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That's Japan 連続シンポジウム・こころ真論2「おとなの覚悟」参加[Kawakita on the Web]
http://www.asyura2.com/0406/it06/msg/776.html
投稿者 なるほど 日時 2004 年 11 月 15 日 02:55:11:dfhdU2/i2Qkk2
 

新宿区牛込箪笥区民センターで開催されたThat's Japan 連続シンポジウム・こころ真論2に参加してきた。今回は前回の子供編に続きおとな編。パネラーは元・一水会代表の鈴木邦男氏、前回に引き続き精神科医の高岡健氏と社会学者の宮台真司氏。

こころ真論2「おとなの覚悟」概要メモ
鈴木氏は今の今の保守派の人たちが変えようとしている憲法改正、自衛隊の軍隊化、教育基本法改正、日の丸・君が代の義務化などは、「子供のため」などとダシにせず、今の「大人のため」にやっていると言うべきだと主張。また今の国を認めてこの国を愛する「愛国」ではなく、この国は好きだけどここがダメと主張する「憂国」であるべきと主張。
昔は「革命無罪」革命のためなら何をしてもよいと言われていたが、今日では「愛国無罪」の状況が展開しつつあるという認識とのこと。また若年層のプチ・ナショナリズムならぬ、素朴な「ガチンコ・ナショナリズム」の勃興も目に付くとのこと。
サブカル真論のときの中森明夫氏に続いて鈴木氏も宮台氏が第二の三島由紀夫のように自決するのではないかと心配していたが、期待もしていた(笑)。
高岡氏は、明治以前の歴史的に日の丸・君が代が天皇とは何の関係も実はなく、その後の教育においてそれが不問に付されていることを紹介。教育というならば、日の丸・君が代を強制して国を愛させるのではなく、日の丸・君が代のルーツを提示してみなで日本の成り立ちを議論することが教育であろうとのこと。
また日本は日本武尊の神話や伊勢神宮の猿田彦神社の構造に見るように、はるか古代において征服/被征服が行われ、単一民族ではなく重層的に考えていくべきではないか、被征服側から見れば後から来たものを相対化できるのではないかとのこと。
日本史は実はどこかに接木がされており、それが見えない構造になっているのが今の日本であり、大人は本当にこの点をさかのぼって自分たちのルーツを考えたのちに、今やっていることを振り返るべきではないかとのこと。
宮台氏は、先日の日の丸・君が代問題にふれて、保守主義者が日の丸・君が代を強制しようとしたならば「キサマ!陛下の御意に逆らうのかぁ!」と言うべしと煽っていた(笑)。
「愛国」に関して、三島由紀夫や丸山真男の言説の流れから愛国には「強制」と「内発」があると語っていた。三島由紀夫が徴兵制や愛国の義務化に徹底して反対していた例や、丸山真男の愛国が強制されれば必ずしも愛国者でないものが人に認められたいがため愛国的に振舞うことを挙げていた例を挙げ解説。愛国の強制などこれほど信用の置けないものはないと*2。また「国粋」と「愛国」の違いも解説。「愛国」の本義とは日本国民の子々孫々の繁栄を願うことであり、「国粋」のような自己犠牲演出競争で勝たんとするエゴイズムとは違うとのこと。
話を整理するために、よき社会を構想する概念の対立軸として@社会/国家を重視、A信頼/不安をベースとした社会、B多様性/流動性で収益をあげる社会のお馴染みの点を解説。
@の説明に関してはイギリスの例が面白かった。憲法は社会から統治権力への命令であり、憲法の意味とは国民が国家と契約した憲法の枠内で国家は国民を規制できる法律を制定するのだけれども、イギリスには憲法がない。イギリスからすれば憲法を持って社会が国家を操縦しなければうまくいかないのは未成熟の証であると。
そのあとに右/左の原理的な違いを「主知主義/主意主義」、自由の定義(アイザイア・バーリンの「消極的自由」と「積極的自由」)、「積極的自由」の元となったカントの『純粋理性批判』と『実践理性批判』の解釈、コミュニタリアンのチャールズ・テイラーによる「積極的自由」の重要性についての主張、初期ギリシャ時代の万物学とプラトン以降のメタ・フィジックスの違い、マックス・ウェーバーの目的合理性の議論の変化などを紹介しながら、内発性の重要さを説いていた。聞いたことがあっても本質を理解していないことばかりだったのでかなり面白かった。

http://d.hatena.ne.jp/kwkt/20041113#p2

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