栃木県小山（おやま）市神鳥谷（ひととのや）に住む塗装工・小林保徳（やすのり）さん（４０）の次男一斗（かずと）ちゃん（４）と三男隼人（はやと）ちゃん（３）が１１日午後から行方不明になっている事件で、県警の捜査本部は１４日午前、未成年者誘拐の疑いで逮捕した自称会社員・下山明宏容疑者（３９）の供述に基づいて、同県小山市間々田（ままだ）の思川（おもいがわ）中州で幼児１人の遺体を発見した。遺体は、着衣や家族の話などから弟の隼人ちゃんと確認された。県警は引き続き兄の一斗ちゃんの発見に全力を挙げている。

　隼人ちゃんの遺体の発見場所は、兄弟が暮らしていたアパートから南西に５．４キロ。思川にかかる網戸大橋の上流約３００メートル。１３日夜に下山容疑者が「川で兄弟を殺害した」「小山市間々田の思川に２人を置いた」と供述した。１４日午前１０時３５分ごろ、県警のヘリコプターが、中州に打ち上げられている幼児１人の遺体を発見した。

　遺体はうつぶせで、中州の藻にもぐるようにして、上流から流されてきたような状況で見つかった。１４日正午前、隼人ちゃんの父と祖母が確認した。

　調べでは、発見現場から２キロほど上流にある間中橋の付近で、兄弟は車から降ろされ、暴行を受けた後、思川に投げ込まれた、とみられる。

　この事件では１２日深夜、小林さん一家３人と同じアパートで暮らしていた下山容疑者が逮捕され、当初の取り調べでは「１２日の午前１時半ごろ、小山市間々田の公園付近の路上で２人を車から降ろした」と供述。車から降ろした時点で兄弟が生存していたかどうかははっきり言わず、殺害は否認していた。１３日夜になって殺害を認め始めたという。県警は下山容疑者をその夜のうちに現場に連れて行き、放置場所を確認させたという。

　小林さんは６月下旬、一斗ちゃんと隼人ちゃんを連れて、中学時代の後輩にあたる下山容疑者の自宅で生活するようになり、小林さん一家３人と下山容疑者一家３人の計６人が３ＤＫ、５６平方メートルのアパートに同居していた。

　下山容疑者は調べに対し、「光熱費などももらえず、同居していること自体が不満だった。出ていってもらいたかったが、先輩なので言えなかった」と供述していた。 (09/14 21:07)

http://www.asahi.com/national/update/0914/014.html

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• 下山容疑者、拒めぬ同居に不満募る　栃木・小山誘拐事件 ［朝日新聞］【両家族の関係が書いてある】 あっしら 2004/9/14 23:45:44 (0)

　

　

　

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