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(回答先: 韓国の売春街、ゴーストタウン化…法規制に女性ら抗議 ［読売新聞］ 投稿者 あっしら 日時 2004 年 10 月 26 日 01:25:09)
性売買特別法が発効してから1か月が過ぎた。女性人権運動界は「性売買は女性への人権侵害であり、犯罪だ」とし、法に基づく厳しい取り締まりを求めているが、街俊街の女性らが展開している生存権デモは売春業者の主導で行われているなどという社会的論争はし烈さを増している。
性売買を事業（ビジネス）として認めるべきだという急進的な要求も出ている。
正解は何か。本紙の記者がソウル・永登浦（ヨンドンポ）売春街の売春女性と生活を共にした。貯金箱を開け、さしずめの生活費に充てたり、一間の部屋で子犬と一緒に生活している女性たちは「根本的な生き方の旋回」がもっとも大変だとしている。
職業教育だけでなく、社会適応教育がもっと必要だという要求も出た。
キム・ヨンジュ（仮名/27）、イ・ヘナ（仮名/23）さんはソウル・新吉（シンギル）洞の集合住宅の屋上にある10坪（約33平方メートル）の仮建物に住んでいる。二人の一日は他人が日課を終えて家路につく時間から始まる。性売買特別法が発効する前は徹夜で働き、午前9時ごろ眠った。
今もさほど生活には変わりがない。 永登浦の売春街から5分ほど離れた家、近所の店や美容院が二人の生きる世界のすべてだ。変わった点といえば、以前は「職場」に出勤したが、今は営業の再開を待ちながら家にいるくらい。
ヘナさんは、知り合いの姉さんの紹介で5年前から売春を始めた。ヤクザのひもはヘナさんに覚せい剤を注射し、さらに金を稼ぐよう駆り立てた。覚せい剤を使用した疑いでいまだに保護観察を受けているヘナさんは、900万ウォンほどのクレジッドカード借金を負っている信用不良者だ。
性売買特別法の話が出るとヘナさんは激しい反応を見せた。「自分が好きでやっていることをなぜ邪魔するの？借金を返して、お金を貯めなければならないというのに」。
ジェヨンさんは避妊をせず、妊娠4か月の状態で中絶手術を受けた。ルームサロン（高級個室バー）、風俗マッサージ店を経て永登浦の売春街に渡ったジェヨンさんは、母と姉、弟の4人の生活費を稼いでいる。
会社で経理をしている姉の給料は月85万ウォン。なぜ家族の生計をすべて背負っているのかと聞くと、「それなら姉さんに責任を持てというのですか？弟が真っ直ぐに育ってくれればそれでいいんです。私は稼ぐだけで」と言って肩を落とした。
がむしゃらに貯金をし、友人から「ドケチ」とまで呼ばれているヨンジュさんは、2年前、売春街を卒業した。そして6年間集めた5000万ウォンでペットショップを開いた。しかし経験不足のため9か月で完全に倒産させてしまい、再びこの売春街に舞い戻った。「世間知らずなので、男たちによく詐欺に遭います」。
しかしこのような女性たち全員が「脱性売買支援施設」に行こうとは思わないという。イメージも悪く、そこで教えてくれる職業訓練プログラムも画一的で嫌だと話す。
2007年まで猶予期間を与えてくれれば、借金を返済し、貯金もして売春街から出て行くというのがこのような女性たちの計画だ。ジェヨンさんはお金を貯めて美容室をするのが夢で、へナさんは江北（カンブク）に30坪のマンションを買い、結婚するのが目標だ。ヨンジュさんは再びペットショップに挑戦してみる計画だ。
出会ってから5日目の土曜日の午後。ヨンジュさんとハナさんを説得し、永登浦駅の近くにコーヒーを飲みに行った。暖かい日差しを見せたかったが、日陰ばかりを歩いていた。5分も経たないうちにヘナさんが「いつ帰るのですか？」と貧乏揺すりをした。
ヨンジュさんは「あの仕事を辞めた時は太陽を見てもめまいがして、なかなか新しい生活に慣れることができなかった」とし、「人々に交ざって生きていくのが怖い」と話した。
ヘナさんが初めて本音を打ち明けた。「好きでこんなことしてるわけないでしょ。お金に見えるからやるだけ。私たちは『何人したか』ではなく、『何個したか』と聞きます。『10分我慢すれば6万ウォンなんだから』という思いで、吐き気に耐えながらしているんです」。
ヘナさんはしばらく口を閉ざした後、「これ（性売買）なくなるべきですよ」と言い、背中を向けた。
ファン・ジョンウン記者 fortis@chosun.com
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/10/25/20041025000072.html
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。