【ワシントン＝小竹洋之】米連邦準備理事会（ＦＲＢ）のグラムリッチ理事と米ミネアポリス連銀のスターン総裁は27日の講演で、原油価格の高騰や景気減速の懸念から米長期金利が低下しているのは不自然ではないとの見方を示した。

　ＦＲＢは6月末から3回連続で利上げを実施したが、短期金利が上昇しているにもかかわらず、長期金利は低下傾向にある。グラムリッチ理事は「利上げ局面で長短の金利差が縮小することはある」と語り、ＦＲＢの金融政策運営が市場のインフレ懸念を抑え込んでいると強調した。スターン総裁も「長期金利の低下は経済情勢や物価動向に対する市場の見通しを反映しており、おかしなところはない」と語った。 (12:03)

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20040928AT2M2801928092004.html

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