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(イラク日本人人質事件)コリン・コバヤシ氏「世界市民は何をなしえたか」(「世界」6月号)
http://www.asyura2.com/0403/war55/msg/185.html
投稿者 iraq_peace_maker 日時 2004 年 5 月 15 日 14:45:24:ukK/IM7rOz.KM
 

皆さん、こん○○は。

「イラク日本人人質事件・被害者自作自演説疑惑」の「根拠」を検証するページ
http://www.geocities.jp/iraq_peace_maker/index.html

というサイトを運営している者ですが、今月号の「世界」にグローバル・ウォッチのコリン・コバヤシ氏の寄稿文が掲載されていたのでm、一部を引用します。

「世界市民は何をなしえたか」     コリン・コバヤシ

 (略)私は四月八日木曜の夜、日本人三名の拉致を初めて知った。拉致された人たちの名前はわからなかった。外交官が二名殺され、自衛隊が派遣された今、予測されたことだったので、最初の感慨は「やっぱり・・・・・」という思いと、「しかたない」という気持ちの入り交じったものだった。(略)

 しかし、フォト・ジャーナリストの広河隆一さんからのメーリングリストへの九日金曜早朝のメッセージによって、私は三名の方々の名前と活動を知り、動かねばと思った。(略)

 パレスチナ支援運動で親しくしているナフラに電話をした。ナフラの夫君は昨年一二月、小泉首相と会談した「イラク民主化潮流」(CONDI)のスポークスマン、アブデルアミール・アル・リカービ氏である。ナフラはレバノン人で、三〇年以上、レバノン戦争やパレスチナ紛争を身をもって経験し、反戦運動を続けてきたヴェテラン活動家であり、社会学者である。イラクの事情がわかるだろう。(略)

 私は、ただ、「拉致された三人は、私たちと同じように反戦運動をしている人たちだ。彼らのプロフィールは後で送る。情報があったら教えてほしい」とだけリカービ氏たちに頼んだ。しかし、リカービ氏は即座に事の次第を理解して、彼のネットワークを通じて働きかけをしてくれた。とりわけバグダッドにいるCONDIの関係者は様々な連絡をして誘拐グループとコンタクトができるルートを確立し、間接的にもリカービ氏のメッセージが伝わり、交渉は前向きに進んでいることをその日の夕方に知らせてくれた。
 同時に、リカービ氏はシーア派の若い急進派指導者ムクタダ・サドル師とも連絡を取り、人質を取らないよう呼びかける声明を出すように頼んだ。実際、それからしばらくしてサドル師が声明を出したというニュースをみたので、リカービ氏が動いてくれているのが分かった。(略)

 九日の夕方、私はグローバル・ウォッチの仲間や友人たちとパリのマドレーヌ寺院脇で行われたファルージャでの無差別攻撃を非難する反戦集会に出ていた。(略)そして、自宅に戻ると、早速インターネットを通して様々な市民団体と連絡を取り始めた。すぐ二四時間以内に解放されるだろうとの連絡がリカービ氏から入った。私はそれを友好団体であるATTAC JAPANや他の市民団体のメーリングリストに流した。ATTAC JAPANはまた別のルートで海外のNGOと連絡を取り合っていた。(略)
 日本ではワールド・ピース・ナウをはじめとする反戦市民団体が立ち上がった。(略)また、いち早く広河氏を代表とする日本ヴィジュアル・ジャーナリスト協会は、アルジャジーラを通してイラク人たちに呼びかけるメッセージを送った。(略)映画監督足立正生氏も個人的なメッセージを送ったらしい。同じく放送で紹介されたということを聞いた。旧赤軍メンバーであったといわれている同氏のメッセージは、アラブ民衆からは好意的にみられたのではないだろうか。(略)

 その後、川口外相の自衛隊派兵を正当化する声明で、誘拐グループが激怒したことや、安全管理上の問題で解放がのびそうだという連絡。おまけに自称仲介者として現れたマズハル・ドレイミ氏(*引用者注)は、何度も名前を変え、時にはサダム・フセインのボディーガードとして、時にはビジネスマンとして登場し、疑義のある人として知る人ぞ知る人物である。リカービ氏たちは彼の登場によって事態がこじれるのをたいへん心配した。(略)
 しかし、一二日月曜の午前中、マズハル・ドレイミ氏は交渉の場からは外されたとリカービ氏に聞いて、少し安堵した。午後の頭に、リカービ氏のCONDIの事務局を通じて、彼らは数時間後に解放されるとの報を得た。しかし、(略)解放の知らせはなかった。

 一三日の早朝に、リカービ氏は、人質は必ず解放する、技術的、安全管理上の理由で遅れている、という連絡を受けたという。しかし、解放はされず連絡はなかったので、私たちはファルージャの治安状態と、彼らが解放する場所設定などに時間がかかっているせいではないかと推測していた。(略)
 しかし、午後以降も連絡がなく、(略)一四日は一日中、何もニュースがない。(略)

 一五日、再度、リカービ氏と連絡を取るが、何のニュースもないという。ファルージャへの爆撃の再開が心配される。そのために人質たちがキープされているのではないかという分析をCONDIの事務局から聞いた。聞いているうちに、解放のニュースがアルジャジーラから流れてきた。フーッと安堵感が体をよぎった。だが、喜びを無数に殺戮されているイラクの市民たちと分かち合えない悲しみが同時に襲った。

 一五日夕方、新たに二人の日本人、安田純平さんと渡辺修孝さんが拉致されたことを知った。(略)リカービ氏に電話をし、彼らの詳細をメールで送った。しかし誘拐グループからは何の声明もなかった。そのため、解放は困難に思われた。何の連絡もないまま、一日置いた一七日、二人が解放されたというアルジャジーラのニュースと日本からのニュースを同時に見た。

 (以下全略)


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Kolin Kobayashi 美術家・フリージャーナリスト。一九四九年生まれ。七〇年渡仏。二〇〇三年より、情報メディア監視ネットワーク<グローバル・ウォッチ>の世話役をつとめる。著書に『ゲランドの塩物語』(岩波新書)、編著に『市民のアソシエーション』(太田出版)。

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「イラク日本人人質事件・被害者自作自演説疑惑」の「根拠」を検証するページを更新しました

・ 新たに「内藤教授は既に4月16日に『産経』寄稿文と似た小論を「東京新聞」で発表していた」を追加掲載しました。(「【特集】マスコミは内藤正典・一橋大学大学院教授のコメントをどう伝えたか」)。
・ 新たに【その他】に「日本人人質事件とコリン=コバヤシ氏・NGO」を追加掲載しました。

・ 「Q22」および「今更ながら『[208]〜今井です』問題の検証ページ」を更新しました。
・ 「Q22」に関連して、「今更ながら『[208] ヒミツの大計画!(笑) 投稿者:今井です』問題の検証ページ」を新たに設けました。
・「週刊朝日」5月22日号に掲載された郡山総一郎さんの手記「会見やテレビでは言わなかったこと」を取り上げました。

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