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『国際商人(国際金融家)や体系的宗教を中心とした歴史認識』へのレス
http://www.asyura2.com/0406/dispute19/msg/386.html
投稿者 tangerine(旧 三四郎) 日時 2004 年 9 月 17 日 01:41:11:s.07I/md6W8Bc
 

「三四郎」改め「tangerine」です

かなり以前にあっしらさんにいただいた
『国際商人(国際金融家)や体系的宗教を中心とした歴史認識』
http://www.asyura2.com/0403/bd35/msg/1153.html
へのレスです。 返事が遅れ、大変申し訳ありません

6/21日投稿ですから、3ヶ月近くすっぽかしたままでした。
しかし忘れていた訳ではありません。
今月仕事も一段落付き、精神的にも落ち着いたので活動を再開します。
我ながらマイペースですが、何とぞお許し下さい。

今回は前回の最も重要と思える以下の部分をテーマとして返事を書かせていただきます。

>>現代ある諸問題のルーツが帝政時代に多く見当たるような気もします。(別の見
方を
>>すれば対応策が作りやすくなる。)

>興味深い指摘だと思っていますので、「帝政時代」が何を指すのか、
>どのような諸問題がそれに多く見当たるのかフォローをしていただければ幸いで
す。

この場合の帝政とはローマ帝国を指します。その延長である中世キリスト教社会も含めて
ローマ帝国と現代社会の類似点や問題点について述べてみます。

「政治体制の(多少の)類似」
ローマ帝国は中国皇帝や日本の天皇家などとは違い、
皇帝が必ずしも世襲制ではないので厳密には王朝とは呼べない(筈)。
問題は帝位に就くのに「カネ」が要る。軍人皇帝も軍に金を支払えないと殺される。
終身という点を除けば皇帝というよりは現代の大統領制に近い
現代も同じで財閥の後押しで大統領や首相となる。彼らを無視して勝手な事をすれば
失脚する。(終身制ではないから殺される心配はない。)
後の神聖ローマ皇帝や教皇は選挙制で、やはり資金調達力のある方が勝つ。
神聖ローマ帝国の選挙資金は膨大でハプスブルグ王朝は常に借金まみれだった。
スペインハプスブルグ王室が新大陸から略奪した金銀は、
フッガー家(カトリック教徒)などほとんどの金融家の手に。
(逆にいえば大航海〜金銀略奪の為の大殺戮は借金が原因?)
完璧に血統に正当付けられた王朝支配ではこの手は上手く使えない。
「ローマ皇帝→神聖ローマ皇帝&教皇→大統領制」と歴史的に金で選ばれてきた権力と見る事も出来る。

「各国家にまたがり存在する」
カトリック(普遍的)自体が「ワンワールド」的宗教。
戦略的・組織的に各地の宗教を取り込みつつ排除、それらの神を悪魔に置き換えながら自分は
常に神の代理・正義・正当を主張。(多かれ少なかれ宗教にはこういった要素があるが...)
「中世各王侯貴族領土領民−カトリック教会」の関係は、そのまま「現代各国家国民
−グローバリズム推進機関」と対比できる構図となる。
現代の各国家をまたがる"グローバル"な価値感・スタンダードとそれを醸成・推進する政治
・経済・文化的な国際的勢力がある点で類似。
(かつては教会が教育機関・諜報機関でもあった。)
直接の軍事力は保有しないが様々な手段で間接的に動かせる点も同じ。
(ちなみにキリスト教とユダヤ教は対立しているように見えても「奥の院」は
繋がっている可能性もあるのでは?)

「奴隷制大農園と中小農民」
現代の大企業と中小企業の関係に近い。奴隷という低賃金の労働力でスケー
ルメリットを追求した小麦はローマ社会を構成していた中小農民を没落に向かわせる。
大規模農園主は現代で言えば大企業経営者に当たる。
大産業こそないもののこの構図は現代社会にもあてはまる。
そして貧窮化していった民衆はキリスト教によって”救済”されることとなる。
(現代の貧窮化した民衆は何によって救済されるのか?)

「ローマ帝国は極めて金融活動が活発であった」
ローマ史を通じて大雑把に言えば「農村→大金融帝国」のプロセスという見方も出来る。
貨幣については当初は青銅製であったが、ギリシア系の南イタリア諸都市を支配したころから
金銀の硬貨が流通しはじめる。
(大変化はやはりポエニ戦役後からですが、カルタゴの金融家の影響かどうかは分かりません。)
農業国家が半途を広げ、ギリシア〜オリエント〜北アフリカの商業圏を支配したことで
名将ハンニバルの言う「内部疾患」に煩うようになった。
(この「内部疾患」がローマを内部から乗っ取る謀略を意図しているのか?単なる深読みか?
いずれにせよ農業が巨大商業資本を抱え込めばただ事ではすまされない。)

カルタゴ人かユダヤ人か別の勢力かは分かりませんが、
ローマ帝国は徐々に金融資本が力をつけ、最終的にはほぼ乗っ取られた
という点で、現代の世界の置かれている状況に類似している。
広がる貧富の差その他の社会問題から来る「帝国」の崩壊はキリスト教会が行政機構を乗っ取り
「生かさず殺さず少しずつ搾り取る」江戸時代的な、中世の封建社会へと変容を遂げる。
あっしらさんの自説にある「産業資本主義→利益なき社会」説に通じるものを発見できる(?)

「蛮族の存在」
たわけた空想ですが、近代社会も「蛮族」の侵入で崩壊ないしは変化する可能性がある。
我々近代人が徐々に「蛮族」化することで、
世界的に何か大きな変化が起きるのではないかと漠然と感じることがあります。

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