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極右と癒着する日本の「左翼」
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投稿者 ミネルヴァの梟 日時 2004 年 8 月 19 日 09:33:08:7usxHQAUfPfZM
 

『自由意志 アナキズム思想紙』<月刊>109号 2000年6月4日
<編集・発行>アナキスト連盟
<連絡先>〒732‐8799 広島市広島東郵便局私書箱第15号 AR編集局
<購読料> 1部 300円 年間3,000円 (送料共)
<振替口座> 00950−2−1460 AR編集局

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容認できぬピース大阪妨害事件

ニセ民主主義の正体暴露


一月二十三日、ピース大阪「二十世紀最大の嘘・南京大虐殺」集会へ抗議と称した妨害行動が展開された。
 妨害行動をとった勢力は主観的には反差別・人権擁護の当然の行為と思い込んでいるようだ。
 このニセ民主主義派の悲惨をさらに増幅するものは、彼らが今回の事態によって自らの正体を公然と示したという状況を理解しない事にある。
 己れと違う見解や意見を持った者に会場を提供するな、提供するなら集会破壊を行なうなど以ての外だ。
 そんな事がまかり通るならこの国は独裁国家である。
 民主主義を連呼しつつ、自ら民主主義の敵対者となり反差別・人権擁護の旗手と錯覚する思考回路はボルシェビキそのものである。
 自分と異質なものは力をもってでも排除する事を是認する者が行き着く先は、独裁社会の構築しかない。
 ピース大阪事件こそは「二十世紀最後の醜態」としたい
 所詮、自称左翼とはそのような存在ではある。
 だからこそ、我々は抗議行動と称して集会妨害行動をとった個人・集団に対して、明確な批判を展開してゆかねばならない。
 「ふざけるな」では清算できるような事態ではない。
 自称左翼や右翼の中に常識化している非常識を横行させる事こそ最大の人権侵害だろう。
 裸の王様には真実を語ってやったほうがよい。

人権を手段化する暴徒

 まず、現在の社会は、互いに意見の違う人間の寄り合い所帯である事を前提と考える態度の有無が問題である。
 全員が同じ意見の社会は独裁社会であるという事を認めるか否かが問題だ。
 その前提を持たない者は、議論の舞台に起つ資格さへない。
 意見の対立にニセ人権派を名乗って介入した部分の醜態は筆舌に尽くしがたい。
 彼らの反差別の理屈は、己れの幼稚な態度を正当化する為のものであり、彼らが差別問題を盾に反論するのは自らを優位な立場に置こうとする軽薄な思考回路の裏返しだ。
 彼らは社会が「人権問題」に鋭敏に反応するのを十分に知った上で差別問題の土俵に課題をすりかえている。
 ピース大阪の問題は人権問題の土俵で綱引きされるような事柄ではない。
 意見が対立した時にどのような態度を選択するかという極初歩的な問題なのだ。
 そこに中国人に成り代わって南京大虐殺問題を語ったり歴史認識の結論がそこで総決着してしまうかのような過剰な反応を示した妨害者は暴徒としか表現しようがない。
 主催者団体を選別して会場提供の許可を迫るのなら自分達の集会も内容をチェックして貰えばよい。
 「ピース大阪」という会場があたかも特別な成立経過があるかのような理屈を妨害者は乱立させたが、その内容の御粗末さは目を覆いたくなるものだ。
 異質な人間を封殺する為に人権問題を手段化して「抗議」という名の暴力を行使したのが今回の事件の真相だ。
 このような部分が反差別・人権・反戦を語るから妙な人権主義がまかり通ってしまう
 百害あって一利なしとは、彼らの為にある言葉だ。

呆れ返る非常識さ

 自称右翼・左翼の中には議論の中に暴力を介入させる事を常識とする者が未だ多い。
 大音量で街宣する自称右翼はピース大阪事件の報復として日の丸・君が代問題で集会主催者のスケジュールを破壊する妨害行動を展開した。
 その時、自称左翼(市民運動の名を借りた)は右翼の妨害行動に非難の嵐を浴びせた
 要するにどちらも意見の相違を実力で封殺する事を常識として持っているのだ。
 やったやられたのレベルで互いに初めて自分を確認する行為にふけっているだけなのだ。
 このような事を登りつめると結局の所、テロに行き着いてしまう。
 議論を議論として言葉の上で行なうという姿勢を放棄した場合、後は暴力で勝敗を決めるしかないのだ。
 こうなると力の大きなほうが勝つことは必至である。
 それなら言論や思考など無用なものになってしまう。
 力が全てを決定する社会で人権も反戦もあったものではない。
 ピース大阪事件で妨害行動を展開した部分は、どんな綺麗事を並べても、言論を排して暴力で物事の決着をつける事を選択する部分だ。
 こんな徒党には眉間にシワを寄せられるか、同じレベルの人間に報復されるしかないだろう。
 言論の封殺の象徴と化したピース大阪事件を我々は容認しない。
 抗議行動の名を借りた言論に対する暴力行為こそ非難されてしかるべきものだ。
(尾上 聡)

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『自由意志』
111号     ※これが『自由意志』の最後の号であった。
2000年10月15日

第1頁の論文の題名は

「北朝鮮金王朝打倒!朝鮮総連解体!
 日朝国交樹立断固反対!
 自由・人道・人権の黒旗を!」

(本文は省略するが)
最後に枠囲いでスローガンが並べられている。
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日本政府は次項を即時実施せよ!
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一、北の船舶の寄航禁止
一、北への送金禁止
一、北へ出国する在日朝鮮籍人の再入国禁止
そして
一、北への一切の援助停止
一、北との交易の全面禁止
さらに
一、北の在日亡命組織の活動を妨害するな
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『自由意志』109号の転載文は
「ロフトプラスワン襲撃を許さない共同声明」 賛同人の一人
福田典子である。
http://www.t3.rim.or.jp/~punsuka/sandou-fukuda.html

『自由意志』111号の転載文は、同じく賛同人の一人で、
 RENKメンバーの池田和義<森>  (アナキスト連盟・連盟員) である。
http://www.t3.rim.or.jp/~punsuka/sandou.html


同じく賛同人の一人、佐藤英治(アナルコサンジカリストネットワーク札幌) は、
http://www.t3.rim.or.jp/~punsuka/sandou.html
SATという左派エスペランチスト組織に属していて、
その世界では少し有名人らしい※。
アナルコサンジカリストネットワークからは、
彼一人だけが連絡要員として「アナキスト連盟」に加盟していた。
『自由意志』の一部をエスペラントに翻訳していたのが彼である。
『自由意志』109号 2000年6月4日で(つまり機関紙が明確に反動化していた時点でも!まだ)、池田和義(森)の文章をエスペラント語訳している。


http://www5d.biglobe.ne.jp/~hel/jp/rond-j.htm


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SAT札幌(労働者エスペラントグループ)について

 活動内容: 労働者階級、世界民衆の立場でたって国際語エスペラントを使った国際連帯活動をおこなうため、1989年に結成。メキシコの日系企業での労働者弾圧に反対し世界数カ国で同時抗議を組織してきました。国鉄闘争を支持しています。
 国鉄闘争とは:
 11年前、当時の政府と国鉄当局はその公共企業体を分割民営したとき、分割民営に反対の労働組合に所属していた労働者を雇用しませんでした。当局は多くの組合活動家を清算事業団に送りました。彼らに仕事を与えず、精神的拷問をおこないました。とうとう実質的に労働者を解雇しました。
 不当解雇された労働者とその家族は再雇用を求めて、自分たちの独自の職場で働きながらしぶとく戦っています。SAT札幌は生存と自由と公正さを求める闘士たちをずっと支持してきました。SAT札幌は毎年国鉄闘争連帯まつりに参加して、エスペラントを使用して世界の人々に闘士たちとの連帯を呼びかけています。
 
機関誌は全文エスペラントで世界十数カ国に発送しています。 例会でのエスペラント学習は行っていませんが、エスペラント学習希望者には随時個人授業を行っています。場所は、下記の連絡先です。 
 連絡先: 001-0045 札幌市北区麻生町1-3-13 3F ロンデタージョ
      宮沢直人 気付
      TEL/FAX:011-717-4189
      電子メール:esperant@ka2.so-net.or.jp(佐藤宛)
      WWW: 閉鎖中ーhttp://www02.u-page.so-net.ne.jp/ka2/esperant

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『自由意志』106号、1999年11月15日
にはRENK東京の三浦小太郎の文章

「いまこそ、希望を 《悪》に抗する知識人たち」が寄稿されている。

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