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八木啓代氏のウェブサイト付設掲示板より
http://www.asyura2.com/0406/senkyo4/msg/621.html
投稿者 スタン反戦 日時 2004 年 7 月 20 日 16:01:41:jgaFEZzEmIsYo
 

(回答先: 八木啓代のウェブサイト「モノローグ」より7月上旬【野党大連合提唱】 投稿者 スタン反戦 日時 2004 年 7 月 20 日 15:50:25)

※ 前回の投稿で八木氏に敬称を付け忘れました。おわびして訂正します ※


http://8530.teacup.com/pandora/bbs

どうなんでしょうね。。。 投稿者:ceria  投稿日: 7月16日(金)01時44分24秒

 第三極をめざすべきなのか、二大政党制になだれこんでいくべきなのか、判断がつきません。

 確かに、数合わせで言えば「大同団結」で民主党に力を寄せれば、もっと自民党を追い込めたのかもしれない。しかし、独自候補を立てなければ、その地域の党の力は間違いなく衰退するのではないか、と思う。その結果、第三極を立ち上げる力は弱まり、二大政党が固定されるのではないか、と。

 ちなみに、社民党の選挙協力は、単に金欠のためで、他党の「公認候補」に乗るのは公党の態度として間違っていると思う(沖縄のような無所属候補ならアリだけど)。

 沖縄での共闘は、望ましい形だとは思いますが、それが成功だったのかどうか、評価はこれからではないでしょうか。

 確かに当選=成功とも言えますが、有事法制に賛成した民主党とウルトラ反対の社民・共産ですから、今後、糸数議員が「踏み絵」を踏まされる場面が出てくると思います。
 
 ラルフ・ネーダー氏のことは、マイケル・ムーア氏が「ブッシュを当選させたのは自分だ」と反省をこめて書いてますね。

 私も、投票日直前に読んでしまい、どうしたら良いものか迷いました。
 でも、アメリカの民主党はイラク戦争に反対せず、反対したのはたった1人の女性議員(上院だったか下院だったか、忘れちゃったけど)だけだったとか。
 私は、エゴかもしれませんが、自民党を利する結果になったかもしれませんが、自分が投票した議員が、戦争に賛成するのを見たくないので、「大同団結」はしませんでした。

 蛇足ですが・・・社民党の前身・社会党が崩れ堕ちたのは、そのときそのときで方針を変えて、右往左往した結果だと私は思っています。

 「山が動いた」と言った89年から、「政権を取らない政党はネズミを捕らない猫と同じ」と煽られ、「政権が欲しければ、今、現に存在する自衛隊を認めろ」と脅され、「政治改革が必要。小選挙区制にすれば金がかからない」と騙され、「小選挙区制を進めるのは改革派、反対する者は守旧派だ」と言って守旧派狩り。
 トドメは、鳩山(弟)に「来るなら『左』を切って来い」でした。

 例えば、共産党が、今回の選挙の教訓として、「変わらなきゃ!」という強迫観念にかられたら、社民党(社会党)同じ道を歩みことになるのでは?と、密かに危惧しています。
 
 政治の話は、あまり得意でなく、思いつくまま思っていることを書いてきました。

 私は第三極は必要だと思っています。
 ただし、再出発の時間が残されているのなら、ということです。
 今の日本は、どの時点にいるのでしょうか。
 ワラ(民主)をも掴まなければならないというところまで来ているのでしょうか。
 その辺の判断がつきません。

2大政党制 投稿者:PANDORA  投稿日: 7月16日(金)10時47分37秒

ceriaさん

ええ、結論から言うと、私も二大政党制には反対です。
そして、もちろん民主党支持者ではありません。

しかし、それゆえに、いまの状態では、社民党も共産党も「ほんとになくなる」
かもしれないことに、本気で危機感を抱いています。

社民(というか)社会党の衰退は、ご指摘の通り、89年の大勝利で錯覚したため。
自らを大政党と誤解し、自ら首を絞めたのだと思っています。そういう意味では、
自業自得。
土井たか子の年金不払いには、はっきりいって、閣僚の不払いよりもムカつきまし
たね。
しかし、だからといって、社民がなくなったら良いとはまったく思わない。

同様に、一部の共産党の方から、かつて、私はいじめられたりしたこともありまして
(苦笑)、あの党の困ったところもいろいろ知っているのだけれど、やはり、あの党
がなくなるのも困る。

で、何が問題なのかというと、それは、いまの不合理な選挙制なのです。
これを変えなければ、どうにもできない。
中村敦夫ではないけれど、この選挙制では、まっとうな国民の声は反映されない。
しかし、皮肉なことに、この選挙制を変えることができるのは、「議会」だけな
のです。

だとすれば、いったいどのような方法があるでしょうか。

もちろん、私は自分が正しいと言っているわけではないのです。
皆で真剣に考えて、あらゆる可能性を検討するべきだと思います。

自民敗北に持ち込むために、「民主候補」ではなく「無所属の民主推薦」なら、共産党
は相乗りするよ、という交渉をして、相乗り無所属をたくさんつくる方向に持って行く
という方法もあるかと思います。

問題は、いまの共産党は、そのへんの議論をちゃんと行う意思はあるのか、という点。
あくまで、責任をほかに転嫁して「自分たちは悪くない、だから方針は変えない」では
ほんまに、「いまここにある危機」に対処できないよ。

まあ、私に言われたくもないだろうけど、共産党内部の人は思っていても言いにくいだ
ろうと思うので、あえて、石をぶつけてみた次第です。

ほんとに理想を言うなら、社民と共産と中村敦夫と青島幸男が、大同団結できないもん
だろうかね。

アリバイとしての二大政党制 投稿者:eros  投稿日: 7月16日(金)18時21分52秒

PANDORAさまが抱いている危機感と同じものがわたしにもあります。

自民党と公明党の与党連合対民主党という二大政党制が成立してしまったのですが、これは戦前・戦後を通してついぞ微動だにしなかったこの国の権力者たちの最終的な勝利宣言と言っていいのではないでしょうか。

与党連合と民主党にどれほどの違いがあるというのでしょうか。個々の政策についてではありません。どっちの階級に与するのかという点でです。「どっち」というのは階級がいくつもあるわけではないからです。支配する階級と支配される階級の2つの階級しか世の中には存在しないのです。支配階級内の仲違いはじきにおさまります。その時は一党独裁の全体主義体制が完成するときです。

しかしおそらく制度としては二大政党制を維持していくでしょう。どっちへ転んでも同じような結果になることを、さも重大事であるかのように脚色して両党で対立してみせるのでしょう。アリバイとしての二大政党制です。権力の側はこんなに巧妙でしたたかなのに、対する左翼の側はなんて能天気なのでしょうか。

PANDORAさまがモノローグで提案されている、左翼勢力の民主党への選挙協力ですが、この選挙が終わってしまったいまとなってはおそらく民主党から拒絶されるのではないでしょうか。かれらはこの結果で充分だと思っているはずですから。
とはいえ道は残されているはずです。階級意識を軸にした左翼勢力の結集が唯一の道だと思います。


政治BBS状態(^^; 投稿者:ceria  投稿日: 7月17日(土)02時19分36秒

 私の地域では、本当だかウソだか知らないけれど、「共産党が相乗りすると票が減る」と言われていてました(--;←ド田舎ですから。

 私は選挙権を得た頃から、「同じようなもんなんだから、一緒にやった方が投票する方も混乱しなくて済むのになぁ」とずーっと思っていたのですが。

 同じようなもんいうのは、erosさんが仰る通り、同じ階級に与するからなわけで、この何も持たない階級に依拠する政党を無産政党と言った時代もあったそうで。
 今求められるのは、社会主義・共産主義、そんなんどっちでもえーわい、ということで、無産政党なのだと思います。

 「今さら減るような票もなし」ということで、社共共闘が出来れば、日本の未来も少しは明るくなると思うのですが。
 行きがかりを捨てて、戦前の無産政党に立ち返るべきだと私は思います。
 だって事実、今まさに戦前なのですから。

階級 投稿者:PANDORA  投稿日: 7月17日(土)11時21分13秒

erosさんのおっしゃっているのは、まさにいまの米国の状況なわけで、それに近い状況に日本もなっていくだろうという予測。
やむを得ないとは言いたくないですが、選挙制度が変わらない限り、その流れに抗しきれないのではないかな。

で、もうひとつ。いまの日本で、階級云々というのは、果たして有効なのでしょうか?
現実に、社会格差は拡大しているのだけれど、その一方で、「有産階級」対「無産階級」対立構造というのは、いま、どれぐらい機能しているのだろうか。

その図式で、いまの日本をとらえると、確かに共産党はどことも選挙協力はできないわけですが、多数派としては、「日本は豊か」を享受している人が大半なのではないかな。
もちろん。弱者はたくさんいるわけですが、その弱者が多数派であってこそ「階級対立」の概念がありうるわけで、いまの日本では「わかりやすい弱者」はむしろ少数派です。

もちろん搾取がなくなっているということではなく、それが、世界レベルで、南北構造に移行したので、日本にいる限り見えなくなったということなのですが、しかし、その見えにくくなった状況で、問題にするのは難しい。

可能性としては、日本がまた無謀な戦争をやって、国土が焦土化して、インフラストラクチャを失い、なおかつ、第二次大戦後のように、冷戦を前提にしたアメリカの莫大な援助などを受けられない、という状況にまでなれば、国民は、「世界の南北問題」を実感することでしょうが。

でも、そういうわけでもない日本は、南北の北側に位置するわけで、その中の無産階級といったって、ほんとの弱者は一握りで、その大部分は、世界的には「お貴族様」もいいところなわけです。
そのへんのところに、「左翼」はもっと現実的になるべきでしょう。

以前、中米の人権活動家が来日して、中米の悲惨な拷問や弾圧、農村の貧困や医療品不足といった「いまここにある切実な命の危機」をせつせつと訴えたところ、会場の人から、「日本にも問題はたくさんあります。リストラとか、サラリーの切り下げとか、子供の犯罪とか」と真剣に無邪気に言われて、絶句していましたが、そういう無邪気さで、今後もずっとやっていけるの?
(無邪気も度を越えると犯罪的、といったのは平野啓一郎でしたっけ、そのときほどその言葉を実感したことはなかったですが)
というのが、私の言いたいところかな。

むしろ、このところ、「良識的保守」の人たちの論説が、まっとうで驚いたりします。
野中元幹事長の先日のインタビューなんて、思わず感心してしまいました。
ほんとに危険なときというのは、たんに「戦争反対」で超党派団結したって良いと思
うのですよ。
また、それができないと、ほんとにやばい。

>>PANDORAさまがモノローグで提案されている、左翼勢力の民主党への選挙協力ですが、この選挙が終わってしまったいまとなってはおそらく民主党から拒絶されるのではないでしょうか。かれらはこの結果で充分だと思っているはずですから。

ま、これは、そのとおりかもしれません。
要するに、これは自民が負けた選挙でも、民主が躍進した選挙でもなく、小政党(護憲派)が壊滅した選挙だということです。
それをまず冷徹に認識したうえで、それをまわりに責任転嫁して、自分たちに責任はないとか言っている場合ではなく、真剣に危機感を持って、具体的にどうするかを考えられなければ、もうあとはないのだということです。

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