★ この記事のオリジナル情報は、下の投稿（U.S. Warplanes Hit Insurgents in Fallujah【AP】米軍が撒いたビラの英文を含む）を参照。

【バグダッド２７日共同】イラク駐留米軍のキミット准将は二十七日、同国中部のイスラム教シーア派聖地ナジャフ近郊で二十六日夜から二十七日朝にかけ、米軍と対米強硬派指導者ムクタダ・サドル師の民兵組織マハディ軍が交戦、民兵六十四人が死亡したと述べた。ＡＰ通信が報じた。

　米軍とシーア派との間では、過去最大級の規模の戦闘。

　聖地ナジャフに立てこもるサドル師側と包囲を続ける米軍との全面衝突の恐れもあり、サドル師は聖地が攻撃されれば自爆テロによる反撃も辞さないと警告。情勢は一段と緊迫の度を強めている。

　一方、中部ファルージャでは二十七日で米軍とスンニ派武装勢力との停戦期限が終了、米軍が攻撃再開をめぐる判断を迫られている。パウエル国務長官はイラク警察などと米軍による合同パトロールを実施、武装勢力による重火器引き渡しの状況を見極めた上で方針を決めるとしている。

　ナジャフでの交戦について、米軍は戦闘の詳しい状況を明らかにしていないが、ロイター通信が目撃者の話として伝えたところによると、米軍はナジャフ北東約十キロのクーファでマハディ軍部隊と衝突。ＡＣ１３０攻撃機やヘリコプターなどを投入、マハディ軍が立てこもる建物や検問所などを空爆した。

　ナジャフではサドル師の拘束あるいは殺害を目指す米軍が市を包囲、一週間以上にわたりマハディ軍とのにらみ合いを続けている。

イラク民兵６４人死亡　ナジャフ、米軍が交戦　ファルージャ停戦も期限

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