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(回答先: 判事と弁護士が決める大統領選挙【暗いニュースリンク】 投稿者 バルタン星人 日時 2004 年 10 月 30 日 14:22:25)
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2004/10/post_9.html
選挙を目前に控え、アメリカの地方新聞を見れば、投票トラブルに関する報道がテンコ盛である。今回大統領選挙の重要州であるフロリダ、オハイオ、ペンシルバニアから最新トラブル事例のほんの一部を以下に挙げておこう。
国際選挙監視団だけでなく、アメリカ国民自身、今回の大統領選挙を不安に感じている。AP通信の調査によれば、アメリカ人の60%が、開票結果では勝者が確定しないと予測し、48%が「大統領は(前回同様)裁判で選ばれる」と見ているという。
前回選挙でブッシュを最終的に大統領と認めたのは---つまり、合衆国憲法は全ての投票が数えられることを保障するわけではないという判例を作ったのは---連邦最高裁だった。今回もまた大統領選択の大役を担うことになる連邦最高裁判事の1人、ブッシュ支持派のウィリアム・ランクイスト判事(80歳)は、甲状腺ガンに侵された病床の身をおして、引退前の最後の大仕事である大統領選挙後の裁判に備えている。
ブッシュを熱烈に支持しているもうひとりの判事、アントニン・スカリアは、4年前の大統領選挙裁判において、親友ディック・チェイニーの依頼により、フロリダ州の票の再集計を拒否する判決に手を貸した見返りに、弁護士である自分の息子(企業弁護士)が出世できるようブッシュ家に助けてもらった。キリスト教右派を公言するスカリア判事は、数々のスキャンダルにも関わらず、ブッシュが再選されれば判事を続けることができると期待しているだろう。
というわけで、大統領選挙が裁判に持ち込まれた場合、ブッシュ有利となる可能性は高いが、ケリー陣営はこれを座視しているわけではない。これから始まる米国最大規模の連続訴訟に備え、ケリー陣営は少なくとも1万人以上の弁護士を全米に派遣することを計画している。その内2,000人は、前回問題のあったフロリダに派遣されるとのことだ。このあたりはエドワーズ候補の面目躍如といった形だが、果たして民主党弁護士軍団は、ブッシュの秘密兵器ジミー・ベイカー率いる世界戦争謀略弁護士企業ベイカーボッツに対抗できるだろうか?
また、裁判で大統領が決定されることが慣例となった場合、国民にとって選挙参加にどれほどの意義があるのだろうか。
アメリカでは現在、国民は民主党支持派と共和党支持派でほぼ真っ二つに分かれている。民主主義の重要プロセスであるはずの大統領選挙は、米国民を統治ではなく分裂へと導いたわけだ。選挙が終わっても、こうした分断が修復される可能性は低い。おまけに投票はカウントされず、選挙結果は曖昧なまま、国の代表は法廷で、弁護士と判事により決定される。選ばれた大統領は、大口献金者である大企業の意向に沿って政策を決定する。がっかりした国民は「仕事時間を削って投票に行くのは無駄」と感じるようになる。
このようにして、北米大陸に新国家、アメリカ非合衆国(USA:Ununited States of America)が建設されていくわけである。