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邦人拘束事件Video集
http://www.asyura2.com/0403/war53/msg/559.html
投稿者 笠井一朗 日時 2004 年 4 月 21 日 22:39:52:hjlOpqOBwUqa.
 

一部はオリハル氏の「気になる映像」から拝借しました。
04082120TBS福田康夫 撤退する理由はない       http://asyura2.com/oriharu/bigup1/source/464.rm 2339kB 1分24秒
0408TBSNews23声明文                http://asyura2.com/oriharu/bigup1/source/480.rm 1305kB 1分59秒
0408Spiegel アルジャジーラが拘束3人の映像を放送  http://asyura2.com/oriharu/bigup1/source/469.rm 1652kB 2分46秒
04090445TBSラムズフェルド 撤退させない方針に感謝  http://asyura2.com/oriharu/bigup1/source/465.rm 2886kB 1分44秒
04091052TBS福田康夫 撤退は困難との認識示す     http://asyura2.com/oriharu/bigup1/source/482.rm 1810kB 1分 5秒
04091130TBS日本の閣僚 テロに屈すべきでない     http://asyura2.com/oriharu/bigup1/source/481.rm 415kB 1分14秒
04091149TBS小泉純一郎 撤退はあり得ない       http://asyura2.com/oriharu/bigup1/source/466.rm 1654kB 59秒
04092359TBS 早い段階で撤退拒否、日米の申し合わせか http://asyura2.com/oriharu/bigup1/source/472.rm 564kB 1分39秒
04101803TBS自民民主大勢 脅しでは撤退応じぬ     http://asyura2.com/oriharu/bigup1/source/479.rm 190kB 34秒
0412TBSクバイシ クローズアップ現代         http://asyura2.com/oriharu/bigup1/source/483.rm 1200kB 1分51秒
0413TBSNews23ムジャヒディン            http://asyura2.com/oriharu/bigup1/source/484.rm 494kB 49秒
041203TBSファイディ 約束通り解放を         http://asyura2.com/oriharu/bigup1/source/478.rm 1222kB 44秒
04132202TBSクバイシ 小泉首相の対応批判       http://asyura2.com/oriharu/bigup1/source/475.rm 2463kB 1分29秒
04140613ANN小泉純一郎 「分からない」を連発     http://asyura2.com/oriharu/bigup1/source/473.rm 937kB 1分 9秒
04160717TBSパウエル 無事解放とてもうれしい     http://asyura2.com/oriharu/bigup1/source/471.rm 2467kB 1分29秒
04161623TBS政界 安堵と批判             http://asyura2.com/oriharu/bigup1/source/474.rm 5804kB 3分29秒
04161647TBSクバイシ 解放のキーマン         http://asyura2.com/oriharu/bigup1/source/476.rm 6624kB 3分59秒
04180418TBSクバイシ 解放直後の様子語る       http://asyura2.com/oriharu/bigup1/source/477.rm 2748kB 1分39秒

ついでながら
04072040TBS小泉純一郎 私的参拝との認識示す     http://asyura2.com/oriharu/bigup1/source/467.rm 1084kB 39秒
イラク殺戮一周年 (Anniversary)           http://asyura2.com/oriharu/bigup1/source/470.exe 2293kB


200404082120TBS 福田官房長官「撤退する理由はない」
 今回の事件を受けて福田官房長官は「自衛隊が撤退する理由はない」と述べました。福田官房長官は8日夜、官邸で記者会見を行い、犯行グループが求めている自衛隊の撤退に応じる理由はないとの立場を示しました。
 「(罪のない)民間人が人質に取られているということが事実とすれば、許し難く、強い憤りを覚えます。ただちに解放を求めるものであります」「我が国の自衛隊はイラクの人々のために人道復興支援を行っていると、こういうことであります。そういうことから考えて、我が国として撤退する理由はないものと考えています」(福田官房長官)
 一方、総理公邸で報告を受けた小泉総理は「まず事実関係を確認すること」さらに「人質となった3人の救出に全力を挙げるよう」指示を出しました。今回、アルジャジーラが放映したビデオ以外に3人の緊迫した映像が存在するということで、官邸では事態を深刻に受け止め、犯行グループの背景などの情報収集を急いでいます。官邸では朝に改めて対策本部を立ち上げ、外務省に入ってくる情報などについて報告を受けることにしています。(9日 1:07)

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200404082125TBS アルジャジーラが拘束3人の映像を放送
 中東の衛星テレビ、アルジャジーラは日本時間の午後9時、日本人3人がイラク人のグループによって拘束されたとして、グループが送りつけたという3人が写っているビデオを流しました。3人は粘着テープで目隠しをされ、座らされている状態で写っています。そのあと、目隠しのない状態で、なにかしら話をしている様子が写っています。3人のパスポートも写っていまして、1人は女性で高遠菜穂子(たかとう・なほこ)さん、2人は男性で、郡山総一郎(こおりやま・そういちろう)さん、今井紀明(いまい・のりあき)さんだということです。アルジャジーラはまた、グループから日本の自衛隊が3日以内にイラクから撤退しない場合、拘束した3人に焼き殺すというグループからのメッセージを伝えてました。その中で、「日本人はわれわれの友達だが、あなたがたのリーダーはアメリカ政府に協力をしている」「日本は2つ選ぶ権利がある。ひとつはサマワから撤退し、3人を自由にするか。撤退しないで殺すかだ」と伝えています。
 高遠さんは2日前にホテルに到着する予定が、未だに姿をみせていないということです。拘束された3人は今月、一緒にイラクに入っていました。高遠菜穂子さんは北海道千歳市出身の34歳。イラク国内でストリートチルドレンを対象にボランティア活動をしていました。そのほか、ファルージャなど薬の届かない地域に薬を届ける活動などをしていたということです。高遠さんは2日前に、イラクのとなりヨルダンのアンマンからバグダッドに入る予定でしたが、消息が不明となっていました。高遠さんの母親によりますと、7日に妹のメールに、「ファルージャで包囲された」というメールを送ってきたのが、最後の連絡だったということです。また、今井紀明さんは北海道札幌市出身。この春、江別市の高校を卒業したばかりの18歳です。高校時代から、フリーライターとして週刊誌に寄稿するほか、市民団体を設立し、劣化ウラン弾の危険性などを訴え、反戦活動をしていました。今回一緒に拘束されている高遠菜穂子さんと知り合いで、今月7日、高遠さんとともにイラクに入る予定でした。
 郡山総一郎さんについては、アルジャジーラTVの映像にうつっているパスポートの情報ですが、1971年11月16日生まれの32歳、宮崎県出身で、映像の中には「朝日新聞」、「週刊朝日」と書かれた身分証のようなものがうつっています。郡山さんはフリーのジャーナリストとして、「週刊朝日」に契約で記事と写真を寄せていて、週刊朝日の去年5月16日号にはイラク・バグダッドの食糧事情を伝える写真と記事が掲載されていました。朝日新聞社には、8日夕方、現地のアル・ジャジーラから問い合わせがあり、「イラクで日本人が拘束されたという情報がある」と日本人3人の名前をあげていたということです。
 総理官邸では、いったん外に出た福田官房長官が午後8時20分頃、慌てて戻ってきて、現在。対応に追われています。一方、小泉総理は現在、宿舎である総理公邸に戻って、官邸や外務省からの情報を受けているものと見られます。小泉総理は総理公邸に戻る際、記者団から質問を受けましたが、無言で入っていったということです。イラクでは自衛隊の宿営地近くで爆発音が聞かれるなど、8日朝から官邸では、イラクへの対応に追われていましたが、そこに追い討ちをかける事件となりました。(8日21:25)

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200404090445TBS 米国防長官、撤退させない方針に感謝
 日本政府が今のところイラクからの自衛隊の撤退はないと表明したことについて、アメリカ政府の反応の反応です。まず、ラムズフェルド国防長官ですが、日本政府が自衛隊をイラクから撤退させる考えのないことを表明したことについて、アメリカ政府高官として、感謝の意向を表しました。
 「詳しい報告は受けていないが、(自衛隊が撤退しないということは)良いことで正しい姿勢だ。感謝する」(ラムズフェルド国防長官)
 人質のビデオの放映についても、「テロリストはこういうことを何百年もやってきた」と厳しく非難しています。イラクに派遣されている自衛隊は戦闘目的の部隊でないため、交渉による解決ではなく救出作戦などが展開されるような事態になれば、アメリカ軍に協力を要請することになりますが、国防総省は、「事態の推移を見守っている」、「日本政府はすでにアメリカに支援を要請してきており、引き続き緊密に協力していく」との見解も発表しています。
 こうした中で別の政府高官がTBSなど一部の報道陣と会見し、チェイニー副大統領がベーカー駐日大使と電話で協議し、「我々は問題解決のため、日本に対するあらゆる支援を惜しまない」と語ったことを明らかにしました。チェイニー副大統領は10日から日本を訪れ、12日には小泉総理と会談する予定で、イラク問題が主要議題になるものと見られます。アメリカ政府は、日本を重要な同盟国と位置づけており、日本のイラク支援の姿勢が変わったり、他の派兵国に影響が出ないよう事態を深刻に受け止め、対応に追われています。(9日4:45)

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200404091052TBS 福田官房長官、撤退は困難との認識示す
 政府では3人の早期救出へ向けた対策に追われていますが、福田官房長官は、犯行グループの求めている自衛隊撤退について、脅迫に屈するのは「テロリストの思うつぼだ」と述べました。
 「相手は脅かすことを目的にしている。そういう手法に乗って対応するのはいかがなものか。まさに彼らの思うツボ。そういうことになってはいけないんじゃないですか」
 福田官房長官はこのように述べ、自衛隊の撤退に応じるのは困難だとの認識を強くにじませました。
 また、福田官房長官は、これまでのところ犯行グループから日本政府に対する連絡は入っておらず、接触ができていないこと。さらに、早期救出へ向けてアメリカなど関係各国にも協力を要請したことを明らかにしました。
 官邸は9日朝、事件への対策本部を正式に立ち上げる一方、隣国のヨルダンで現場の指揮にあたるため、まもなく日本を発つ外務省の逢沢副大臣が先ほど官邸を訪れ、総理や官房長官と最後の打ち合わせを行っていました。(9日 10:52)

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200404091130TBS 「テロに屈すべきでない」閣僚から発言
 閣僚の反応です。
 「民間人を人質にしてテロ行為に及ぶことは、誠にけしからん」(谷垣禎一 財務相)
 「即刻人質の解放を行って、日本に対しておわびするべきだ」(坂口力 厚生労働相)
 「復興支援に協力している自衛隊の撤退とは別、テロに屈しては絶対にならない」(石原伸晃 国土交通相)
 「(自衛隊は)イラクの困っている人々のために、人道支援を行っているだけ。そのことを日本国として、これからもイラク国民の理解に努めたい」(石破茂 防衛庁長官)
 「国内でのテロやゲリラを未然に防ぐため、警戒警備の徹底を一層図っていく」(小野清子 国家公安委員長)
 (9日11:30)

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200404091149TBS 小泉首相「撤退はあり得ない」
 日本人3人がイラクで人質に なっている事件ですが、小泉総理大臣は官邸で記者団の質問に答え、イラクから自衛隊を撤退する考えはないと明言しました。
 「まず無事救出、事実確認ね。私自身の問題じゃありません。国全体のイラクに対する安定・復興支援、これにどう取り組むかということに関わる問題ですからね。テロリストのこういう卑劣な脅しに乗ってはいけないと思います」
 (自衛隊を撤退させる考えはありますか?)
 「ありませんね」
 小泉総理はこのように「自衛隊撤退には応じない」と明言しました。さらに「まず事実確認が重要だ」と繰り返した上で、「3人の無事救出に全力を挙げる」との考えを強調しました。
 一方、自らの責任について問われると、小泉総理は「私自身の問題ではない。国全体の問題だ。テロリストの卑劣な脅しに乗ってはいけない」と述べました。(9日 11:49)

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200404092359TBS 早い段階で撤退拒否、日米の申し合わせか
 イラクでの日本人人質事件に対するアメリカの反応ですが、アメリカ政府は「自衛隊を撤退させる考えがない」という日本政府の対応に感謝の意を表しています。
 実は事件から数時間しか経っていない段階で、JNNの特派員はブッシュ政権の最高首脳の1人と会見する機会がありました。その人物の口から「小泉総理の声明に感謝する」との発言が聞かれました。事件発生後、極めて早い段階で日米両政府の間で意見のすり合わせが行われ、「自衛隊撤退拒否」の方針が申し合わされたようです。
 また、イラクでのブッシュ政権の対応についてのアメリカ国民の反応ですが、アメリカ軍の兵士の死亡が連日報じられ、「泥沼化、第2のベトナム戦争になる」との声が出てきています。特にファルージャで起きた、アメリカ人の民間人4人が殺害され遺体が引き回された事件の映像が国民にかなりのショックを与えました。
 イラクで人質となった3人の日本人はファルージャでの事件があった後、イラク駐留米軍が道路を封鎖したために、迂回して今回の事件に遭っています。つまり、ファルージャの事件が要因の1つともなっていると言えるわけです。
 アメリカでは駐留米軍のやり方にも一部から疑問の声が出始めています。シーア派という最大の宗教勢力を敵に回したこと、イスラム教の神聖な場所「モスク」を空爆したことなどがその例です。
 実際、ブッシュ政権のイラク政策の支持率はかなり下がってきています。そんな中で小泉総理はブッシュ大統領にとって最も強力な支持者の1人です。しかし、アメリカ政府は歴代のいかなる政権であれ、「アメリカ人の命を最大限に守る」という原則は絶対に守っています。それと比べて日本政府の対応はどうなのかという強い疑問が残ります。(9日 23:59)

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200404101803TBS 自民・民主大勢「脅しでは撤退応じぬ」
 自衛隊の撤退については、脅しによる撤退には応じられないという考えが自民、民主の両党とも大勢となっています。
 「いったんテロリストの脅かしに屈してしまったら『日本は人質さえ取れば、何でも言うことを聞くのだな』ということになってしまいます」(自民党の安倍幹事長)
 「『脅されたから撤退しましょう』と私たちもそう簡単にできるとは思っていません」(民主党の菅代表)
 ただ、菅氏はテロに屈する形でない撤退を判断しないといけない時が来ているとも述べました。(10日 18:03)

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200404110240AsahiCom 犯行グループが衛星TV局に送った声明文(要旨)
 カタールの衛星テレビ局アルジャジーラにファクスで届いた声明文
 慈悲あまねく慈悲深き神の名において
我々は、3人の拘束に関して、市民の生命を軽視する日本政府の姿勢を大きな苦痛を伴って聞いた。日本政府は、日本国民に対して最低限の敬意を払っていない。ましてや、イラク国民の命については敬意を払っていると言えるのだろうか。日本政府の指導者が高慢な発言をしたことなどから確かなことは、日本の政治家たちは、国民の意思を反映しているのではなく、ブッシュ(米大統領)やブレア(英首相)の犯罪的な振る舞いに従っているということだ。我々は、日本の国民の声に耳を貸すことにした。
 米国は広島や長崎に原子爆弾を落とし、多くの人を殺害したように、ファルージャでも多くのイラク国民を殺し、破壊の限りを尽くした。ファルージャでは、米国は禁止された兵器を用いている。
 我々は外国の友好的な市民を殺すつもりはないと全世界に知らせたい。なぜなら、我々はイスラム宗教者委員会が我々に殺害を思いとどまるよう求めたことを今晩の報道や特別な情報源から知ったからだ。
 我々は、(3人の)日本人たちが占領国に汚されていないことを確認した。(人質の)日本人たちがイラク国民を応援していることや、家族の悲しみを考慮し、日本国民の姿勢も評価して、次のことを決めた。
 (1)我々は、イラクのイスラム宗教者委員会の求めに応えて、3人の日本人を24時間以内に解放する。
 (2)我々は、親愛なる日本の民衆に対して、日本政府に圧力をかけ、米国の占領に協力して違法な駐留を続ける自衛隊をイラクから撤退させるよう求める。
 神は偉大なり。勝利するまで戦いは続く。
 ヒジュラ暦 1425年サファル月19日
 西暦 2004年4月10日
 サラヤ・ムジャヒディン
 (04/11 06:03)

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2004041203TBS イスラム聖職者協会、約束通り解放を
 人質3人の解放を呼びかけていたイラク・イスラム聖職者協会のスポークスマンは武装グループに対し、約束通り人質全員を解放するよう改めて訴えました。
 「武装グループは日本人の人質を解放するといった約束をきちんと守るべきだ」(イスラム聖職者協会 ムハンマド・ファイディ師)
 これはイラク・イスラム聖職者協会のスポークスマン、ムハンマド・ファイディ師が11日、カタールの衛星テレビ「アルジャジーラ」に出演して述べたものです。この中で、ファイディ師はイスラム教徒なら約束は守るべきだとして、武装グループに対し、約束通り3人を解放するよう改めて訴えました。また、ファイディ師はこの他、別の武装グループなどによって拘束されている他の外国人の人質についても解放を求めています。(12日 4:14)

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200404132202TBS 聖職者協会幹部、小泉首相の対応批判
 日本人はなぜ解放されないのか。JNNは犯行グループに人質解放を呼びかけたイラク・イスラム聖職者協会の幹部、アブドル・サラーム・アル・クバイシ氏の単独インタビューに成功しました。
 「なぜ解放が遅れているのかというと、それは小泉首相が武装グループをテロリストと呼んだことに対して、反発しているからです。ファルージャの人たちは国を守るために戦っているのです。だから、小泉首相は謝罪するべきでしょう」(イラク・イスラム聖職者協会 アブドル・サラーム・アル・クバイシ氏)
 アル・クバイシ氏は終始このように述べて、日本政府の対応を強い調子で批判しました。さらに、個人的な意見として、 武装グループをテロリストと呼んだことについて「小泉総理は謝罪すべきだ」と述べました。焦点となっている3人の解放の時期については次のように述べています。
 「彼らは日本人を殺しはしないでしょう。しかし、(解放まで)時間はかかるでしょう。安全状況さえ確保されれば1日か2日で解放すると思います」(アブドル・サラーム・アル・クバイシ氏)
 また、アル・クバイシ氏は日本で行われている反戦デモについて、こう述べています。
 「テレビを見ている日本の皆さんに挨拶します。日本国民が反戦の意思を示すデモを行っていることに感謝します。日本政府も国民と声を一緒にするべきです」(アブドル・サラーム・アル・クバイシ氏)(13日 22:02)

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200404140613ANN 総理「分からない」を連発 人質問題で情報管理強調
 イラクの日本人人質事件の見通しについて、小泉総理大臣は記者団の質問に「分からない」という答えを連発し、苦しい胸の内をのぞかせました。
 小泉総理:「(Q.人質事件の解決の見通しは? )まだ、はっきり申し上げられませんね。分からない点が多いんです。(Q.なぜ、こう着してしまったと考えるか? )分からないんですよ、実に分からない点が多い。(Q.長期化も予想されるか? )それも分かりません」
 そのうえで、小泉総理はイラク国内で外国人の誘拐事件が多発していることについて、「日本国民は、政府の退避勧告を真剣に受け止めてほしい」と述べました。
 また、小泉総理は公明党の神崎代表と会談しました。今回の事件で、情報が錯そうして解決の見通しが立たないことから、小泉総理は徹底した情報管理の重要性を指摘し、神崎代表もこれに理解を示しました。

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200404160717TBS 米国務長官「無事解放とてもうれしい」
 アメリカのパウエル国務長官はJNNの単独インタビューに答え、日本人の人質3人が解放されたことについて「無事解放されてとてもうれしい」と述べました。
 アメリカ国務省のパウエル長官がJNNの単独インタビューに応じて、日本人人質が解放されたことについて次のように語っています。
 「解放のニュースを聞いてとても喜んでいます。日本人人質のことを心配していたので無事解放されてとても嬉しいです」(パウエル国務長官)
 さらに、パウエル長官は日本人人質とは反対にイタリア人の民間人1人が殺されたことに弔意を表すとともに、日本の小泉総理、イタリアのベルルスコーニ首相が誘拐グループの部隊撤退要求に応じなかったことを高く評価しました。
 また、パウエル長官は日本の一部で人質になった人の自己責任を指摘したり、軽率だなどと批判する声が出ていることについて、「危険を知りながら良い目的のためにイラクに入る市民がいることを日本人は誇りに思うべきだ。もし人質になったとしても、『危険をおかしてしまったあなたがたの過ちだ』などと言うべきではない」と述べていました。
 アメリカ政府は全体として3人の日本人人質の解放を喜び、日本政府の対応に感謝する姿勢です。
 しかし、その一方で、イタリア人人質が殺害されたことや、アメリカ人民間人の人質事件が未解決であることを憂慮しています。また、イラク情勢の泥沼化で「有志連合」の綻びを防ぎたいという苦しい立場をのぞかせています。(16日7:17)

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200404161623TBS 政界からは「安堵」と「批判」
 3人が無事解放されたことを受けて、関係者は一様に安堵の表情を見せていますが、一方で、3人に対する批判の声も上がっています。
 「本当に良かったですね。いろんな方面に働きかけましたからね、これだという一つじゃないと思っています。各方面いろんな働きかけが功を奏したと思っています。関係者の皆さん、各国政府の皆さん、心から御礼申し上げたいと思います」
 「(Q解放された3人の中にはイラクに残って活動を続けたいという人もいるが?)いかに善意の気持ちがあってもねぇ。これだけ多くの政府の人たちが自分たちの救出に寝食を忘れて努力してくれているのに、なおかつそういうことを言うんですかねぇ。自覚というものを持っていただきたい」(小泉純一郎 首相)
 「一件落着、大変喜ばしいことであったと思っております」(坂口力 厚生労働相)
 「人質の方々が解放された。本当に良かったと思っております」(竹中平蔵 金融・経財相)
 「イラクの人たちのために貢献したいと思っている気持ちは立派であると思いますが、退避勧告がある中で、そういう時期かどうか、大勢の人が支援をして3人の今日があるわけですから、是非、それを大事にしていただきたい」(川口順子 外相)
 「人によってはまた行きたいとか、行かざるを得ないとか言っているが、どうぞご自由に行ってくださいと。しかし、万が一の時には自己責任というものが、自分で責任を負ってくださいと」(中川昭一 経済産業相)
 「まあ、慎重に考えるべきでしょうね。」(福田康夫 官房長官)
 「大変なお金がかかったわけでして、誰も払ってくれる人はないわけで、一部請求できるものはこの方々にも請求することにより、国民はいろんなこと自由はあるけれども、その裏返しとして責任もある」(公明党 冬柴鉄三 幹事長)
 「渡航自粛勧告というものが、それが何度もスポット情報という形で発せられてるわけで、やはり今は自衛隊でしかできない。それが日本国の意思でありますから」(石破茂 防衛庁長官)
 「本当に良かったと思います。ただ、この間の政府の対応をみると、本来、自衛隊を出すと決めた時に当然知っておかなきゃいけない準備が全くできていなかったことは明白」(民主党 岡田克也 幹事長)
 「誠意を持って危ないから行きなさんなと勧告をしているわけだから、これは北朝鮮に一方的に拉致された被害者、家族とシチュエーションが全然違う。国民の大多数も感じているから、かなり批判が起こっているわけでしょう」(東京都 石原慎太郎 知事)
 (16日 23:22)

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200404161647TBS 解放のキーマン「聖職者クバイシ師」
 日本人3人の解放の影には「イスラム聖職者協会」という宗教指導者の団体がありました。中でも「クバイシ師」という幹部が大きなカギを握っていました。
 「人質の解放のために動いてくれた全ての人に感謝したいと思う」と話し、解放された3人を祝福するイスラム教の指導者クバイシ師はイスラム聖職者協会の幹部です。
 実は、クバイシ師がこうした場面に登場するのは初めてではありません。中国の出稼ぎ農民7人のケース、そして14日解放されたフランス人記者。外国人人質の解放の現場に、必ずと言っていいほど姿を現すこの人物が今回の日本人解放でも、大きな役割を果たしたとみられています。
 今週火曜日、中東のテレビ局は相次ぐ外国人の誘拐をテーマに特別討論番組を放送しました。パネラーとして参加していたクバイシ師は「私達には犯人の正体が見えてきているんです。犯人グループがアルジャジーラに送った『24時間以内に解放する』という声明は本物です。ただ、ファルージャの治安が悪化して解放が遅れているだけなのです。殺されるということはありません。かけてもいい」と発言していました。その予言は3日後、現実のものとなりました。
 元在イラク大使館の大野元裕調査員は「アメリカやイラクの指導者があてにならないと感じて、宗教(イスラム教)に対する気持ちが強まっている。彼(クバイシ師)が抵抗運動に一定の理解を示したことが犯行グループに同情と理解を呼んだ」と指摘します。
 一方、今回の犯人に迫ることはできるのでしょうか。「(取材中に戦闘が激しくなり)逃げた竹林の中で私は1人になった。するとムジャヒディンの車4台が現れて私を拉致した」と話すフランス人記者のアレクサンドル・ジョルダノフ氏は14日に解放されました。このフランス人記者のケースは「人質がクバイシ師に引き渡された点」、「犯行グループがサラヤ・ムジャヒディンと名乗っている点」など、日本人3人のケースとの共通点が少なくありません。ジョルダノフ記者は「3人は私を殺そうとし、2人は理解しようとしました。4人は私の命を救おうと主張しました」と話しています。
 事件を起こしたのは一体、どのようなグループなのでしょうか
1.スンニ派指導者クバイシ師の呼びかけに応じた。
2.アルカイダなどに見られるような宗教的な理論武装が弱い。
3.ファルージャ・ラマディ地域に相当な土地鑑がある。
 こういった特徴から、犯行グループの背景が絞り込めると言います。大野調査員は「ファルージャ地域で最強の部族、つまりドレイミ族です。犯行グループはドレイミ族と関係があるはず」と分析します。
 また、クバイシ師は日本人解放の際に「呼んでもいないのに、アルジャジーラが来て、驚いた」と言います。クバイシ師は政治的に利用されないよう、人質解放の予定を誰にも明かさなかったということで、連絡したのが犯行グループだとすれば、メディアを徹底的に利用する戦略を最後まで貫いたことになります。(16日 16:47)

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200404180418TBS クバイシ師、「解放直後」の様子語る
 イラクで17日、拘束されていた日本人2人が解放されましたが、今回、解放にあたって重要な役割を果たしたイラク・イスラム聖職者協会のクバイシ師が、JNNの単独インタビューに応じ、 解放直後の2人の様子などを明らかにしました。
 「2人を引き取った時に、2人は『日本大使館に身柄を渡さないでくれ』と言いました。私はその時、日本大使館に連絡したことを後悔しました。2人が願った理由は、どうやら犯人グループにすごく大事にされていたからみたいです。人質ではなく、『客人』として扱われていたので、2人はイラクに残りたいと言ったのでしょう。2人は日本大使館が強引に日本に戻すのではないか心配していたようです」(イラク・イスラム聖職者協会 クバイシ師)
 また、クバイシ師は2人の解放の経緯について次のように述べました。
 「解放に至ったのは交渉ではなく聖職者協会の声明に応えてくれたからです。きのう夕方、犯人グループから電話がありました。彼ら2人はアメリカと何の関係もないことが確認されたので明日、解放するからどこに連れて行けばいいのかと聞いてきました。私は犯行グループにウムクラ・モスクに連れて来てほしいと言いました」(クバイシ師)
 また、クバイシ師は日本国民へのメッセージとして次のように語り、自衛隊の撤退を呼びかけました。
 「日本国民の皆さん、日本人とイラク人にとって平和への道は一緒です。一緒に力を合わせアメリカの危険な行為をやめさせましょう。そして日本国民の力で自衛隊を撤退させることを願っています」(クバイシ師)
 (18日 4:18)

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200404072040TBS 小泉首相、私的参拝との認識示す
 小泉総理は福岡地裁が違憲判決を出した自らの靖国神社参拝について、私的な参拝だとの認識を示しました。
 「総理大臣は公人ですけどね、個人的な信条ですから小泉純一郎という私人の立場もありますよね。個人的な信条に基づいて参拝しているんですから、なぜ憲法違反か私には理解できません」(小泉純一郎 首相)
 また、小泉総理は参拝の際に「内閣総理大臣・小泉純一郎」と記帳していることについて、伊勢神宮などでもそのように記帳しているとして、参拝の方法を変える考えはないと強調しました。(7日 20:40)

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