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http://ch.kitaguni.tv/u/2148/%c0%af%bc%a3/0000126084.html
俺は小泉より愛国者だ
以前barbaroid さんのこのエントリー
http://ch.kitaguni.tv/u/5859/%c0%c4%bd%ad%a4%a4%b8%c4%bf%cd%bb%cb%a1%a3/0000114788.html
を読んで、４年前のことを思い出していた。
その頃友人のＨが住んでいたアパートの裏手に、外国人労働者ばかりを集めた工場が建っていた。
ある日、俺がＨの家に遊びに行っていた午後１１時頃、工場のほうがやけに明るい。そしてにぎやかだった。
ガラス越しに見ると、駐車場に大きなトラックが止まっていて、煌々と灯りがついており、その周りに人だかりがしていた。ラテン系のような男女、見ると家族連れのような人たちもいる。
「ときどきああやって工場で働いてるブラジル人相手にブラジルのものを売りに来るんだよ」
とＨが説明した。
「昼間、働いてるから夜来るんだろ、分かってるけど、夜中に何人も集まってると怖いよな。」
板金工をやって肩が隆々とした筋肉で覆われた、体重が１００キロオーバーのＨが「怖い」なんておかしなことを言うもんだ、と俺は思い、少し悪戯心がわいた。
「なあ、ちょっと面白そうだから、見に行ってみないか。」
Ｈは最初面倒がって嫌がったのだが、俺が余りに強く押すのでイヤイヤ駐車場に行った。普段は鎖で封鎖されてる駐車場の入り口が開いている。
ブラブラ近づいていくと、故郷のものを手にして嬉しいのか、満面の笑みの人たちがお祭りのように集まっている。
最初怪訝そうな顔をしていたトラックの店主？も、ちょっと見せてもらえますか？と聞くと嬉しそうに店の品物を説明してくれた。Ｈもどこぞの子連れの夫婦に捕まって、音楽のテープを紹介されていた。俺が覗きに行くと、「みんなこの音楽で踊るのよ、ブラジル人は日系でも、みんな陽気なの」と流暢な日本語で嬉しそうに奥さんが言っている。
結局、俺たちは大量のブラジルのスナック菓子とテープを3本買って、「今度来たときもおいで」と誘われた。俺はなんだか嬉しかった。
Ｈも「見に行ってみると意外と面白いもんだな」と興奮していた。
そのときのことがＨに影響したのかは定かでないが、Ｈはその工場でないけれど、近くの他の工場に勤める中国人の就労者と結婚した。昨年女の子が生まれて幸せそうだ。
多かれ少なかれ誰でも、自分が生まれ育った国のことを他の国の人に興味をもらいたいとか、好きになってもらいたいと言う気持はあると思う。あの場にいたブラジル人たちはそうだった。ほんの少しこちらが歩み寄っただけで、心を開いていろいろ自分たちの国のことを語ってくれた。
知り合いの中国人や、韓国人も大抵、俺が彼らの国に興味を示すと喜んで教えてくれる。オンラインゲームで一緒になる台湾人もいつも親切だった。相手が「日本語勉強してます」とか「日本のアイドルが大好き」と言ってくれると、たとえそれが自分の興味のないことでもとても嬉しい。
俺はこの日本という国が好きなのだ。
「日本の政治家がいやなら外国に行け」「日本はもうだめ。賢い人は海外に行く」と言う人もいたが、俺はこの国に住んでこの国を良くしていきたいと思うのは俺の権利だと思うし、たとえ為政者に反発してもその権利を手放す気はない。
誰か他の国の人が誉めてくれると嬉しいし、
文化や治安がいいこと、宗教的な縛りがないこと、なくしつつあるけれど何でも言いたいことが言える自由な気風と言うものはとても誇らしいことだと思う。
それゆえに、周りの国に被害をもたらしたこの国の歴史を悔いているし、今も日本のせいで家族を亡くしたり自身に傷を負うたりして苦しんでいる人がいたら、その人たちに俺でよければ相手の気がすむまで謝罪したい。
もし自分の倣岸な行いで日本という国にまで悪印象をもたれるようなことがあったら、申し訳ないと思うし、自分の至らなさを恥じたい。周りの国にこの今の日本を好きになってもらいたいし、成金で品性がなく倣岸で軽蔑される国より、周りの国と信頼関係で結ばれ尊敬される国になっていきたいから。
だから、俺は自分の行いで他のアジアの国から日本への不信を招くことをしても、「他国の感情は関係ない」「嫌われても構わない」という発言をする人たちが自分たちのことを「愛国者」と言うことがまったく腑に落ちない。
そういう人は「自分の行い」「自分の思想」が好きで、この国のことや、住んでいるほかの日本人のことなどどうなってもいいのだろうと思う。
俺は彼らよりずっと愛国者だ。
ＴＢ
http://ch.kitaguni.tv/u/5028/%b9%f1%c2%b1%a1%a6%cb%b4%b9%f1%a4%ce%c7%da/0000114773.html
投稿者：DoX at 21:48
ニッポ・ブラジル新聞（日本語）
http://www.nippobrasil.com.br/0.japanese/index.shtml
投稿者： はなゆー at 2004 年 09 月 22 日 18:29:15
ニッケイ新聞（日本語）
http://www.nikkeyshimbun.com.br/Mainpage.html
日経ではなくブラジルの日系
投稿者： はなゆー at 2004 年 09 月 22 日 18:30:28
日本ブラジルゆーあいネット
http://homepage1.nifty.com/brasil/
投稿者： はなゆー at 2004 年 09 月 22 日 18:31:26
実はアンチよさこい派の私なんだけど（苦笑）
http://www.nikkeyshimbun.com.br/040616-62colonia.html
コロニア ニッケイ社会 ニュース
日本で十三年前に始まり、急速に拡大して行ったＹＯＳＡＫＯＩソーラン（以下ヨサコイと略す）。その勢いは、ブラジルにも伝わり、七月十一日には第二回大会が開催される。一体、この勢いはどこから来ているのだろうか。二回目にして、参加チーム数二十一。踊り手七百名。日本では、若者の情操教育によい点と、村起こし的な要素が注目され人々は踊った。ここブラジルでも一つには、日系社会起こしの起爆剤として期待されている面があるようだ。「ＩＳＨＩＮ」よさこいソーラングループのジェロニモ古城さん（二世・２４）は「ヨサコイを踊っている人は日本への興味を持っている」と語るが、はたして、ヨサコイは日系社会の求心力となりうるだろうか。各チーム代表者らのヨサコイに対する思いに焦点をあてた。
カンポグランデ日伯文化体育協会（木下パウロ会長）では、三年前にヨサコイを始めた。
当時の在カンポ・グランデＪＩＣＡシニアボランティアの嵯峨郁子さんが、紹介したことがきっかけだ。現在、日本語学校四恩校の山本牟美校長、ブラジル学校Ｖｉｓｃｏｎｄｅ ｄｅ Ｃａｉｒｕの木之下ルイザ校長、同校体育教師の岡村美智先生の三人が中心となってヨサコイを子ども達に教えている。曲は、日本のヨサコイ大会で使われたものを使用し、振り付けは、主に岡村さんが行っている。「今までは、ソーラン節から漁師が働く様子をイメージしてやってきたけど、今回はカンポ・グランデの色を出していきたい」と岡村さん。
カンポ・グランデ市内に住む各民族が踊りを競う、市役所主催のＦｅｓｔａ ｄａｓ Ｎａｃｏｅｓというお祭りでは二〇〇一年、二〇〇二年とヨサコイを踊り二年連続で優勝を果たしている。白石ユリさん（１８）は、なぜヨサコイを踊るのかとの問いに、「自分も楽しみながら、日本文化をみんなに見せていくため」と答える。 今回の大会に出場するのは、三十五人。平均年齢十六歳の青年グループだ。
「子供は挑戦が好き。だから、ヨサコイをやるのも、ただ踊るだけじゃなく、何か目的を持たせたほうがいい。それは子供の向上心を育てることにもなるし、その目的に向かって子供達がヨサコイをやり続ければ、その間、子ども達は日系社会と関わりを持つことになる」。この思いから山本さんは、是非ともヨサコイ大会に参加したいと考えていた。
マット・グロッソ・ド・スル州の州都カンポ・グランデ市。人口七十万の街には沖縄県出身者、その子孫を中心に約一万人の日系人が暮らしている。この街まで十三時間夜行バスに揺られた。サンパウロから北西に約千百キロ。
山本さんの思いとは裏腹に、ヨサコイ大会に参加するにはあまりにも距離が遠すぎる。そのため、交通費や宿泊費など、経費が問題となり、参加するかどうか山本さんたちは悩んだ。
そこで、山本さんたちは子どもたちを集め、「行きたいか、行きたくないか」それに行くのにはお金の問題があることを話した。
彼女らがヨサコイを取り入れたのは、日系社会に子ども達を呼ぶ目的があった。「ヨサコイをやるほうが、青年会を開くより人が集まるよ」と、木下キヨシ君（１８）が語るように、その目的は成功しているようだ。
だが、今回、子ども達は、山本さんの思いを越え自分たちの意思でヨサコイを踊ろうとしている。
「先生参加しよう！ お金は、僕らも集めるよ！」子ども達は目を輝かせ言った。ヨサコイを踊ることは完全に子ども達自身のためになっているのだ。
そして、この言葉に山本さんたちも参加を決心した。
現在、子ども達は一枚三レアルのリッファを売って資金を稼いでいる。五月十六日に行われた第十九回家族慰安大運動会では、百枚のリッファを売った。リッファの景品には地元の企業が提供してくれた縫いぐるみなどを使用した。
子ども達は、岡村さんを中心にとても楽しそうに練習をする。日本では学級崩壊が言われるが、まるで別世界だ。
カンポ・グランデの街はとても空が広い。一年中存在するという入道雲が空に雄大な色を加える。大通りの向こうに見えた入道雲は奇麗な三角形をしており、まるで雪を被った富士山のようだった。この大きな空と、山本さんら大人たちの思いが、子供達の純粋な心を作っているように思えた。つづく。
投稿者： はなゆー at 2004 年 09 月 22 日 18:35:34
うんうん、ほんと、ほんとです。
愛国者の意味を、都合よく、すりかえないでほしいですよね（笑）
＞だから、俺は自分の行いで他のアジアの国から日本への不信を招くことをしても、「他国の感情は関係ない」「嫌われても構わない」という発言をする人たちが自分たちのことを「愛国者」と言うことがまったく腑に落ちない。
そういう人は「自分の行い」「自分の思想」が好きで、この国のことや、住んでいるほかの日本人のことなどどうなってもいいのだろうと思う。
俺は彼らよりずっと愛国者だ。
投稿者： 詩帆 at 2004 年 09 月 22 日 18:40:37
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。