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不信と権力闘争がコンゴの戦後秩序の障壁に
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投稿者 んでれ 日時 2004 年 4 月 29 日 04:20:02:.jjEQ..M8eQX6
 

2004年4月15日

(写真のキャプチャー)殺害されたルーラン・デジレ・カビラ前大統領のポスターが首都キンシャサで掲げられている。現在この国はカビラの息子ジョセフ・カビラによって治められている。

キンシャサ、コンゴ(AP)--この数年、シアトロ・ンギゾ大佐はキンシャサを制圧しようとして失敗したコンゴ民主共和国の東部の反政府勢力の大隊で軍人として従事していた。

ンギゾは結局キンシャサでそれを達成した。軍人としてではなく官僚として。

彼は国際的に関与されている分権された政府で、かつて敵対した勢力間で5年間に及ぶこの内戦で引き裂かれた西ヨーロッパ程の面積の国を繋ぎ合わせるという骨の折れる作業に従事している。

しかし、かつての対立は深く、国土の半分は(訳者注;反政府勢力の)事実上領土となり、政権ポストや地下資源利権の分配は容易ではない。

「物事はこの上なく非常に遅く進んでいる」防衛大臣の軍事顧問であるンギゾは言う。「国民は変化に耐えているのに」

半ダースの国を巻き込み、主に紛争に関わる飢餓と病気による3百万人の命を奪った紛争の後、暫定政権は和平協定に基づき9カ月前に発足した。

ジョセフ・カビラ大統領は4人の副大統領とともにある、そのうち2人はカビラを倒そうとして長く戦っていた反政府勢力の指導者である。国会の二院は8のグループに分かれ、それらは小規模な反政府勢力、非武装野党、そして部族民兵であり魔法の水が弾丸よけになると信じているマイマイによって構成されている。

キンシャサを見渡せている豊かな丘で反政府勢力のの要人は、広まっている別荘に移動した。かつて敵対していた政府要人と共に。

航空路はかつての反政府勢力地域との航路を確保している。また、長く中断していたコンゴ河の交易路も再開されている。

「最近まで、我々が同じ政府で同席できるとは想像できなかった。我々は大きな一歩を歩んでいる」とかつて反政府勢力の指導者のジャン=ピエール・ブンバ副大統領の参謀長セサンガ・ヒポングは述べた。「しかし、道のりは遠い」

首都では、前反政府勢力は軍事関係者、警察、また至る所にいる諜報機関員、カビラとその急進的支持者によって統率されていることに不平を言っている。

前反政府勢力の指導者はそれぞれ200人の軍隊を市内に持ち、必要があれば迅速に避難できるようヘリコプターを待機させている。

他の根強い習慣
800万人余りがコンゴ民主共和国のキンシャサに住んでいる。

南および中央コンゴでは、主要な国営企業が旨味のあるダイアモンド、銅そしてコバルトの地下資源は依然カビラに任命され彼の親密な人物によって運営されており、その人物は利益を着服していると信じられている。

北および東では、前反政府勢力が、金、ダイアモンド、木材、コーヒーに豊かな巨大な地域の支配を保っている。

この地下資源に豊かな国では、指導者によって略奪され、貧しい人々は今以上をあきらめている。

「奴等は皆エイゴイストだ。奴等は自分のことしか考えていない」と姓を明かさなかった警備員ガイは言った。「我々が何か食べ物を見つけるよう奮闘している間、奴等はドライブにすばらしい車を見つけようとしている」

アフリカで3番目に大きい国の秩序を回復するために、カビラは全国規模で新たに地方に10人の指揮官を派遣した。前反政府勢力出身者を政府制圧地域に派遣し、また政府出身者を前反政府勢力制圧地域に派遣した。

しかし、コンゴの 11 地方に各々新たな行政官を任命する案(中央集権化における大きな一歩)がどのようにポストを分かち合うかによる口論で泥沼にはまった。

大統領選挙は2005年6月に予定されているが大勢は延期されるだろうと思われている。10,800人の国連平和維持軍の存在にも関わらず、東部の大部分が不安定で無法地帯だ。

新たに統合された国軍の最初の1大隊がベルギーの訓練プログラムを修了した。この大隊は未だ武装されていない。

全国規模の武装解除は依然、宙吊り状態

「初期の国家再統合の進展にも関わらず、平和への過程は骨の折れる課題に直面している」暫定政府の指導者が「不信に覆われた環境」を克服できるか、そして統一された政府を構築できるかが第一であるとコフィ・アナン国連事務総長がコンゴに関する最新の報告で警告した。

3月28日、数時間に及ぶ銃撃戦が湿った熱帯の首都をこの年はじめて襲い緊張が走った。

当局と外交筋によると、約40人が夜明け前、首都の4カ所の軍基地に同時に攻撃を仕掛け、カビラ軍の介入の後、逃走したという。

2週間後、未だ彼等が何だったのかは不透明だ。旧政府軍によるクーデター未遂、給料未払いの兵士による叛乱、或いはンギゾの信じる選挙を延期するために和平プロセスを脱線させることを狙った陰謀である等の憶測が飛び交う。

「権力を持つ者は少しでも長くそれにしがみつこうとするものだ」ンギゾは言った。

http://edition.cnn.com/2004/WORLD/africa/04/15/congo.postwar.ap/index.html

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