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■□■ 日刊ゲンダイ Dailymail Digest 2004年 9月11日号（平日毎日発行）
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その反対に参院の腐敗親分アオキや首相を失格したくせに
妙に威張っているモリなどの意見を聞いて転向した場合
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きょう（１０日）の閣議決定まで、郵政民営化の基本方針の取り扱いをめぐり、自
民党は大揺れだった。きのうは亀井元政調会長が「時間をかけて議論する必要がある」
と小泉首相に直談判。安倍幹事長と額賀政調会長は、細田官房長官との会談で「閣議
決定は了承できない」と繰り返した。小泉政権を支えてきた青木参院議員会長も「党
の反対を押し切って閣議決定したら、大変なことになる」と警告したくらいで、バリ
バリの郵政族は「反対」「反対」の大合唱だった。
もっとも、小泉内閣が閣議決定したところで、小泉の味方はもう“茶坊主”の竹中
経財相くらいだから、どうしようもない。明大名誉教授の岡野加穂留氏（政治学）が
言う。
「首相主導をアピールしようと焦ってやっていますが、郵政族議員はもちろん、公明
党まで閣議決定の見送りを求める始末でした。麻生総務相をはじめ、首相本人が選ん
だはずの生田郵政公社総裁にまで反対されたのだから話にならない。完全に四面楚歌
です。反小泉勢力は今後、年末に向けた法案作成の段階で、アノ手コノ手で巻き返し
を図ってくるでしょう」
そもそも郵政票の先細りにつながる４事業の分社化が、自民党にスンナリと受け入
れられるはずがないではないか。
しかも小泉はこれから最大の正念場を迎える。人事だ。これまではアッと驚くサプ
ライズでシコシコと得点を稼ぎ政権浮揚のきっかけにしてきた。
しかし、今度ばかりは致命傷になる可能性が大きい。
「小泉首相は１３日から１１日間、ブラジル、メキシコ、米国を訪問します。この外
遊の間に森前首相や党内の実力者と接触を断ち、挙党体制を求める意見を無視するつ
もりでしょう。その上で外遊後の内閣改造・自民党役員人事を小泉流で断行したいハ
ラではないか」（政治ジャーナリスト・伊藤達美氏）
こうなると年末には政局の激動、激変必至である。小泉は党内の猛反発で立ち往生
し、郵政民営化どころじゃなくなる。
小泉の盟友だった加藤紘一元幹事長は、かつて三木首相を引きずり降ろした「挙党
協」の抗争がもう一度起きるかもしれないと“予言”したそうだ。これがズバリ的中
するかもしれない。小泉政権がご臨終を迎える日は近いのだ。
▼ 一本釣り人事を断行すれば党内は反小泉一色に ▼
小泉の後見人を気取る森と青木は、何とかの一つ覚えのように「挙党体制」を繰り
返してきた。森は「君のやりたい改革のためには、党全体の協力が必要だ」なんて言
っちゃって、亀井と古賀元幹事長を要職に起用するように進言している。
それでも思い上がる小泉が知らんぷりで一本釣り人事を貫けば、森と青木のメンツ
は丸つぶれだ。
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■ 仰天！！ 小泉物見遊山外遊スケジュール
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大リーグ始球式、ブラジルで従兄と５０年ぶり再会
ほとんど私用じゃないか
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先月、１８日間の長い夏休みを満喫したばかりの小泉首相が、今度は長期外遊にか
こつけた私的旅行に出かける。１３日からの中南米訪問は“お遊び”だらけのスケジ
ュールなのだ。
小泉は政府専用機で１４日にブラジル入り。ルラ大統領との会談のほか、経済界や
日系人社会代表との懇談を予定しているが、もうひとつ、公費を使った“親戚回り”
がある。
「実は、サンパウロには半世紀前にブラジルに移住した小泉の従兄が住んでいるので
す。０１年に死去した小泉の母・芳江さんの姉の子で、現在はブラジル一の獣医とし
て知られている。小泉首相とは小さい頃から仲が良く、最近もたまに手紙のやりとり
などをしているそうです」（フリージャーナリストの花田一氏）
小泉は８日、首相官邸で、今回の外遊中に従兄と再会する計画を発表。「兄のよう
に慕っていてね。長年の夢がかなう」と大喜びしていた。報道陣は、「真っ先にブラ
ジルを訪問するのはそのためか」とア然だった。
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題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。