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Re: 鈴木邦男氏のホームページから
http://www.asyura2.com/0403/war53/msg/606.html
投稿者 木田貴常 日時 2004 年 4 月 22 日 06:55:17:RlhpPT16qKgB2
 

(回答先: 「文春」「新潮」に出てましたね(鈴木邦男) 投稿者 エンセン 日時 2004 年 4 月 22 日 05:29:20)

今週の主張・2004年4月19日

イラク問題では次から次に大事件が勃発だ

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Gaien/2207/2004/shuchou0419.html

 BBSにも書きましたが、やはり、木村三浩氏がやってくれました。4月15日(土)、「3人の人質が解放されましたよ」と現地の木村氏から国際電話が入りました。この日は一水会フォーラムがあった日ですが、その時に電話が入ったのです。木村氏は、イラクには24回も行ってるし、イラクには絶大な信用があり、人脈もあります。だから、人質の救出のために、4月10(土)から現地に行ってました。
 木村氏は、イラクの人脈を全て使って、ゲリラと交渉してました。難航してましたが、やっと説得に成功しました。それを知っていたから、僕は、「人質は2、3日以内に解放されます!」と断言しました。4月14日(水)のロフトに出た時です。そして、まさに、その翌日の4月15日(木)に、解放されました。
 国際電話で、「よくやったね」と僕は木村氏に言いました。「すぐ帰国するの?」と聞いたら、「いや、もう一つあるから」と言ってました。そうです。この日(4月15日)の朝、今度は日本人2人が誘拐され、人質になったのです。安田純平さんと、渡辺修孝さんです。そして何と、渡辺氏は、元一水会にいた活動家だったのです。それでマスコミの問い合わせがあって、大変でした。
 …と、これは、4月15日(木)の夜に書いてます。以下は、その前に書いたもので、少し古くなりましたが、3人救出の時間的経過も分かるでしょうから、あえて載せます。 (追記:夕方、安田、渡辺両氏が解放されました。ホッとしました。現地の木村三浩氏からも国際電話があり、木村氏は20日(火)の朝に帰国するそうです。帰ったら詳しい話を報告したいと思います)。

(1)木村三浩氏が急遽、イラクに飛んだ
 小泉首相でさえ、「情報が錯綜している。どれが本物か偽物か分からない」と言っている。又、福田官房長官は「命にかかわることなので詳細は言えない」と交渉の全てを〈秘密〉にしているが、でも、その実態は、首相の言う通りなのだ。日本人3人が人質になり、「3日以内に自衛隊を撤退しなければ3人を焼き殺す」と、「サラヤ・アル・ムジャヒディン」は脅していた。それが一転、「24時間以内に解放する」と声明を出した。しかし、一向に解放はされない。「解放声明」そのものが偽物だ、という情報も乱れ飛んでいる
 今回の犯人グループはスンニ派だという。だったら、バース党に近いし、フセイン残党だろう。バース党といえば木村三浩氏(一水会代表)だ。木村氏はイラクには24回も行き、最もイラクを知り、人脈がある。それに日本人でありながら、バース党員だ。だから向こうには、絶大な信頼があった。木村氏のおかげで、去年の2月、僕らは開戦直前のイラクに行ってきた。塩見孝也さんや、雨宮処凛、パンタさんなど38人だった。
 ともかく、日本で一番の「イラク通」だ。だから、人質事件が起こった時、すぐ、木村氏に電話した。この拉致グループについては知らないと言っていた。ただ、イラクにいる人や、ヨルダンに亡命した人を通じて、「人質を解放してくれ!」と交渉していると言っていた。
 「犯人グループは人質をとって日本政府に揺さぶりをかけるのが目的だろう。だから、人質を殺すことはないだろう」と言っていた。「でも、心配だから、自分もイラクに行ってくる」と。「じゃ、今すぐ行った方がいいんじゃないの」と僕は言った。そして、次の日、4月10日(土)に彼はイラクに向かった。
 木村氏にしても僕にしても、アメリカのイラク攻撃には反対してきた。去年の2月も、そのためにイラクに行った。又、日本の自衛隊がアメリカの言いなりになってイラクに行くことにも反対だ。今すぐにでも撤退してもらいたい。しかし、今回の人質事件で、撤退することには反対だ。ゲリラに脅されて、撤退するのはおかしい。これで屈したら、同じことを又、何度でもやられるだろう。人質の奪還には勿論、全力を尽くしてもらう。それと、自衛隊の撤退は別だ。
 実は、僕らが去年2月に行った時も、外務省から、「行くな」と言われた。いつ戦争が起こるか分からないし、日本政府としては責任を持てない。そんな所に行くことはまかりならんと言われた。しかし、それを振り切り、無視して行った。その時、38人の内部で話し合った。我々は政府・外務省の中止勧告を振り切って行くのだ。だから、イラクに行って、もし戦争になった場合、日本国政府に助けを求めるようなことはすまい、と。
 政府の中止勧告を振り切って行くどころではない。日本がアメリカの言いなりになってることに反対し、自衛隊派遣に反対なのだ。いわば〈反体制・反政府〉だ。国家に反逆して行くのだ。それなのに、向こうに行って戦争になったからといって、国家に「助けてくれ!」などとは言えない。その時は〈自己責任〉で、潔く死のう、と誓い合った。塩見孝也さん(元赤軍派議長)も、「そうだ、人間の盾になって死ぬ。鈴木君も一緒に死んでくれると言った。我々が死ぬことで戦争を止められるなら本望だ」と言っていた。
 僕も、その時はその時、仕方がないな、と諦めていた。観光旅行に行くわけではないし、「戦争反対」の意志表示の為に行くのだ。それは当然の覚悟だと思った。
 団長の木村三浩氏は、皆の気持ちは分かりながらも、団長としての責任上、「全員の安全」を第一に考え、危なかったら、すぐにヨルダンに脱出する、と言っていた。無理に「抵抗」の意志を示したり、「人間の盾」になって、死ぬというのは避けたいと思ったのだ。団長としては当然の配慮だ。
 ただ、あの時は、戦争直前なのに、危険は一切なかった。いつアメリカが攻めてくるかという、〈外部〉からの危険はあったが、イラク〈内部〉での危険は一切なかった。フセイン政権が強固だったし、その意味での治安はよかったからだ。「独裁国」だから、フセインの悪口は言えない。しかし、それ以外の自由は全てあった。市場には物があふれているし、誰だって気楽に話しかけてくる。又我々も1人で、フラフラと遊びに行っても安全だった。夜中に遊び歩いている人もいたが、危険は全くない。
 ところが、今は、フセインの悪口は言えるかもしれないが、それ以外の自由は一切ない。何せ、昼間でも外に出れないし、生命の危険がある。物もない、仕事もない、住宅も次々と破壊されている。内戦状態だ。
 そんな時に、3人はイラクに入った。去年僕らがイラクに行った時よりも、もっともっと危険だ。彼らは、「アメリカ軍には近よらないようにしている」と言っていた。つまり、自分たちは、イラクのために行くのだ。だから、間違ってアメリカ軍に攻撃されたり、誤爆されることがあるかもしれない。でも、イラクの人民やゲリラに襲われることはない。と思っていたのだ。むしろ、同じ「反米の同志」だと、(広い意味で)思っていたのだ。その点は甘かったと思う。
 フセイン独裁体制下では、今回のような事件は絶対にありえなかった。一枚岩だし、そんな分派行動、分裂行動をする人はいない。万が一、何かの間違いで、軍隊や警察に捕まっても、交渉が出来る。(実際、去年の2月には、我々のメンバーのうち、何人かは警察に捕まった。1人でフラフラと街を歩いて、軍事施設を写真に撮ったりして捕まったのだ。しかし、バース党の人が交渉してくれて、すぐに釈放してもらった。つまり、政権は一つだから、交渉するところも明確だ。ところが今は、誰が政権をとってるのか分からない。誰が実力者なのか分からない。又、ゲリラグループも、次々と勝手につくられ、行動している。これでは交渉のしようもない。

(2)反戦・反米活動家たちの甘さ、そして錯綜する情報
 だから、フセイン独裁政権下よりも、独裁が倒され、「解放」されたはずの今の方が、メチャクチャなのだ。日本のの戦国時代のようだ。いや、それよりも、もっと悪いだろう。「フセインの時代の方がよかった」という声が出るほどだ。
 つまり、「解放」された今の方が、危険なのだ。だから、日本人に対し、退避勧告が出ていた。武器を持った自衛隊だってバグダッドには行けない。それなのに3人は、イラクに入国し、バグダッドを目指した。戦争中ではあるが、我々、反戦活動家、ボランティアを狙うはずがない、という甘えがあったのだ。
 又、実際、イラクに行ってみれば分かるが、向こうの人々は親日的だ。日本が好きなのだ。あのアメリカと戦い、「ヒロシマ・ナガサキ」に原爆を落とされた。偉大な国だ。「サムライの国」だと、尊敬している。それだけに、「その日本がなぜアメリカの言いなりになっているのか」という反撥・絶望も大きい。
 ともかく、イラクの大多数の人々は親日派だ。だから、自衛隊に対しても襲ったりはしない。日本人の外交官が2人殺された事件でも、「いや、あれはイラクのゲリラではない。米軍の誤射だ!」という説がまだある。最近の週刊誌でも、大々的に出ていた。
 ましてや、反米の反戦活動家や、民間人が狙われるはずがないと思っていたのだ。ゲリラらと出会っても、「同じく反米活動をしてるんだ」と分かり合える。そう思っていたのだろう。
 ところが、〈味方〉であるはずのゲリラが襲ってきた。そして3人を人質にした。「まさか、自分たちが」と3人も思ったことだろう。必死で自分たちの考えや心情を訴えたのだろう。
 その「反米」「反戦」の真意が分かり、「24時間以内に解放」という声明も出た。…のだと思った。ところが、それが、どうも、偽物らしいという話になり、事態は二転、三転だ。
 一番有力なのは、「ソフト・ターゲット」を狙ったという説。つまり、自衛隊は武器を持っているし、初めから、命をかけている。彼らを攻撃してもリスクは大きい。それよりは、たとえ、「反米」「反戦」であろうと、民間人を狙った方が人質にしやすいし、日本に揺さぶりをかけられる。そういう「非情な論理」が働いたのではないか。
 実際、〈効果〉は絶大だった。特に、3人の家族が連日、テレビに出て、〈解放〉を訴えた。それだけでなく、「自衛隊の撤退」まで訴えた。又、署名も集まったし、これを機に、「自衛隊は撤退せよ」という声が世論調査では上回った。「撤退しない」と言った首相には国民の反撥が集中した。
 ゲリラとしては、大して効果があるまいと思い、どっちにしても3日間で釈放しようと思った。ゲリラに対する日本人の反撥が強くなっても困るし。と思った。
 ところが、憎しみはゲリラよりも、日本政府に向かった。「3人を見殺しにするのか」「なぜ、自衛隊を撤退させないのだ!」と…。おーっ!とゲリラは思った。こんなに効果があるとは思わなかったからだ。じゃ、もう少し人質にしておいて、揺さぶりをかけてやれ、と思った。そんなところだろう。
 さらに奇妙なことがある。ここにきて、「日本人の影」が、指摘されている。産経新聞は、「声明文は革マルの文章に似ている」と言っている。そんなに特定していいのかよ、と思うが、凄いことを言う。又、アラブにいる日本赤軍がからんでいるのではないか、という説もある。東スポ(4月14日)は、「解放声明文」は、疑惑だらけだとして、「不自然な部分が多すぎる。日本人が書いた?」と言っている。日本の情報に余りに詳しすぎるというし、イスラム・ゲリラの文章ではないという。
 僕も、初めに声明文を読んだ時にも奇妙だと思った。日本の新左翼が書いたとは思わないが、日米離間を画策し、日本人の政府と人民を分けて考えている。さらに、日本人は尊敬するし、好きだが、今回のアメリカ追随で、軍隊をイラクに派遣したのは許せない、という論理は、何やら、三島事件の時の檄文のようでもあると、(とっ飛ながら)一瞬思った。
 産経新聞や、東スポなどは、毎日のように、その点を指摘している。勿論、人質になった3人は何も分からずに、いきなり襲われて、人質になった。でも、その背後には、日本の左翼、反戦活動家が関与してるのではないか。という疑いを持っているのだ。(産経などは…)
 この点は分からない。日本人が事件に関与ということはないと僕は思う。それではまるで、「やらせ」ではないか。日本に詳しいゲリラがいるとは思うが、声明文を書き、誘拐に関わった日本人がいるとは思えない。
 でも、一般には、こんな〈憶測〉があるし、政府の冷たいとも言える態度にも、その疑惑が底にあるからではないか、という説がある。(僕らは反対だが)一応、国として、自衛隊は出した。「公」のことだ。それを「人質事件」という「私」のことで覆されてはならない。そういう決意と覚悟が政府にはあるのだろう。ここで、自衛隊を撤退させたら、世界中から非難される。「テロに屈した国だ」として相手にされなくなる。じゃ、金を出して解決しようかと思っても、それも出来ない。金を出すことだって、ゲリラに資金を提供することになる。だから、「自衛隊の撤退はしない」と明言し、その上で、「人質奪還、解放のために全力を尽くす」と言ってるのだ。
 政府としては口がさけても言えないが、「勧告を無視して勝手にイラクに行ったくせに」「ふだん反政府的なことを言っていながら、こんな時だけ政府に泣きを入れるのか」「ましてや、国の決定した自衛隊派遣を撤退させてくれ、なんて、冗談じゃない」という気持ちなのだろう。それに家族の人々の(気持ちは分かるが)あの余りに感情的な言動にも辟易しているのだろう。
 さらに、ましてや、声明文を書いたのが日本人の反戦活動家だとか、左翼だとか、いう説も一部にはある。ヤラセでやっておいて、自衛隊の撤退を要求するなんて、とんでもない。という気持ちも政府にはあるのだろう。

(3)「人質はゲストとして遇されている」とイスラム指導者が…
 今、家族の言動が感情的といったが、あるいはそれも心配の余りだし愛情のなせる技なのだろう。多分、親は僕らと同じ位かもしれない。いわゆる全共闘世代か。だから、子供と全く同じ思想的地平に立っている。そんな気がした。子供の命を助けるのが一番大事だ。そのためには、国家の決定なんか、覆してやれ!と言ってるのだ。30年前のハイジャック事件の時は、政府が、苦渋の選択をして、「人命は地球よりも重い」と言って、拘置所にいた左翼のメンバーを釈放し、金まで出した。しかし今、その教訓を忘れ、同じことを日本人の多くの人が、政府に要求しているのだ。
 3人の子供も、親にそれだけ、思われ、愛してもらっているのだ。これがもし、僕ならどうだったろうと思う。父親は死んだが、生きていたら、とても、こんなことは言わないだろう。明治生まれの父なら、こう言った。「息子は国の方針に反対して、止めるのもきかずに行った。迷惑をかけて申し訳ない。助けてくれなどとは言えない。国家にあれをしてくれとか、政策を変えてくれなどとも言えない。ただただ、申し訳ない。息子のことは放っておいて下さい」とでも言うのじゃないか。あるいは、せいぜい、「現地の警察におまかせします」と、言うくらいだろう。
 と、ここまで書いたところで、4月14日(水)だ。ロフトで、アースディのトークがあるので行った。僕は、今書いたことを話した。しかし、他の皆は、「人質の命を守るために自衛隊は即時撤退しろ!」と叫ぶ。僕だけが孤立した。今は木村氏も行ってるし、ともかく、〈人質救出〉に全力を尽くす。これは最重要だ。こんなことをしていては、かえってイラク人やゲリラへの憎悪がつのるだけだと訴える。そして人質を奪還してから、これとは別の次元で「自衛隊撤退」問題を日本国内で話し合う。そして、アメリカにも、はっきりとものを言う。アメリカも引き揚げてもらい、イラクはイラク人にまかす。それが筋だろう。
 でも、ロフトでは感情的な反戦論が支配的で、怒号と罵倒が渦巻いていた。塩見孝也、大野拓夫、OTO、増山麗奈さん、そして僕がトーク。又、勝手連の光永勇さんも途中から加わった。増山さんは芸大出のインテリ美人画家だ。「ピンクゲリラ」を名乗って、アースディのデモや集会にも出かけているし、今年は戦争中のイラクにも行ってきた。この日のロフトでは、「ピンクゲリラ」の麗奈ちゃんと、「レッド・アーミー」の塩見さんが中心で、盛り上がった。


 会場からの質問、怒号も活発で、「昔のロフト」の雰囲気を思い出した。中には、「今回の人質事件は自作自演じゃないか」という人もいた。そんなことはないと思うが、そう思わせる報道もチラチラある。もし、自作自演で、これだけ日本中の世論を動かしたのなら、これも大したものだ。と僕は思ったし、塩見さんも、そう言っていた。
 そんで、一夜明けて、産経新聞(4月15日付)を見て驚いた。1面に「日本人がさらに2人誘拐」と出ていた。ゲリラは「効果」に味をしめて、さらに弱い日本に揺さぶりをかけてきたのだ。正念場だよ。又、3面には「週刊新潮」の広告が出ていた。これにも驚いた。ゲッ!ここまで書くかよ、と思った。特集が、「人質報道」に隠された「本当の話」! その中で、「共産党一家が育てた“劣化ウラン”高校生」「12才で煙草、15才で大麻。高遠さんの凄まじい半生」「子持ち・離婚。でも戦場カメラマンを選んだ郡山さん」「官邸にまで達していた自作自演情報」「小泉首相を激怒させた人質家族の不遜な態度」。
 ヒャーッ凄いね。ゲリラに対する批判なんてない。「人質」批判のオンパレードだ。田中真紀子の娘が離婚したと書いて「週刊文春」が出版差し止めになったが、それどころじゃない。こっちの方が凄い。あるいは「文春」に対抗して「新潮」も差し止めをされたがっているのか。
 さて、産経の4面を見ると、今回のゲリラに影響力のあるイスラム教スンニ派のアブドル・クベイン師(ムスリム・ウラマー協会幹部)が産経のインタビューに答えている。人質問題の窓口になってる人だというが、何と、「三人は人質でなくゲストとしての処遇を受けているはずだ」「解放は時間の問題だ」と語っている。少しでも日本人を安心させようとして必死で喋ってるんだろうが、これじゃ、逆効果だね。「やっぱり自作自演じゃないか」と疑惑も呼ぶ。
 3人は勿論、被害者だ。怖い思いをして、攫われた。しかし、向こうでは自分たちの立場を必死に訴えただろう。「反米・反戦の活動をやっているのだ。その点では同じ志を持っている」と。そこは、ゲリラも分かっているはずだ。彼ら3人を人質にして日本政府に圧力をかける。しかし、3人とゲリラの間にはシンパシーがある。だから、何とか早く解放したい。そんなアンビバレンツな感情があるのだろう。クベイン師は語っている。
 「聖戦士旅団は、日本人三人が米軍と関係がないことを確認したからこそ、解放の声明を出した。それ以降、三人は人質ではなく、ゲストとして遇されているはずだ」
 では何故、「解放」されないのか。それについてはこう答えている。

 〈(1)小泉純一郎首相が聖戦士旅団をテロリストと呼んだ。
  (2)別の政治組織が人質を解放しないよう、聖戦士旅団に圧力をかけている。
  (3)米軍の検問が厳重なため聖戦士旅団メンバーの安全が保障されず人質を解放できない。〉

(4)何と、元一水会の活動家が人質に!
 ウーン、こんなところが真相なのかもしれない。それにしても、久米宏の「ニュース・ステーション」、岡留さんの「噂の真相」がなくなったのが、惜しい。今回の問題では、さらに裏の裏まで報道してくれたと思うが。ゲリラも、「自衛隊撤退」だけでなく、この二つの「復活」も要求すればいいんだ。
 と、ここまで書いた所で、大事件勃発だ! 今、15日(木)の朝、朝日新聞の記者から電話がきた。「一水会の人がイラクで人質になったそうですが…」と言う。バカな。木村氏たちは人質を助けに行ったんだ。そう言ったら、
「違います。今日の朝刊に出てるでしょう。3人の他に、新たに2人が人質になったんです。安田純平さんともう1人、渡辺っていう人ですが…」
「あっ、読みましたよ。産経にも一面で出てましたから」
「その渡辺さんは渡辺修孝(のぶたか)さんです」
 エッ!と驚いた。元一水会にいた会員だ。平成3、4年には木村氏と共にイラクに行っている。その後、一水会をやめて独自の活動をしていた。野村秋介さんが選挙に出た時も、応援している。又、アメリカに抗議して首相官邸にペンキをまいて逮捕されたこともある。熱い活動家だ。イラクには覚悟して行ったとは思うが、一日も早い解放を訴えたい。木村氏たちもイラクに行っている。頑張ってもらいたい。
【お知らせ】
(1)扶桑社発行の「エンタクシー」(5号)に木村三浩氏(一水会代表)が原稿を書いてます。「緊急帰国報告。ヨルダンでフセインの愛娘ラガドと会う」です。読んでみて下さい。
(2)「レコンキスタ300号記念読者の集い」で記念講演をした伊波新之助さん(元朝日新聞編集委員)が新刊を出しました。『一人によって興る』(TKC出版・1400円)です。とてもいい本です。「最後の事件記者」といわれた伊波さんが、いろいろな事件の取材をもとに、日本への愛と憂いを書いてます。拉致問題も、早くから取り上げて問題にしてました。僕は赤報隊事件では、事件直後に対談しています。(それは、エスエル出版会の『赤報隊の秘密』に載ってます)。核心を衝く質問で、ズバズバと攻めてくるし、こっちはオタオタした記憶があります。凄い記者だと舌を巻きました。
(3)4月10日、芸文社から、『プロレスの逆襲!〜なぜプロレスはダメになったのか〜』(1000円)が発売されました。巻頭は前田日明氏と私の対談です。「アントニオ猪木は懺悔せよ!前田が考えるプロレス再生5カ年計画」です。新横浜プリンスホテルで対談しました。リングスが潰れて意気消沈してるのかと思ったら、逆に、元気一杯で、夢を語ってくれました。他には橋本真也vs吉田豪、鈴木みのるvsターザン山本などの対談が出ています。
(4)4月6日(火)、7時から中野の「雪つばき」で映画監督・松林宗恵さんを囲む会がありました。今年の1月10日から3月26日まで、松林監督の映画、11本が中野武蔵野ホールで上映されました。「人間魚雷回天」「太平洋の嵐」「世界大戦争」「連合艦隊」などの名作が上映されました。その打ち上げを兼ねて、松林監督の慰労会が行われたのでした。発起人は快楽亭ブラックさんで、30人ほどのファンが集まりました。「ウルトラQ」の西條康彦さんも出席されました。
(5)4月22日(木)は7:00p.m.からロフトで上田哲さんとトークです。「疑似二大政党制の深刻危機」です。今回の人質問題についても話します。又、5月13日(木)も上田さんとトークします。6月8日(火)は、やはりロフトで、松尾貴史さん、岸田秀さんと3人でトークをやります。さて、どんな話になるでしょうか。又、植垣康博さん(元連合赤軍)、中村うさぎさん(作家)と3人でトークを7月上旬にやります。
(6)高田馬場の討論スポット、「トリック・スター」に、5月19日(水)7:00p.m.から僕が出ることになりました。又、6月からは毎月第二水曜日に出ます。今年一年間は続けるつもりです。頑張ってやりますので、よろしく。テーマなどはそのつど、お知らせします。

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