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「イラク警察、半数が『反乱者』に協力」「スペイン外相、アフガン増派に合意」その他(エル・パイスより)
http://www.asyura2.com/0403/war53/msg/774.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 4 月 23 日 19:34:40:SO0fHq1bYvRzo
 

「イラク警察、半数が『反乱者』に協力」「スペイン外相、アフガン増派に合意」その他(エル・パイスより)

4月22,23日のエル・パイスの報道より。


●『イラク警察の半数が、反乱者を見過ごすか寝返る』(23日)
――ブレーマーはスンニ派懐柔のため元バース党員の復権を図る
若いイラク警察官の10名に一人が占領軍に反対する反乱者のために働いている。占領当局は大量の反乱者が警察に浸透していると見るが、さらに悪いことに多くの者(約40%)が訓練を受けた後に反乱者を前に職務を放棄している。米国は反乱者を探すために警察への浸透ぶりを調査する。また、1年前にバース党員の軍人や市民を解雇したことが誤りだったと認めた。
http://www.elpais.es/articuloCompleto.html?xref=20040423elpepiint_3&type=Tes&anchor=elpepiint

元バース党員の復権に関しては阿修羅で既報です。

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http://www.asyura2.com/0403/war53/msg/737.html
投稿者 ああ、やっぱり 日時 2004 年 4 月 23 日 12:06:55:5/1orr4gevN/c
バース党排除の政策を変更へ 米占領当局
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●『米政府高官、スペイン軍のイラク撤退について「プロ精神が無い」と非難』(23日)
昨日のワシントン・ポストによると、アメリカ政府(国防相)の高官の一人が、スペインのイラクからの撤退はプロ精神に欠けており、残った兵力を危険に曝すようなやり方である、と批判した。一方スペイン外相のモラティノスは「両国はすでに未来に向けて反テロの戦いの協力関係を進ませている」と述べた。アメリカ政府としてはこの件について何の発言もしていない。
http://www.elpais.es/articuloCompleto.html?xref=20040423elpepinac_19&type=Tes&anchor=elpepiesp

この高官の指名は公表されていませんが、個人的には不満を言いたくなるものもいるかもしれません。しかしこの撤退は「アメリカ政府公認」のもので、要するに「次のスペインの任務」が与えられた、ということでしょう。次の2つをご覧ください。


●『スペイン、アフガニスタンへの派兵増員に「準備は完璧」』(22日)
現在200名足らずのアフガニスタン派兵部隊を拡大することが確実となった。スペイン外相モラティノスは、これがコリン・パウエルとの会談の目的であったのかどうかについては言及を避け、「我々はどこで貢献ができるのか、について話はしたが、(イラク撤退の)代償の話ではなく、また詳細についての話にも入らなかった。また(増員の)兵力の規模や時期についても話し合われなかった。」と語った。アフガニスタンの米軍兵力を減らしイラクにかかわりたくない多くのヨーロッパの兵力をそちらに写すことが、米国にとって利益になることは明らかだ。しかし外相はアフガン増派がイラク撤退の代わりであると解釈されるのを防ごうとしている。外相は慎重に、決して兵をアフガニスタンに移し変えるわけではない、と説明した。「彼らは国に帰るだろう。そしてその後に次の任務を知ることになるだろう。」また、近東情勢に関しては、シャロンによる一方的な分割案に対してワシントン政府とはっきりと協調する姿勢を明らかにした。
http://www.elpais.es/articuloCompleto.html?xref=20040422elpepinac_32&type=Tes&anchor=elpepiesp

どう見ても口先でごまかしている、としか思えませんが、確かにアメリカが「タダ」で撤退を認めるわけがありません。アメリカはイラク、ヨーロッパはアフガニスタン、という「分業体制」でも作りたいのでしょうか。あるいは「もっと先」を見越しているのでしょうか。またこれに関連して、


●『モラティノス、パウエルに、国連が指定するところに派兵を約束』(22日)
「イラクからの撤退の問題は過去の話だ。我々は未来を見ている。」モラティノス外相は、スペイン軍の撤退に関する米西間の危機は乗り越えられた、と表明した。モラティノスはワシントンでパウエル国務長官と会い、国連の主権の元でなら軍を派遣することを約束した。
http://www.elpais.es/articuloCompleto.html?xref=20040422elpepinac_2&type=Tes&anchor=elpepiesp

要するに、アメリカが国連を通して世界中の国々を巻き込んで、の形ならOK、逆に言えば早くその体制を作ってくれ、ということでしょうか。確かに「未来を見ている」のでしょうし、恐らくスペインがその「未来」へ先鞭をつけた、ということでしょう。うむ、これは確かにアスナール政権にはできない役割だ。

これに関しては、以下の阿修羅投稿が重要になると思います。

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http://www.asyura2.com/0403/war53/msg/379.html
投稿者 エンセン 日時 2004 年 4 月 20 日 20:26:31:ieVyGVASbNhvI
国連を「アメリカの世界征服計画」の中に完全封入する計画

http://www.asyura2.com/0403/war53/msg/341.html
投稿者 草の根 日時 2004 年 4 月 20 日 13:14:04:PfNx5sWzYkpAE
ブッシュ、国際平和維持軍への基金設立  世界平和活動構想

http://www.asyura2.com/0403/war52/msg/1215.html
投稿者 木田貴常 日時 2004 年 4 月 18 日 11:27:30:RlhpPT16qKgB2
ブッシュ、ブレアの「国連主導に転換」は大ウソらしい

http://www.asyura2.com/0403/war52/msg/895.html
投稿者 木村愛二 日時 2004 年 4 月 16 日 23:14:26:CjMHiEP28ibKM
ブッシュ政権ははイラク暫定機構に(陰険な手段で)取って替わる提案

http://www.asyura2.com/0403/war52/msg/893.html
投稿者 ああ、やっぱり 日時 2004 年 4 月 16 日 22:39:39:5/1orr4gevN/c
イラク主権、国連主導の暫定政権案…米が方針転換へ

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