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本当に浮く…「死海の湯」各地で人気
夏休みは日本で死海に浮遊――はるか中東まで出かけなくても、浴場はちょっとした死海ブームで、死海の塩分濃度を本場の塩で再現した湯あみなどが、各地で人気だ。
温泉激戦地の大分県。弥生町の「やよいの湯」は2002年に開設された。「目の肥えた愛好家を呼べる特別なものを……」と思いついたのが「死海の湯」。死海の塩の輸入業者(東京)から塩を仕入れ、本場と同じ約30%で溶かすこだわりが、今や1番人気に育った。
塩分濃度は海水の10倍もある。ただし、死海の広さは望めず、直径約3メートル、深さ約70センチの円形の浴槽につかる。それでも、湯船につかって足を投げ出せば、プカリと体が浮く。
イスラエルとヨルダンの国境にある死海には、浮遊体験を求め世界から観光客が集う。その天井知らずの青空、まばゆい陽光は浴場にないが、週に1度は訪れるという同町の会社員男性(28)は「ゆらゆら漂っていると日ごろの憂さを忘れるよ」と満足そうだ。
カルシウムやマグネシウムなど天然ミネラルが豊富で、美容にいいと、女性にも人気だ。入浴料は小学生300円、中学生以上500円。
「死海風呂」「死海プール」など、死海の名を冠した温浴泉が、この数年目立つ。神奈川県箱根町、札幌市、東京都練馬区、福岡市などにあり、浮くことにこだわらず、美容効果などを宣伝するところもあるようだ。
環境省によると、温泉を利用した公衆浴場の数は2002年度末で6738施設で、5年間で1658施設も増加。厚生労働省の調査では、スーパー銭湯や健康ランドなどの施設も年々増えている。
厳しい競争を生き抜くには、魅力的な個性が欠かせない。世界に名をはせる死海の借名も、巧みな知恵といえそうだ。「体が浮くというアミューズメント感覚や、ミネラルが豊富という健康感覚が魅力なのだろう」と、「日本温泉総合研究所」(所長・松田忠徳札幌国際大学教授)は、死海人気を読み解いている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040723i516.htm
写真:本当に体が浮く「死海の湯」(大分県弥生町で)
http://www.yomiuri.co.jp/img/20040723i516-1-A20040724001021891M.jpg