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栃木・恩川殺人事件への『911』仮説(その3)・・・幻惑の中の「役割情報」
http://www.asyura2.com/0406/bd37/msg/176.html
投稿者 パーマン21号 日時 2004 年 9 月 26 日 01:48:25:jsgGMkPOVyxzQ
 

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栃木・恩川殺人事件への『911』仮説(その1)・・・「サカキバラ」の再出現
http://www.asyura2.com/0406/bd36/msg/1098.html
前々回の記事(2004 年9月18日投稿)

栃木・恩川殺人事件への『911』仮説(その2)・・・「一族郎党に死の復讐を」
http://www.asyura2.com/0406/bd37/msg/175.html
前回の記事(2004 年9月26日投稿)

栃木・恩川殺人事件への『911』仮説(その3)・・・幻惑の中の「役割情報」
今回の記事(2004 年9月26日投稿)

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時間があれば以下のサイトを参照しておいて欲しい。事件被害者の記者会見内容である。
今回はこの内容について批判的に考えてみた。

「父親の自己弁護会見ノーカット版 9/15 」
http://plaza.rakuten.co.jp/okinawapapa/diary/200409170000/


 【逆説的解釈】

事象の事実性とは、この場合、裏の出来事(真因)ではなく、
マスコミが公表する「イメージ操作上の情報事実(幻惑)」であって、
その後に考証される事実認定とは別ものである。

記者会見内容は、マスコミ第一情報による大衆洗脳儀式であり、幻惑情報である。
ここでは犯行時における関係者のアリバイ工作等についての疑惑は未掲載とした。
幻惑情報相手に、何を言っても始まらないからである。
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  Q・子供たちがまた虐待を受ける危険性を考えなかったのか?
  A・考えました。考えましたけど、自分から子供を離さなければ、それはないと思ってい
  た。自分が仕事に行くときは、保育園なり託児所なりを使用すれば間違いなくないはずで
  すよね。もちろん帰ってくれば自分と子供は一緒に過ごすわけですから、それは防げると
  思っていた。
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  Q・でも実際には起こっていた
  A・やはり自分の目に見えないスキに、甘い言葉をかけて車で連れ出して、連れ回した
  り、公園に連れて行ったり、その中で、叩いたこともあり、蹴飛ばしたこともあったと耳
  にしました。
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  Q・そこまで分かっていて、何とかしようと思わなかったのか?
  A・対処はしました。託児所なり、保育園なり。でも自分の気持ちの中に、何処か甘い気
  持ちがあったと思います。
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虐待は自分の目の届かないところで行われていたと証言しておいて、
「それは防げると思う」と考えるのは身勝手と言うよりは、
明らかに虐待そのものを望んでいたのではないかとさえ思える愚挙である。

日常的に虐待され、何度も家出を繰り返していたと報道された子供たちが、
下山容疑者の「甘い言葉にダマされる」と言う言葉がいかに欺瞞に満ちたものか、
推理力のある人なら理解できると思う。
下山宅から逃げ出したいはずの子供たちを反抗できないよう強制する力は、
親の支配力以外にはありえないからだ。

「甘い気持ち」で放置したのは容疑者を力で支配していたとの自負からなのだが、
その力の出所は何であったのか。
中学時代に形作られた昔の上下関係が、40才前後になって再会した2人に
どのような強制力が働き続けるのか誰も理解できないのではないだろうか。
お互いを拘束しつづけていた背後関係が究明されなければ、
この事件の真因には近づけないだろう。
 
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  Q・一斗君と隼人君の下山容疑者に対する印象は?
  A・恐怖心を抱いていましたから、何処に行くのにも自分の後を付いてきていた。自分が
  部屋から部屋に移ればその後をぴったり付いてきた。
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そのような極限状態でどうやって生活していたのかを想像できないのである。
あまりにも無理な状況設定は、かえってこの会見の証言価値を根本から否定するものである。
この事件のストーリーを思考実験上、逆転させて考察すると以下のようになる。

1)目撃された暴力行為は日常的ではなく深刻なものでさえもなかった。
  むしろ子供たち4人にとっての普段の共同生活は仲間意識が基本にあり、
  親同士の敵対関係以外には何の問題も発生していない状態だった。

2)非難されている児童相談所の判断の甘さとは、そもそも誰でもがだまされるはずの、
  何らの緊急性を感じさせない、やや突発性の事件程度のものであった。
  しかも本当の加害者は「小林容疑者の意図によるもの」でさえもなかった。

3)それに事件性を付与したものこそが、コンビニ店員の「善意の通報」なるものであり、
  その「善意の通報」や、GS店員の暴行目撃証言さえも、
  この事件全体のストーリーを小林容疑者による
  日常的な虐待に見せかける偽装工作であった。

以上のような思考実験をベースに、
多少ならずとも大人からの虐待があったとしてものとして観察すれば、
取り立てて周囲の人々が彼等児童に対する生命の危険を感じないで、
両家の動きを見守っていたことの説明がつくように思うのである。

アメリカ製プロファイリングによって仕組まれた犯罪なら、
必ずどこかで日本人の心的反応からは理解できない奇妙なシナリオ部分があるはずである。
特に以下のような発言は、
アメリカ製シナリオライターがわざわざ「一族郎党志向」の日本人向けに、
無理して書き上げた台詞のように思えて仕方がない。

  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
  Q・下山容疑者に言いたいことは?
  A・憎しみしかありません。下山の親戚からも謝罪が一つもないので、下山という家系は
  この世から消したいぐらいです。
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普段から空腹状態で放置されていたと考えられる2人の子供を殺害された見返りに、
容疑者家族全員と、更にその姻戚全員までも「死の復讐」をしたいと発言している。
興奮していたからだとはとても思えない。
彼はまるでシナリオを読むような発言を随所にしているからだ。
以下は第3問目の会見内容である。

  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
  Q・隼人君と対面した時の気持ちと、隼人君との思い出は?
  A・怖い思い、痛い思い、冷たい思いをさせてしまって、本当に申し訳ないと思いまし
  た。隼人との思い出は、東京にいるときに、よく電車に乗ったこと。乗り物が好きで
  ちょっとした買い物でも電車に乗ったり、タクシーやバスで出かけたりしました。
  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「怖い思い、痛い思い、冷たい思い」と言うが、これはすばらしく冷静な分析力であり、
彼がこの事件全体でもっとも印象づけたい全般的なイメージ図式なのであろう。

「怖い思い」は、下山容疑者による虐待が繰り返されて来たとの経緯の説明。
「痛い思い」は、GS店員の証言した暴行目撃を強調するための切っ掛けの説明。
「冷たい思い」は、殺害方法が恩川に投げ込まれての溺死であるとする死因の説明。

こうした考え抜かれた事象の対応表現から見ても、
彼が感情的になっているどころか、実に冷静沈着な精神状態にあることが判明する。

「(子供に対して)本当に申し訳ない」と言うこの気持ちは、
あくまでも被害者として同情を買うための(自虐的な)自責にさいなまれた者の言葉である。
このような心理傾向(萎縮性)にある人物が過剰なまでに暴力的(発泡性)な、
「一族郎党に死の復讐を」と言う内容の発言をするだろうか、むろんするはずがない。
二重人格でもなければ、その場での受け答えとしては不自然過ぎる。

さらに「乗り物」の話は、
子煩悩であったことを披瀝するための自己弁護であるように見せかけてはいるものの、
実際には、
「日常的な虐待を受けていた子供達が何故、小林容疑者の車に喜々として乗り込んだのか」
と言う非常に困難な説明を手早く納得させるための小道具なのであり、
「乗り物好きなので、虐待の恐れがありながらも、2人はダマされて乗り込んでしまった」
と、そう彼は言いたいのであり、そう理解して欲しいと心底望んでいるのである。

まだ遺体の発見されてもいない、少なからずもまだその生存を祈らずにはいられない、
一斗君の事で頭が一杯であるはずなのに、隼人君との思い出を語るなどと言う事自体が、
とても日本人の感性からは理解できない応対なのであり、
こうした短いコメントのなかに、限りなく打算的な意図を感じるのである。

  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
  Q・見つかっていない一斗君への思いは?
  A・冷たくてしょうがないですよね。3日も4日も水に浸かりっぱなしですから。早く温め
  てあげたいです。
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ふつうは「一斗だけでも生きていて欲しい」「まだ望みは捨てていません」が常道であろう。
凍死する季節でもなく、草むらで動けなくて発見が遅れていてもまるで不思議ではないし、
容疑者の手から逃れて隠れているのではないかと微かな希望を抱いてしまうものなのだ。

「極道根性」の習性からすれば、逆切れして凄んで見せる香具師もいるだろうし、
そのどちらでもないこの突き放した淡泊さはむしろ限りなく非情であり、
容疑者が川から「生きたまま」投げ込んだ以上、
生きている可能性がいかに高いかをまったく理解することのない、
驚くほど無頓着な推理能力に対しても限りない疑惑がわくのである。

台詞が淡泊すぎて、いまいち同情がわかないどころか、
記者会見に応じた現在の心理を表明するために用意された言葉(諦め)であり、
いかにも作りすぎな感じがするのである。
日本人のもつ感情の率直さと女性的な不合理さをまるで理解していないシナリオだと思う。

この記者会見は、考えに考えて作り出された言葉のやりとりではないのだろうか。
もう少しその痕跡を追求してみよう。

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多くの人はこの会見の内容を下山容疑者への誹謗中傷と考え、
被害者側の責任を押し隠し、自己弁護の内容に終止していると考えがちだが、
真実はむしろまったくその逆なのである。

この記者会見は、加害者下山容疑者を救済するために設定されたものであり、
被害者である同居人側の非を赤裸々に晒すことによって、
下山容疑者の減刑を計画通りに押し進めるための策略であるように思われる。
何故ならそうしなければ、
下山容疑者が「真実を自白する危険性がある」と想定できるからである。

  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
  Q・下山とはどういう人物か?
  A・昔から「あんちゃん、あんちゃん」と慕ってくれていたから、弟のような存在でした
  がまさか覚醒剤をやっているとは思わなかったので。情けないです。
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  Q・下山容疑者が覚醒剤を使っていたのは知っていたか?
  A・9月に入ってから何となくだが様子がおかしかった。そわそわしたり、苛々もあっ
  た。自分の子供に対しても意味もなく怒っていましたから、奴は何を怒っているのだろう
  か不思議な気はした。かなりおかしい感じはした。自分が警察に通報して警察が家に来た
  ときも、下山は娘と一緒にシャワーを浴びていた。考えられないです。
  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

この犯罪の伏線には覚醒剤やっていたことが背景にある。
だから計画性がなく、犯意そのものもあやふやなものであり、
虐待が露見することへの恐怖から逃れようとする突発的なものであったと、
この事件の残酷さ、特殊性、計画犯罪への疑惑を払底することが目的の証言なのである。

覚醒剤使用による突発的凶行とすれば、
犯行時の下山容疑者を心神耗弱、心神喪失として扱い、減刑の根拠として示し、
事件における明確な殺害意図を隠蔽するための重大な証言となるものであろう。

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  Q・それはいつ頃か?
  A・7月の初め、本当に頭。理由としては片付けものができない。自分がおもちゃで遊ん
  だら出しっ放し、やりっ放し。でも3歳、4歳の子供に叩いて教えるようなことはしない
  ですよね。一般常識で考えたら。子供を座らせてちゃんと言って聞かせる。教え方はあっ
  たと思う。
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これもまた、下山容疑者への援護射撃と見るべき証言である。
彼のふるう暴力の原因は殺された兄弟の「躾(しつけ)の悪さにあり」
彼、下山容疑者の暴力は、共同生活者としての責任ある大人からの躾教育であり、
それを否定できる家族関係などこの日本では存在しないことに盾に、
そもそも虐待であったとする断定を回避するための逃げ道を用意しているからである。

彼は教育できない無責任な親に成り代わり、正当な教育効果を行っていただけなのである。
被害者はこうして加害者を減刑するための口実作りに積極的に関わっているのである。

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  Q・下山容疑者が家に戻ってきたとき子供のことは聞かなかったのか?
  A・知らないと言ってた。4人一緒にいたのに、知らないのはおかしいだろと下山の娘にも
  聞いたけど、ブルブル震えながら「分からない」の一点張りでした。
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このような恫喝(単に聞いただけであろうはずもない暴力的威嚇)により、
唯一の客観的な目撃証言者ともなれる下山容疑者の長女に対して、
肉親に対する共犯関係を深層心理に叩き込む作業が行われたのである。
こうした「一族郎党に死の復讐を」と叫ぶこの男に対して、
長女は永久に生命の危険に怯えなければならない立場に追い込まれてしまったのである。
実名さえも公表され、逆らえば口封じが行われるだろうとの脅迫にさらされたのである。

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  Q・知らないと言ったときの態度は?
  A・平然としていた。人間じゃないです。
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行方不明となった子供達の行方を聞かれ、ひどく動揺していれば、
覚醒剤による効果が疑われてしまうため、平然としていた、と答えているのであろう。

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9月11日以降、前後多発的に様々な凶悪殺人が集中し、
この事件への関心と報道が極めて短期間の内に打ち切られてしまった。
そして他の凶悪犯罪の中の一つとして闇の中に葬られていく手筈が整えられていたかのように、
この事件の特殊性が忘れられていく運命にあるようである。
だからこそ、「サカキバラ」による「911」事変に匹敵する
きわめて大規模なテロがこの国内で計画されていと予想しているのである。

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 以上、『閑ネタ、どっこいしょ』より。

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