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『派兵説 国親：FAPA主導による阿扁の子弟兵』
（訳注）
国親＝国民党親民党連合
阿扁＝アービェン、陳水扁総統の愛称、ビェンさん
子弟兵＝大陸では人民解放軍の意味
FAPA＝台湾人公共事務会、台米関係のロビー団体
5月24日 TVBS（台灣）
http://www.tvbs.com.tw/NEWS/NEWS_LIST.asp?no=tzeng20040524130158
記者：邱沁宜 涂棠鑾 報道
米国下院はブッシュ大統領に、台灣をイラクに派兵させ米国の作戦に協力するように要請する事を提案した。この話題は今日、立法院で大論争となり、外交委員会の席で国親の立法委員が質疑した。それによると、これは台湾独立色が強烈な「台湾人公共事務会」いわゆるFAPA主導であり、背後で操っているのは陳総統だと非難した。一方外交部側は、潔白であり、提案全体の過程については殆ど経緯を知らず、派兵は全くあり得ない話だとしている。
米国下院が提案した台湾のイラク増援派兵について、国親の立法委員は今日、矛先を台湾独立色の濃い台湾人公共事務会FAPAに向け、これは陳総統による自作自演だと指摘した。
親民党の孫大千立法委員：「FAPAは戦争を望んでおり、子弟を派遣して戦争させるのがお好みのようだ。FAPAの人達は米国旅券を持っている訳ではなく、彼等は米国の公民ではない。FAPAは一体何に基づいて台灣子弟35000人の青年がイラク戦争に必要だとするのか。FAPAと何の関係があるのか。」
そうこうしている内に、FAPA創立会長の蔡同栄氏がちょうど会場入りした。
国民党の孫国華立法委員：「FAPAは民進党の海外決死部隊であり、陳水扁政府の海外私設軍隊だ。おお、FAPA創立会長がやって来た。会長、意見表明はもう少し待っててくれよ、あんたのFAPAはあんたに陰で操られてる上に、ローラーバック（訳注：親台派米国共和党員）もあんたといい友達らしいな。この全体像はあんたの友達が画いたんだろう。」
民進党の蔡同栄立法委員：「私はFAPAが台湾出兵を提案したなんて聞いたことがない。」
国民党の孫国華立法委員：「新聞によると、えーと、ローラバック、そう、ローラバックはあんたといい仲らしいじゃないか。」
民進党の蔡同栄立法委員：「まさかローラバックは我々の子弟兵ではないなんて話を出来る訳ないだろう。FAPAは無関係だよ。」
蔡同栄は、提案とFAPAは無関係だと極力弁明し、野党立法委員は砲火を外交部に合わせた。
親民党の孫大千立法委員：「提案の過程の中で要求されたのではないのか？」
外交部の高英茂次長：「外交部は要求されていない。また、同じく通知されてもいない。」
親民党の孫大千立法委員：「単刀直入に言おう。外交部では、これを良い考えではないと思っているか？」
外交部の高英茂次長：「完全に反対の立場だとは言っていない。つまり可能性は低いという事だ。よって、我々が考慮すべき事ではない。」
国民党団も記者会見を開いて別の提案を出している。
国民党の廖婉汝立法委員：「阿扁は子弟兵を派兵すればいいでしょう。医療団も一緒にね。趙建銘が軍隊を率いるのならば、我々は反対しませんよ。」
（訳注：趙建銘＝陳水扁総統の長女と結婚した台湾大学付属医院の医師。SARS騒動時に休暇を取っていた事で疫病戦場逃れと非難された。）
現在までのところ、外交部は当然のように出兵に関する会合を否定している。野党の立法委員達はかなり不満げで、必ず真相を暴き、外交部は嘘つきだと証明してみせると息巻いている。
【注意】
現在該当記事は微妙に修正されています。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。