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国際金融資本の世界支配に関する研究(九州科学技術研究所)
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投稿者 愚民党 日時 2004 年 8 月 30 日 11:04:08:ogcGl0q1DMbpk
 



国際金融資本の世界支配に関する研究(1)


●世界支配への手段

 我々は世界支配というと、直ぐに武力による地球支配を想像する。あるいは政治力であろうと短見的な解釈をしてしまう。
 しかし今や世界支配、地球支配はこうした表面化するものばかりではない。実体経済の後に人類の上に降り注いだ金融経済支配によって世界支配、地球支配が可能になったといえる。

 その典型的なこれらの可能性を示唆したものが一九二九年十月二十三日に世界を震憾させたニューヨークウォール街で起こった「暗黒の木曜日」である。多くの中産階級はこれまで蓄えていた資産をこの日の株式の大暴落によって瞬時に失い、それに反して、底値で株を対叩いたアメリカ東部のエスタブリュシュメント(establishment/既成勢力)の大富豪達は、これによってまたしてもロスチャイルドが、ワーテルロー会戦で天文学的な数字の巨富を手に入れたに匹敵するような財産を手中にした。

 ひと握りの支配者が、大勢の微生物的な被支配者を支配する、これはユダヤ教のカバラ思想から生まれたユダヤ黄金率である。この方程式によると、支配者二十八に対し、被支配者七十二という分割比が成り立ち、これは長方形が最も美しく見える形であるとこの思想では説かれている。

 現に映画のシネマスコープ・スクリーンや、ハイビジョンテレビやワイドテレビの画面の縦と横の分割比は、二十八対七十二という。縦二十八に対し、横七十二が最も均整のとれた美しい長方形というのだ。つまり長方形の四辺を二等分にし、その一辺の底辺の横が七十二、その垂直辺が二十八の割合で分割するとその長方形は、最も美しく均整のとれたものになるというのだ。その分割比は七対十八である。

 こうした分離比は一種の宇宙法則として分割され、分離されたものといえる。そして世界はこうした分割・分離の法則にしたがって、支配者と被支配者が分割・分離されているといえるだろう。その分割・分離のために手段として用いられているのが金融経済による世界支配に構想であるといえる。持てる者と待たざる者の格差は益々広がりを見せ、分割・分離が明白になってきた。

 また昨今はデジタル・ディバイトという情報格差によって、情報を知る者と知らない者とが、その貧富において、二分するという現象が起こり始めた。そして誰もがこの言葉に載せられて、IT(information digital digital/インフォメーション・デジタル・テクノロジー)革命の真っ只中に否応なく放り込まれ、踊らされるという現象が起き始めた。

●金融経済の齎す不安の影

 情報格差によって貧富の格差が隔たりを見せているかのように見える今日、我々は貸し出しなどの運用資金を上回る「逆ザヤ」状態の現実をしっかりと見極めなければならない。
 これは相次ぐ銀行の倒産などによって知る事が出来る。

 一九九五年三月、東京共和信用金庫と安全信用組合が東京共同銀行に事業譲渡された。続いて同年七月にはコスモ信用組合が倒産し、同年八月には木津用金庫、そして兵庫銀行が相続いて倒産した。これ以降も続々と倒産劇は繰り返される。また大和銀行の巨額損失事件も起こった。

 こうして日本の銀行や信用金庫の中には調達した資金の金利が貸し出しなどの運用資金を上回る逆ザヤ状態になっている金融機関も少なくないのである。一言で云って採算がとれなくなっているのだ。

 しかし銀行や証券会社は金融という職種柄これを今直ぐに休業できないというのもまた経営者側の心情である。山一証券が巨額な赤字を抱えて破綻したのは、まだ我々の記憶に新しい。

 こうした金融機関の倒産劇を見るには、歴史を一九二七年にまで遡らなければならない。

●資本主義経済の崩壊

 資本主義市場経済の最後の足掻きの当来が始まった。この経済における最後の徒花が咲こうとしている。これはこの経済の金融部門においてである。

 金融ビッグバン、金融開国等と称される近未来において、限りなく人間の金銭欲を燃焼させ、脳裡を交叉する実体の無いマネーによって、人心はこれに魅せられ、煽られ、そして金銭至上主義を全うしている。十七世紀頃に起源した金融社会構造はこの二十一世紀を迎えて開花の一途を辿った。この開花状態から、市場経済の最後の徒花が咲き始めようとしているのだ。

 そして徒花と称される限り、それは季節はずれに咲く花であり、資本主義のルールから言えば、拡大したデリバティブによって、このルールを無視し、決算操作のために不正な歪曲によってバランスシートの外に咲いた、散り行く、はかない花なのである。
 資本主義崩壊の概念は、まさにこの徒花に由来するのだ。

 さてここで、資本主義とは何かということを定義して見よう。
 資本主義の原則は、「貸借対照表」によるバランスシートと呼ばれる貸方と借方の左右の表示が辻褄が合っている状態において、それは資本主義の原則を包含しているといえる。そしてこれに付随するものが「損益計算書」である。この二種類の示される決算書類によって企業は経済活動を行い、これはとりもなおさず、資本主義の明確な思想であった。

 ところが金融経済の申し子は、デリバティブなる先物取引を生み出し、「決算操作」並びに「デリバティブ取引の膨張化」を作り出してしまった。
 あらゆる経済活動は、その取り引きにおいて、必ず「対価」を伴うものである。その対価は先ず数字によって表現される。そしてその数字は貸方と借方に記載するということが条件になる。これは資本主義の原則であり、資本主義を明確に顕わした思想である。

 さてデリバティブによる決算操作とはどういうことを言うのか。単刀直入に言って決算帳簿の歪曲である。誤魔化しであり、不正である。
 デリバティブの特徴は、オフバランスであることによって拡大を伴い、決算書の枠外に取り引きを求める事が出来る点である。これはまさしく資本主義の原則を無視した取り引きで、更には日本銀行の、破綻寸前の金融機関に無担保融資するなどの行為も、資本主義を無視したものといわなければならない。

 こうした決算操作やデリバティブ取引、そして日銀の無担保融資などの資本主義の原則を無視した経済活動によって、この思想の最も中枢を占める会計帳簿は、この思想の原則から逸脱するのである。そしてこうした歪曲された会計帳簿は、資本主義の掲げる思想を逸脱することにより、裡側から崩壊するという末路を余儀なくされるのである。

 元々、財務省(旧大蔵省)の役人や企業家らは最も資本主義のルールに忠実でなければならない人達である。その人達が、自ら資本主義のルールを破り、率先して会計帳簿の逸脱をはかっているのである。この逸脱こそ、資本主義が崩壊をする原因を暗示した最たるものではないか。

 会計帳簿の歪曲は、人体に例えるならば新陳代謝を齎さない状態をいうのである。死滅する細胞があってこそ、新しく生まれる細胞が登場するのである。死滅するべき細胞がいつまでも生き存えるという状態は極めて不自然であり、やがて人体はこうした細胞に滅ぼされてしまうのは火を見るより明らかである。

 経済活動を示す実行過程で、バランスシートの左右は記載された数字に辻褄が合う状態になっていなければならない。喩えば実行過程において「資産の部」が減れば、「負債の部」には損失が計上されなければならない。左右のバランスが崩れ、負債の部が増大すれば企業としての経営体は消滅しなければならない。これは競争原理における、淘汰という、資本主義で最も中心課題になる原則であり、これが無視されれば、消滅されるべき経営体がいつまでも生き残ることになる。こうした歪曲によって消滅されない企業を生き残るという実情は、既に資本主義が正しく機能していないということを如実に物語ったものである。

 つまり現在は、資本主義の病んだ状態の末期症状であり、この末期症状は死を齎すものである。
 資本主義の大発明は「バランスシート」にあるといっても過言ではあるまい。バランスシートの左右に記載された数字は厳密に一致するというところに資本主義の掲げる思想があった。これが今や、歪曲され、この歪曲には国家も一役買うという愚行から見て、資本主義はこうした経済の専門家の手によって内部崩壊しようとしているのである。

 経営破綻とは、バランスシートの左右が負債の部に片寄り、商業行為の失敗として経済における競争原理の敗者として市場から消えることを言うのだ。ところがこういう企業の淘汰がなされず、無担保融資によって敗者復活戦に参加することは、意図的に何らかの操作が行われ、こうしたことが罷り通るのは資本主義の原則が機能しなくなった証拠であり、またバランスシートすら機能していないことになる。

 この機能しなくなった、という現実はまさしく資本主義が社会的経済調整機能としての役割を果たせず、また市場経済における「ねずみ講」的な機能が行き詰まり、調整機能で重要な資源の有効配分が喪失してしまっているといえるのである。
 これに対処して、決算操作やオフバランスのデリバティブが登場したのであろうが、こうしたことが公然と氾濫し、ガン細胞の如く正常細胞を食い荒らすこうした社会現象は、資本主義の持つ社会的な調整機能が機能しなくなったと見るべきである。

 歴史を振り返ると、ある一つの主義が思想を持って生まれ、やがてそれが時代に対応出来なくなって崩壊と蘇生を繰り返すのは、歴史の周期を読み取れば明白であろう。資本主義の歴史を振り返ると、崩壊と蘇生はバランスシートの左右に辻褄が合うという原則に支えられてきたものであった。それが辻褄合せの操作に趨るというこういう現実は、資本主義が崩壊する姿を顕わしたものといえる。
 そして資本主義を崩壊させる最も大きな要因になるのは、資本主義の末期に咲いた徒花・金融経済である。


http://www3.ocn.ne.jp/~saigouha/paper03/kokusaikinyushihonno01.html


国際金融資本の世界支配に関する研究(2)

http://www3.ocn.ne.jp/~saigouha/paper03/kokusaikinyushihonno02.html

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