエルもいいぞ 投稿者 反ユダヤ主義者 日時 2004 年 4 月 25 日 19:05:33)

株式日記と経済展望

http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu69.htm
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岸田 秀(著)『一神教vs多神教』 アメリカとイスラエルは
他民族を虐殺あるいは追放して建国した国である。


2004年4月22日 木曜日

◆「一神教vs多神教」 著者からのメッセージ
http://www.shinshokan.co.jp/sho/j-ishin-tashin.html
 本書では、ユダヤ教の成立、ユダヤ教からのキリスト教の派生、ローマ帝国ひいてはヨーロッパへのキリスト教の普及、イスラム教の発生、近代ヨーロッパの世界制覇などの現象を、それにかかわった人たちの劣等感と、その劣等感から逃れようとする必死のあがきとを鍵として説明している。現代世界においては、ヨーロッパと、そこから派生したアメリカとが中心的位置を占めているが、出発点は、特にヨーロッパ民族の劣等感がひときわ強かったということにあったというのが、わたしの見解である。

 最初の人類は黒人で、アフリカに発生したと一般に考えられている。何万年前かは知らないが、黒人から白子(アルビノ)が大量に発生した。この白子は、毛色が違っていたので、黒人から差別され、疎外され、肥沃なアフリカの地から北へと、貧しい寒冷の地、ヨーロッパへと追っ払われた。そこで成立したのがヨーロッパ民族である。つまり、ヨーロッパ民族は人類最初の被差別民族であった。ここに起因するヨーロッパ民族の劣等感がその後のヨーロッパの歴史を説明する。

 そのヨーロッパ民族の一部が、たぶん黒人だったと思われるエジプト人がつくったエジプト帝国で奴隷として使役されていた。今から三千数百年前、その奴隷たちがモーセという人物に率いられてエジプトから逃亡し、今のパレスチナの地にユダヤ人の国をつくった。このユダヤ人が発明し、信仰した宗教がユダヤ教である。

ユダヤ教は人類最初の一神教であり、のちの一神教のキリスト教、イスラム教はユダヤ教から派生したものに過ぎない。要するに、一神教は、もともと信じていた部族や民族の固有の神々の宗教を失った被差別者、逃亡奴隷の宗教、追い詰められて現実否認に逃げ込んだ者の宗教であった。多神教の神々がときにはドジをやらかす人間的な神々であるのに比べて、一神教の神が、信者と血縁関係がなく、全知全能神のような現実離れした神、唯一絶対神のような抽象的な神であるのは、そのためである。

 その後、このユダヤ人の国はローマ帝国の植民地になったが、その屈辱的状態に耐えられず、ユダヤ人の一部にローマ帝国の支配に反抗する連中が現れた。彼らはローマ帝国から、そしてローマ帝国に服従するユダヤの支配層からも差別され、疎外された。イエスの一派である。彼のユダヤ教批判、ユダヤ教改革がキリスト教となった。すなわち、キリスト教とは、被差別者のなかの被差別者がつくった宗教である。

そのキリスト教がヨーロッパに普及したのは、もともと被差別民族であるヨーロッパ民族に、被差別者の宗教であるキリスト教が向いていたからということもあるが、やはり、ローマ帝国の権力によって押しつけられたということも否定できない。ヨーロッパ民族も、ゲルマン神話などが示しているように、もともとはそれぞれの神々を信じていたのであるが、その神々をあるいは殺され、あるいは追放されて、キリスト教の唯一絶対神を押しつけられたのである。

 アメリカは、少々長ったらしいが、被差別者のユダヤ教の信者のなかの被差別者がつくったキリスト教の信者がつくったヨーロッパ社会のなかの被差別者であったピューリタンが新大陸に逃げたか、渡ったかしてつくった国であり、言ってみれば、三乗の被差別の国である。そのアメリカが、現代世界で、最大の破壊力を有する最強の国であるのは必然である。最も劣等感が強く、最も人類を憎んでいるからである。

 アメリカがイスラエルを支援するのは、最初の被差別者に差別された第二の被差別者に差別された第三の被差別者として、最初の被差別者を支援しているのである。すでにどこかで述べたことがあるが、アメリカとイスラエルとはともに、神に託された使命に基づき、他民族が住んでいる土地に侵入して、他民族を虐殺あるいは追放して建国した国であり、その点でアメリカは自己をイスラエルと同一視しており、したがって、アメリカにとって、イスラエルの正当性が崩れることはアメリカの正当性が崩れることを意味し、断じて、あってはならないのである。

アメリカは、共同幻想としてのアメリカを守るためにはイスラエルを守らなければならない。アメリカがイスラエルを守るのは、アメリカのユダヤ人が大統領選挙に莫大な資金を献上するとか、ジャーナリズムを握っているとかの現実的理由のみによるのではない。

アメリカの現実的国益から言えば、イスラエルを守ったところで大してメリットはないし、イスラエルが滅びたところでアメリカは別に困るわけでもない。にもかかわらず、アメリカの国際的評判を落とし、イスラム教徒に憎まれてまでもあれほど必死にイスラエルを守るのは、アメリカの国家としての「自我」にかかわっているからである。

 アメリカに支援された一神教のイスラエルが、同じく一神教のパレスチナと中東の地で争っている。一神教同士の争いは、互いに現実的利害に基づいて妥協するということが難しく、「聖戦」とか「正義」とか言い張り合って、キリなく続く危険がある。この争いは、両者がともにその一神教を克服するまで続くのではあるまいか。一神教の克服は、単にアラブとイスラエルとの問題ではなく、人類全体にとっても、今後の最大の問題ではなかろうか。


(私のコメント)
イラクのファルージャの戦いは再び再開されたようだ。日本の沖縄基地から出撃したアメリカ海兵隊はこのような市街戦の訓練を受けている。今朝のテレビアサヒのモーニングショーでもファルージャの町が射撃訓練場であるかのように、小銃や機関銃を撃ちまくっている。これらのビデオ映像はたぶんアメリカ報道陣向けの「やらせ」だと思いますが、ヘルメットの形からどうしてもアメリカ軍がナチに見えてくる。

ナチに見えてくるのは何も軍隊ばかりでなく、アメリカという国家がナチ化して来ている。リベラルなアメリカというものが死語となりつつあり、狂信的な宗教勢力が政治権力を支配し、キリスト教の代わりに自由と民主主義をイラクにもたらすことを宣言している。911テロとは関係ないにもかかわらずイラクをテロ国家と名指しして侵略してしまった。

そんなデタラメなプロパガンダにもかかわらず、アメリカ国民は圧倒的な支持のもとにイラク侵略は始まった。現在のアメリカ国民は狂っているとしか思えない。もちろんまともなアメリカ人もいますが少数派になっている。このようにアメリカを狂わせているのはキリストの名を語る反キリスト思想だ。私は03年3月18日の日記に次のように書いた。
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu45.htm

クリスチャンの富井牧師の指摘によると、アメリカはキリスト教国と見ることは出来ないようだ。アメリカという新たなるイスラエルは、神に選ばれた国家であるとする誤った選民意識を植え付けている宗教が存在する。アメリカ国民はへりくだることよりも傲慢を選び、グローバル・スタンダードと称して、自分達の価値観を唯一正しいものとして他国に押し付ける。

いつごろからアメリカの大統領に反キリスト的思想に汚染されるようになったのか。ブッシュ自身40歳の時に「神の啓示」を受けたとしている。イラク攻撃も「神の啓示」をもとに行うようだ。その神とはキリストのことだろうか。断じてそうではない。富井牧師は次のように指摘している。

《現イスラエル政府は、パワーによってユダヤ民族の覇権を回復しようとしてイエスを十字架につけた選民意識まるだしの傲慢なユダヤ人の末裔である(彼らはローマに対して革命を起こしたマサダの戦士を英雄としている)。それゆえ、邪魔者であるフセインを力で倒そうとするイスラエル政権の政策にアメリカが乗ることは、パワー宗教としての反キリスト的なユダヤ教思想を受け入れることであり、けっして神の御心ではない。

今回のブッシュの政策は、革命的手法であり、それゆえ、神の御心にかなっていないので、失敗するだろう。軍事的、政治的に成功するかもしれないが、その誤りのつけは必ず回ってくるだろう。アメリカはベトナムの失敗から何を学んだのか?今回の攻撃は、アメリカにとって致命的な失敗であり、神の裁きを招くだろう。力関係のゆえにアメリカに追随する日本政府も同じ裁きを受けるだろう。》

雑感 富井牧師BBSより
http://www.path.ne.jp/~robcorp/cgi-bin/KY-VIEW/article/m/millnmm/
アメリカ国民に巣食ってしまった反キリスト的宗教は、キリストの名をかたり、「開放する」として他国への侵略を正当化する。一昔前の共産主義と同じだ。本来はキリスト教とアメリカの覇権とは何のかかわりもないはずだ。しかしブッシュの選挙母体はキリストの名をかたる反キリスト教的団体なのだ。

古代イスラエルの人々は神との契約を破ったがゆえに「離散」を命じられました。アメリカ国民も神との契約を破り、奢り高ぶり驕慢そのものだ。やがてはイスラエルのように国家は解体し「離散」という運命が待ち受けているのだろう。だからこそアメリカ国民は神の復讐に脅え、テロに脅え心を病み国をも滅ぼしてゆくのだ。

(私のコメント)
富井牧師のサイトは去年の10月15日から更新されていません。どのような事情があるのか分かりませんが、キリスト教福音派サイドからの批判攻撃で休止せざるを得なくなってしまったのかもしれません。このような狂ったアメリカ人に対して説教をしようとしないほうがいいだろう。オームと同じようなカルト宗教なのだから、批判すればするほど彼らは結束して反攻してくる。

だからベトナム戦争当時のようにやりたいようにやらせ、彼ら自身が間違っていることを自覚するまでやらせるよりしょうがない。軍事的には大勝利し続けるのだろうが、アメリカとイスラエルの人々の心は呪われてゆき、神の裁きを受けるまで止めることはないだろう。


米とイスラエルがイラクに新ユダヤ国家建設を計画

http://www.asyura2.com/0403/war53/msg/142.html

◆世界の指導者はイスラエル首相に「感謝」すべき=米大統領
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040422-00000267-reu-int

[ワシントン 21日 ロイター] ブッシュ米大統領は、イスラエルのシャロン首相に対する国際的な批判を一蹴し、世界の指導者は同首相によるガザ地区とヨルダン川西岸の(ユダヤ人入植地撤退)計画に「感謝」すべき、との見解を示した。同計画は、平和的なパレスチナ国家建設に道を開くものだとしている。
 外交関係者らは、ブッシュ大統領はこれらの計画を支持するという歴史的な政策転換を行ったうえ、イスラエルがヨルダン川西岸に建設中の分離壁についても、シャロン首相と意見調整がほぼできている、とみている。ブッシュ大統領は以前、この分離壁はパレスチナ領土を「浸食する」もので、和平努力にとって脅威となる、と反発していた。
 分離壁をめぐる方針転換は、パレスチナ領土への食い込みが深すぎるとして米国が懸念していた分離壁の一部建設区域について、シャロン首相が変更に同意したことを受けたものという。
 ある外交筋は、「分離壁はもはや懸案事項でない」と述べた。
 ブッシュ大統領は、ワシントンで新聞編集員らを前に講演し、パレスチナ指導部はイスラエルに対するテロリズムを防止しなかったことで、「永年にわたり人々をあざむいてきた」と言明した。(ロイター)
[4月22日14時13分更新]


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