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「諜報将校が憲兵に虐待行為命令」「米軍残留なら統治困難。信頼壊した無差別攻撃」他 (山本史郎氏・イラク情勢ニュース)
http://www.asyura2.com/0403/war55/msg/424.html
投稿者 シジミ 日時 2004 年 5 月 19 日 20:06:36:eWn45SEFYZ1R.
 

※ 転送歓迎
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イラク情勢ニュース  2004年5月19日 水曜日

[飛耳長目録]
 ☆軍内の証言: 諜報将校が憲兵に虐待行為命令
       ニューヨーク・タイムズ 5月18日 英字報道から訳
 ・その他: 通信社員も虐待/チャラビ支援打ち切り
 ◇米軍残留なら統治困難−−信頼壊した無差別攻撃

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  ☆★軍内の証言: 諜報将校が憲兵に虐待行為命令
        イラクの全拘束者がジュネーブ条約の適用対象
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●M.P.'s Received Orders to Strip Iraqi Detainees
憲兵への命令、イラク人拘束者を裸にせよ
ニューヨーク・タイムズ 5月18日 
http://www.nytimes.com/2004/05/18/politics/18ABUS.html

 ワシントン発/アブグレイブ刑務所で尋問を担当していた米軍将校
は、諜報将校がときおり憲兵にイラク人拘束者を取調べる前に裸に
して手足に枷をはめるよう指導した、と軍の高級調査官に証言した。

 第205軍諜報旅団の指揮官トーマス・パパス大佐はまた、調査を
おこなったタグバ少将に、部下が委ねられたか奨励された虐待につ
いて「明らかに、もっと尋ねておくべきだった」と語った。

 パパス大佐の供述は、タグバ少将の6000ページに分類された報
告書の一部をなす2月1日の聞き取り調査の写しに含まれており、
軍の諜報部隊が今まで尋問準備をする警備員を指揮していたと高
いレベルで認めるものとなっている。それはまた刑務所における軍
諜報部隊と憲兵との関係について、当の諜報将校が始めて洞察を
提供するものでもある。

 パパス大佐の供述書の該当部分は、ある政府高官が『ニューヨー
ク・タイムズ』に読みあげたものである。

 パパス大佐が供述した尋問手法は、捕虜への冷酷な扱いを禁止し
たジュネーブ条約によって保護される拘束者に対しておこなわれた。

 軍高官は月曜日、アメリカ合衆国は数ヶ月前、イラクで米軍によっ
て捕らえられた捕虜の一部を<不法な戦闘員>と見なす方針を捨て
ていたと指摘した。つまり<不法な戦闘員>と分類される者はイラク
の捕虜のなかにはいなかった。

 それは、イラクで捕らえられたアルカイダ・メンバーや外国人戦士
でさえ、戦時捕虜やゲリラとして捕らえられたイラク人とともに、ジュ
ネーブ条約によって保護されているという意味である。

 イラクで捕らえられた捕虜を<不法な戦闘員>と指定する選択肢
は、「排除されてはなかったが、検討されてはいない」と、軍の高官が説明した。
  ※ 訳注: アフガンでは、米軍はアルカイダ・メンバーを<不法
  な戦闘員>と位置づけて戦時捕虜と認めず、ジュネーブ条約に
  よって保護されないと強弁している。キューバにあるグアンタナモ
  基地に隔離・拘束されている者にも適用されている。

 アブ・グレイブ刑務所における軍の諜報関係者と民間契約者の尋
問員の役割は、まだ軍諜報部の副責任者ジョージ・ファーイ少将に
よって調査中である。

 パパス大佐は供述のなかで、グアンタナモ基地で拘束作戦を指揮
したミラー少将から勧告された幾つかの変更を彼の部隊が実行した
と確認した。ミラー少将はペンタゴンが拘束作戦を見直すために昨
年8〜9月、イラクに送りこんだ人物である。ミラー少将のアブグレイ
ブ訪問での主な所見は、「憲兵を尋問に協力させること」であった、と
パパス大佐は指摘した。

 アブグレイブにいた数人の憲兵将校とその指揮官は、軍の諜報将
校が彼らに尋問を強化するための「環境作り」を命令した、と証言し
ていた。 

 パパス大佐は続けた−−「私が知る限り、手足への枷や拘束者を
裸にする、あるいは尋問前に拘束者におこなった他の方法のような
私が言及した以外の憲兵への指示は、一般的に、十分な理由がな
い限り実行されない」と。

 個々の尋問計画は各拘束者に対して提案され、パパス大佐かそ
の副官によって承認された、と彼は証言した。あらゆる事例におい
て、その計画はイラク現地の最高司令官であるサンチェス中将が
10月12日に承認した尋問規則の手引きにしたがうものだった。

 タグバ少将は調査報告書のなかで、パパス大佐はイラク人捕虜を
辱め(はずかしめ)虐待した行為に「直接または間接の責任」がある
と結論づけた。

 パパス大佐は1981年にラトガーズ大学を卒業したあと23年の軍
歴を持つ。彼は昨年7月に第205軍諜報旅団の指揮をとった。同部
隊がドイツのハイデンブルクに拠点を置くV軍団の所属部隊としてイ
ラクに来て三ヶ月以上たったあとだ。

 パパス大佐はV軍団の広報官を通して、月曜日のインタビュー要
請を断った。

 イラクでのいかなる収容者(捕虜)にも<不法な戦闘員>という指
定を適用しないと決定したなかで、ブッシュ政府はジュネーブ条約の
もとで許される拘束と尋問手続きがイラクで捕らえられたアルカイダ
と思われる人物にも適用されると結論づけたように思われる。

 同条約は赤十字国際委員会によるモニター制度を含む保護を規
定している。アメリカは戦争の初めに、イラクで捕らえられた者は1人
もグアンタナモ湾にある米軍の捕虜収容所に送られることはないだ
ろうと述べた。

 イラクに駐留する占領軍の弁護スタッフであるゴーツ大佐は、イラ
クで拘束されている者のごく一部は<不法な戦闘員>に指定される
だろうと推測したが、彼らは蜂起し、武器をとり、率直な態度ではな
く、軍服も着てない個人である、と述べた。 言い換えるなら、武器に
よる戦闘に関する法律に合致するような戦術と戦闘技術をとってな
かった。

 しかしながら、17日(月曜)には、軍の高級将校が電子メールの
メッセージで、「イラクには<不法な戦闘員>と規定された捕虜は1
人もいない」と述べた。

 アメリカ軍が管理するアブグレイブ刑務所にいるイラク人収容者
は、治安上の理由で拘束された者と分類された。イラク人収容者へ
の虐待スキャンダルをめぐる証言のなかで、米軍高官は米軍がイラ
クで拘束した全収容者にジュネーブ協定が「完全に適用される」と
語った。

 イラク駐在のブッシュ政府高官はしばしばイラクの反米勢力のなか
に外国人戦士がいると言ってきたが、しかしアメリカ当局者は何人の
外国人が米軍に捕らえられているか示したことは一度もない。

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  ☆★その他: 通信社員も虐待/チャラビ支援打ち切り
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●イラク人虐待: 英通信社スタッフも虐待証言
毎日新聞 5月19日 10:20
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20040519k0000e030019000c.html
 英国のロイター通信は18日、同社のイラク人カメラマンや運転手
ら3人のスタッフと、米NBCテレビのイラク人スタッフ1人が今年1月
初め、中部ファルージャ近くで米軍に拘束され、旧アブグレイブ刑務
所の事件と似た虐待行為を受けていたことを証言したと報じた。・・・

●イラク国内に「厳罰を」の声 虐待の米兵軍法会議を前に 
朝日新聞 5月19日 10:47
http://www.asahi.com/international/update/0519/005.html
 バグダッドで19日、アブグレイブ刑務所でのイラク人虐待事件に
関与した米兵の軍法会議が始まる。イラクの新聞やウエブサイトに
は、「米兵に厳罰を」「組織的関与を解明せよ」などの声が寄せられ
ている。会議にイラク人が関与できないことへの不満も強く、イラク人
権協会は米英の暫定占領当局(CPA)に被害者の法廷での陳述を
認めるよう申し入れた。

●イラク: 米、チャラビ議長への支援打ち切り
毎日新聞 5月19日 10:28
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20040519k0000e030021000c.html
 【ワシントン中島哲夫】米国防総省はイラクの旧反体制組織・イラク
国民会議(INC)に提供してきた毎月約34万ドルの支援を、アハマ
ド・チャラビ議長(イラク統治評議会メンバー)への信頼喪失を理由
に5月分までで打ち切った。ロイター通信が18日伝えた。同省はもと
もと悪評の高かった議長をひいきにし、暫定政権のトップに据えよう
と動いたこともある。認識の甘さによる誤算が、また一つ露呈・・・

●ワシントン・ポスト紙早版ヘッドライン(19日付)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040519-00000549-reu-int
 [1面] ★イラク政治指導者ら、殺害された統治評議会議長を追悼
するに当たり、この事件を食い止める能力が米当局になかったこと
に怒りと失望を表明。[バグダッド]  ★イラク占領がほとんど失敗に
等しいという見方が強まる中で、もがくブッシュ政権。国防総省高官
が過去1年間にわたって深刻な誤りがあったと認める。

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 ◇米軍残留なら統治困難−−信頼壊した無差別攻撃
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●イラクの治安悪化=斎藤義彦(ベルリン支局)
毎日新聞 5月18日朝刊 記者の目
http://www.mainichi-msn.co.jp/column/kishanome/news/20040518ddm004070048000c.html
 イラクは変わってしまった。極度に治安が悪化した4月にイラクで
取材した実感だ。イラク人はもはや米軍をはじめ、外国人を信用して
いない。刑務所の虐待も一つの契機だが、それ以前に米軍は、罪も
ないイラク人に銃を向け、信頼を失墜させてしまった。このままでは
「米軍が治安を維持し国連主導で政権樹立」という多くの外国人が
理想とするシナリオは崩れてしまうと思う。 ・・・

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