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とりあえず「軽薄な相対主義」が身上です。
http://www.asyura2.com/0406/idletalk11/msg/1390.html
投稿者 バルタン星人 日時 2004 年 12 月 03 日 07:38:05:akCNZ5gcyRMTo
 

(回答先: Re: 「ヨン様問題に関する雑談的諸問題」ってまたかよ 投稿者 Sinta 日時 2004 年 12 月 02 日 22:33:23)

参考スレ
http://www.asyura2.com/0406/idletalk11/msg/1356.html

Sintaさん どうもです。

>先日は、変な例えをしてしまい、御免なさい。言い訳ですが、お気に入りの本屋さん
>に例えましたのでご容赦くださいね。「楽しければいいじゃん」には共感です。
下の方に埋もれてしまったので抱き合わせレスですがご容赦ください。

>「ロクス・ソルスありますか?」なんて言ったらポンと出して頂けるのでしょうか。
お品揃えには限りがあります。(笑)

パティ・ハーストの情報ありがとうございました。
題名は失念しましたがジェームズ・クロムウェルとメラニー・グリフィスが御当主と愛人を演じたハースト家実録風映画?を観たことがありますが、結構悲惨な結末でした。
70年代への回帰が「願望」なのか確たる根拠があるかは気になりますね。

>センスの良い道具とお茶を極めた方の道具立ては、素敵で楽しいけど、知らないで
>これをやってしまうととんでもないものになってしまう。
御意、ですから「面白いもの」を見つける為に全知全能を振り絞るわけです。苦しいから楽しい、楽しいから苦しい。阿修羅でレスを書くのも同じかもしれません。

>ブームによって、そのものの本来の価値をも消費されてしまった対象って結構あるん
>じゃないかと思います。
うーん、腹にずしんとくる話なので、思わずマジレスになってしまいますが、(いつもふざけてる訳ではありません、いや死力を尽くしてふざけているのかな)ヘーゲルではありませんが欲望は常に他人の欲望でもあるわけで、要は「他人の欲しがるものを欲しがる」、のどが渇いたから水が飲みたい、寒いから火に当たりたいという「欲求」とは違いますね。硬い言葉で言えば間主観性あるいは共同主観、欲望はどんなにその人「個人」に切実なものであろうと常に他者に媒介されていると思います。じゃぁ、その欲望がどう成立するかというと、その他者にとっての他者って自分じゃないか、岸田秀先生もたまには良い事を言っていますが「始源の問題を問うと必ず循環論法になる。」
「仕掛けが当たる」というのは、非常にセコいですが共同主観=世界の定立という「始源の秘密」を反復していることになる、もしかして仕掛けている奴らは「秘密」を知っているんじゃないか(笑)、それは合目的的な合理論では絶対解けないんじゃないかと思っているわけですで、そこに興味があるのです。
仕掛けている連中も「金」の為ではあるはずなんですが、「当たったとき」の至福の一瞬が忘れられないビョーキかもしれません。


もう少し話を下げて(笑)己が身を振り返るとですね、新聞の書評欄を眺めながら「おっ、**の新刊がでているのか」と言いながら、ユニクロで二千円のワイシャツ買うにも散々ためらうのに小熊英二先生の『民主と愛国』みたいな高い本をポンと買う、読んでみると、すが秀美じゃないけど「あれっ?これってほとんど司馬遼太郎の『坂の上の雲』じゃないか」とか思ったりする。別レスでも書きましたが吉本隆明の『共同幻想論』の改定新版が出ると衝動買いする、言ってることは一見「まとも」?そうですが、やってることはほとんどアホですよ。
理性的であろうとする非理性的な情動に突き動かされ、合理的であろうとする非合理的な情熱にかられてのた打ち回る。まぁ人の事は言えないって(苦笑)

「人間は何を求め、何を愛するか」(坂口安吾)という価値判断はアポリア中のアポリアで解答はたぶん無い、スピノザ的に言えば「考えること自体に意味がある」としか言いようがない。出来合いを拾ってきたり、ましてや他人様から頂戴するのは空恐ろしい。しゃらくさく言えばブランドに狂奔する女性たちを最も否定するが故に最も肯定する、とりあえず「軽薄な相対主義」を身上としようという事で。

>ご紹介のサイトで、ナンシー梅木の名がありましたが、彼女の歌、大好きです。
終戦直後日本でレコード沢山吹き込んでいますね。オスカーも取りましたがナンシー梅木が「ベン・ケーシー」にスペシャルゲストで出演したというのをどっかで聞きました。
(当然リアルタイムではありません 笑)
ここで試聴できるみたいです。
http://www.listen.co.jp/artdetail.xtp?artistid=1146540&artpg=track


>海外で活躍した日本人ダンサー編では「ミステリアス・マヌエラ」こと和田妙子さん
>もありかな。去年、お会いしましたが、矍鑠としていらしてまさに老上海の生き証人
>といった感じ。
不案内なので早速「ぐぐって」みました。阿修羅にはこういう怖い人が沢山いるから気が抜けませんね。(笑)
http://www.h2.dion.ne.jp/~kinki-bc/z14-5-21.htm

ギターの渡辺香津美の御父君もバンスキングの残党だったようです。
阪本順治監督の「この世の外に クラブ進駐軍」はいい映画だったと思うのですが当たりませんでしたね。なにか足りないんですが、終戦直後というのはセットで凝っても黒澤の「野良犬」三船敏郎と木村功のイメージを刷り込まれているから役者が弱いんじゃないかと思います。
そもそもOut of This Worldが「この世の外に」 はないだろう、誰がつけたのか「浮世はなれて」という洒落た邦題がありましたし。


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