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「生きぬいて、生きぬいて、生きぬいていきます」アニマル浜口、気合の言葉
http://www.asyura2.com/0406/bd36/msg/800.html
投稿者 愚民党 日時 2004 年 8 月 24 日 07:02:00:ogcGl0q1DMbpk
 

(回答先: Re: こんなことをしていては、女子レスリングも先がないぞ 投稿者 南青山 日時 2004 年 8 月 24 日 04:53:14)


夕方、軍事植民地日本に、ぼうぜんどよめきが走った。「まさか・・・」
女子レスリング重量級準決勝戦で浜口選手が中国18歳の王選手に敗れた。
それは日本市場を追い上げる中国市場の現在を物語る象徴でもあった。
世界市場における競争構造こそレスリングである。

採点表示板のミスは吉田選手の勝負のときもミスがあった。

怒鳴り声あげるアニマル浜口。武装系警備員がアニマル浜口を取り囲んだ。
まさに観客席から身を舞台に飛翔するかのようであった。
制止する「浅草応援団」の女性。
軍事植民地日本市場と世界市場の激突は回避された。

<燃えろ! 気合だ! 浅草だ!> 浅草からカザフスタン航空でアテネに乗り込んだ京子応援団。
アテネ空港ではさっそく「気合だ!」の怒鳴り声を10回発声練習する。

脳天にまいた「てぬぐい」は<京子>で染め上げ
Tシャツのロゴは<万雷気合>
浅草からの呼び声がバスに乗って、世界市場に乗りこむ。

日本世間様がびっくらこいたのは
日本選手団がアテネに向かう成田空港であった。
「オリンピックにのまれるな!」アニマル浜口の怒髪天をつく怒鳴り声。
まさに前近代からの「ダミ声」に
「なんだ? あれは」と快適生活の日本世間様はおどろく。
「このうだうだ猛暑にあんな元気な男が、この日本にまだ生存していたとは・・・」

成田空港の地下から出現する死んだ三里塚農民の叫び声のごとくであった。

アテネ日本選手団の活躍はアニマル浜口によって、出発日に気合を入れられたからである。

世界レスリング市場の会場。
浅草京子応援団の出現に恐れをなす、ヨーロピアン・アメリカン記者たち。
浅草京子応援団の映像は世界に配信された。
「あれは前近代が日本で復活している象徴か?」

おらが注目した選手は伊調馨選手だった。
女子マラソンで優勝した野口選手のごとく計算展開力身体を感じたからである。
「アメリカのメディアは日本選手がアテネでとる金メダルは7個だと言っている。
 そこには自分の名前は無かった。
 なんでアメリカにわかるんだよ」
 そこにおらは伊調馨選手の執念を感じた。
気合の身体であり、身体の世界観である。

「組織に殉じ組織に死ぬ」組織死生観はすでに21世紀の日本市場において死滅している。
日本経済の底で奮闘しているのは家族経営である。
従業員を雇うと経費で圧迫されてしまう。もはや家族でがんばるしかない、
これが追いこまれた日本経済の底力となっている。

おのれを守り励ましてくれるのは、おのれがどん底になった場合
家族のみである。
日本市場が90年代の「失われた10年間」で発見したのは「家族の物語」であった。
ゆえにアテネオリンピックでは「家族の物語」が全面展開している。
近代とは組織であった。しかし個人を強固な組織が支える幻想は終焉したのである。
日本市場においては「近代の破綻」が進行してきた。

「家族崩壊」が全面現出したのは
70年代・80年代・90年代の30年間であった。
「個人と家族」は今後30年間の日本市場の基調旋律でもある。

「家族崩壊」の危機とたたかいながら、家族は復活する。
これが21世紀日本市場の基調でもある。

アニマル浜口と浅草京子応援団の怒鳴り声こそ
軍事植民地日本が独立する復活の呼び声であり喝である。
「家族の復活」からおのれの原点と基点を確認していく作業。

真夜中の軍事植民地日本市場。
「京子、がんばれ」「しのげ」「たえろ」「がんばれ」「浜口がんばれ」
テレビの前で応援する両手を握ったこぶしたち。
それは日本労働運動が産んだ歌「がんばろう」に類似していた。
九州の炭坑に生きた森田ヤエ子と荒木栄による現場からの歌であった。

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「がんばろう」
森田ヤエ子作詞・荒木栄作曲

http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/ganbarou.html

がんばろう 突き上げる空に
くろがねの男の こぶしがある
もえあがる女の こぶしがある
闘いはここから 闘いは今から

がんばろう 突き上げる空に
輪をつなぐ仲間の こぶしがある
おしよせる仲間の こぶしがある
闘いはここから 闘いは今から

がんばろう 突き上げる空に
国のうちそとの こぶしがある
勝ちどきをよぶ こぶしはひとつ
闘いはここから 闘いは今から おー

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浜口京子は銅メダル。
23日に行われた女子レスリング・フリースタイル72キロ級、日本の浜口京子は準決勝で敗れるも、3位決定戦でスベトラーナ・サエンコ(ウクライナ)に判定勝ちし、銅メダルを獲得した。以下、浜口選手のコメント。


■浜口京子 女子フリースタイル72キロ級 銅メダル

 日本から応援してくれた方、会場で応援してくれた方の大声援が聞こえて、勇気を持って戦うことができました。ありがとうございました。

 本当はもっときれいな、もっと輝いているメダルが欲しかったのですが、人生の中で、金メダル以上の経験ができました。応援ありがとうございました!

http://athens.yahoo.co.jp/column/report/interview/at00002145.html

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 おらは浜口選手が3位決定戦で登場したとき、激突によるまぶたの腫れは
 アニマル浜口が「気合入れ」で浜口選手をぶん殴ったからできたのかと思ってしまった。

はらはらしながら、真夜中テレビの前の日本市場は何を経験しているのだろうか?
「人生の中で金メダル以上の経験」とは何であろうか?
日本選手の奮闘は「軍事植民地日本市場自己満足とナルシズム」をくすぐるために奉仕しているのではない。

おらの身体とは市場である。
こぶしを握り声援する「声なき声」の真夜中の経験である。

おらはもう真夜中近所で声援の怒鳴り声をあげることはできない。
真夜中の日本世間様居住地帯。動物であるおらは、アニマル浜口のごとく怒鳴り声で応援したいのだが
これ以上、深夜に雄たけびをあげたのなら
近所地域社会の世間様婦人同盟から追放されてしまうであろう。

「声なき声」でも猛暑に負けぬ熱い心があった。
軍事植民地から独立する心は、いまなお過酷なロードにあり
真夜中の「声なき声」にある。

「親子でくやしさをバネに、また北京に向かっていきます」
「生きぬいて、生きぬいて、生きぬいていきます」アニマル浜口の気合の言葉。

「アテネは浅草と似ていて好き」
これが世界を発見する、奮闘する格闘家浜口京子の身体の世界観である。

おらもこの日本世間様で
「生きぬいて、生きぬいて、生きていこう」と思った。

参照
アニマル浜口のレスリング道場
http://www.saturn.dti.ne.jp/~lewis/dojo/dojo.htm


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