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西尾幹二氏:『日本がアメリカから見捨てられる日』の刊行
http://www.asyura2.com/0406/bd36/msg/1013.html
投稿者 あっしら 日時 2004 年 9 月 10 日 18:17:34:Mo7ApAlflbQ6s
 


2004年09月03日『日本がアメリカから見捨てられる日』の刊行(一)

 8月31日徳間書店より私の新しい評論集『日本がアメリカから見捨てられる日』が上梓された。(¥1600)

 この本の新しい特徴は目次面に現れている。目次は本の顔なのだが、今までは論文の題名を無造作に並べるだけで余り工夫してこなかった。今回は新しい試みをした。

 「まえがき」に代えて9ページものアフォリズムを掲げた。

 また、各論の表題に、それぞれ追加説明ともなる、少しひねった文言を小さな字で添え書きしてみた。くどいと思われる方は無視して下さってもよい。添え書きのほうを面白いと思って読んで下さる方もきっといるだろう。

 短い標題には長い添え書き、長い標題にはうんと短い添え書きを書いてみた。区別は文字の大きさだが、インターネットでは色で区別する。目次面を想像してみていただきたい。

 目次をこうして仕上げるの随分多くの時間を要したが、そういう時間は案外に楽しい。他方、表紙は私が関与しなかった。できあがってきたのを見て愕然とした。余りに奇抜で、大丈夫かなと心配だった。白地が大きく、文字が小さいのである。これについては管理人の長谷川さんが早々に次のような手紙をくれている。

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 本が届きました。意表をつくデザイン!?でとてもよいと思います。本屋の店先に我が一番とあらゆるデザインが競争して目立ちたがっています。空白の部分を大きくし、日本の孤独と不安をもよく表し、しかし華美な装丁で他を出し抜こうとするのでもなく、品よく文字のみで・・・・そして結果としては平積みされた段階ではとても「目立つ」ものとなっています。

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本当にそうならば良いのだが、出るまでは出産前の子供を待つように不安である。

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日本がアメリカから見捨てられる日(全5章)

【目次】

アフォリズム――「まえがき」に代えて  1

第一章 他人の運命にも国家にも無関心なあぶない宰相
冷え冷えとした日本の夏 16
朝鮮総聯、少子化、皇室の危機、イラクの自衛隊、個と平等

やってはならぬ禁じ手――小泉再訪朝  34
このままの日朝国交正常化に反対する

小泉純一郎“坊ちゃんの冷血”――ある臨床心理士との対話  38
情感を持たない機械みたいな人間

東アジアの激動に耐えられる器の宰相を  55
無血のまま星条旗が北朝鮮に立つかもしれない

拉致問題の新しい見方  67
被害者は立場を変えれば加害者


第二章 日本がアメリカから見捨てられる日

いざというとき軍事意志の片鱗も示せない国  76
戦争さえなければ何でもありが許される「奴隷の平和」は最後に戦争になる

国家なら他国に頼る前に自分に頼れ  79
アメリカに見捨てられるとはアメリカに「再占領」されるという意味である

「対中戦略」以外にアメリカが日本を気にかける理由はない  98
片岡鉄哉氏の談話から

第三章 やがて日本は香港化する

生活レベルは高いが、個人主義だけが跋扈する虚栄の市  108
日本の悪夢

日本の国防を内向きにしているのは憲法が原因ではない  131
私の愛国リアリズム

鉄道は輸出になじまない  158
JR東海社長・葛西敬之氏の談話から


脱字修正(9/3 16:38)

2004年09月04日『日本がアメリカから見捨てられる日』の刊行(二)

第四章 他者としての朝鮮半島

朝鮮は日本とはまったく異なる宗教社会である  172
外が見えない可哀そうな民族

『日韓大討論』余聞  195
金完燮氏の折目正しい礼儀、しかしここまで「日本愛国」でいいのか

シンポジウムで見せた金完燮氏の予期せぬ素顔  205
びっくりした北朝鮮支持ぶり  

石原慎太郎氏の発言に寄せて  218
自国史の弱みは韓国人の罪ではないが弱みを見ようとしないのは罪である

竹島・尖閣――領土問題の新局面  227
国際環境が激変したときにのみ動くもの、それが領土問題、その日は近づいている  

第五章 教科書問題はいよいよまた始まる

あなたは公立図書館の焚書事件を知っていますか  236
犯罪であると認めて法的に裁けない現代裁判官  

受験生が裁判所に訴え出た大学入試センター試験  257
文部官僚と自民党政治家がにらみ合った「世界史」の一問  

改訂版歴史教科書トーンダウンへの私の必死の抵抗物語  274
醜いアヒルの子のままであれば白鳥になる  


あとがき  299

脱字修正(9/4 12:17)

2004年09月05日

『日本がアメリカから見捨てられる日』の刊行(三)

 「まえがき」に代えて9ページにわたって大、小あわせて24個のアフォリズムを巻頭に掲げたのが、本書の新しい試みの一つである。その中から5つほどここに紹介しておこう。

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 悪い環境下ではときに強い人間が育つ。しかしあまりに悪い環境下では、どんな人間も育たない。他方、あまりに恵まれた環境下では、弱い人間ばかりになってしまう。けれども、あまりに恵まれた環境下であっても、それに負けない人間は必ずいるはずである。そしてそれが一番の本物なのだ。

* * *

私が一生かけて戦ってきたのは、左翼でもマルクス主義でもなく、人の心を思い通りに扱おうとする、つまり人間を自由にできると信じている便利で、軽薄な政治主義なのである。

* * *

インターネットによる交流という「言葉だけの人間関係」の自由のよろこびは、確かに新発見だと思うが、――しかしいつか気がつくと思う――そこにおいても人間は孤独であり、不自由であり、危険と隣合わせに生きているという事実を片ときも見落としてはなるまい。

* * *

保守という派閥は存在しない。保守主義というものも存在しない。私は真の保守を唱えるつもりもない。存在するのは「真贋」の区別だけである。
私は「保守運動」などというもののために生きているのではまったくない。これだけははっきりさせておく。

* * *

歴史に再生はない。未来に復活もない。過去は不可逆であり、未来は予知不能であり、存在するのは現在だけである。歴史は現在という点のつながりであり、過去においてもその時の現在という点があっただけである。そういう限界に直面している人にだけ、現在という点の中に過去が映し出され、未来がおぼろげながら予想されるのである。それ以上のことは人間の身には起こらないのだと思う。

==================

巻頭に掲げたこうしたアフォリズムは、この本の付録みたいなものだが、必ずや立ち停って考え、考えては立ち停るひと時を持っていただけるであろう。とりわけ三番目の短章は、「緊急公告」の騒ぎの後ではひとしお「日録」の読者の心に訴えるものがあることを信じたい。


誤字修正(9/5 19:31)


http://blog.livedoor.jp/nishio_nitiroku/

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