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中川経済産業相:天然ガス採掘で中国政府に抗議(毎日)他
http://www.asyura2.com/0406/war56/msg/477.html
投稿者 ネオファイト 日時 2004 年 6 月 08 日 22:50:17:ihQQ4EJsQUa/w
 

(回答先: 中国に経済水域侵害と抗議 日中境界海域のガス開発で政府(産経) 投稿者 ネオファイト 日時 2004 年 6 月 08 日 22:06:20)

毎日では細田官房長官の発言もあり。読売にも記事はありましたが、朝日には中川が抗議したと言う記事もありません。産経では採掘を事実上ストップさせる狙いと書いていますが読売は配分要求とだけあります。

また

「報道洪水」が隠しているもの
http://www.asyura2.com/0403/nihon13/msg/388.html
投稿者 カマヤン 日時 2004 年 6 月 07 日 21:42:15

でご紹介の東京新聞と中日新聞の記事も保存しておきます。



中国、日中境界海域に施設 東シナ海 ガス採掘へ建設(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20040528/mng_____kei_____004.shtml
東シナ海で調査活動を続けてきた中国が、日中中間線ぎりぎりの中国側海域で、天然ガスを採掘するための施設建設に着手したことが二十七日、航空機からの本紙調査で確認された。資源が日本側にまたがれば埋蔵割合に応じて配分を中国側に求めることができるが、日本側に具体的な資料はなく、中国側が独占する可能性が大きい。採掘には米国と英国・オランダの石油企業が一社ずつ加わっており、日中間の新たな懸案に発展する恐れがある。 

■資源独占の恐れ

 採掘施設は「春暁ガス田群」と呼ばれるガス田群のうちの「春暁」で、日中中間線から中国寄りに約五キロの距離にある。東シナ海に中国が一九九八年に初めて造った海上ガス田「平湖ガス田」は中間線から約七十キロの距離にあり、春暁ははるかに日本側に寄っている。

 春暁ガス田群は九五年、中国が中間線をはさんで中国側と日本側での試掘に成功し、豊富な天然ガスを確認した。日本側での試掘は無断で行われた。

 採掘施設は今月二十三日、巨大なやぐらが海底に設置され、二十メートル四方の足場が海面に姿を見せた。年内には完成し、海底パイプを通じて中国本土の寧波に年間二十五億立方メートルの天然ガスが送り込まれることになる。

 採掘を請け負っているのは、中国の「中国海洋石油総公司」「中国石化集団公司」のほか、米国の「ユノカル社」、英国・オランダの石油メジャー「ロイヤル・ダッチ・シェル社」の合計四社。

 春暁ガス田群には五カ所の鉱区が設定され、春暁に隣接した「宝雲亭」で第二の採掘施設の建設計画があるほか、平湖ガス田の南方五十キロでも試掘調査が進められており、日中中間線付近に大規模なガス田群が誕生するのは時間の問題となっている。

 東シナ海に眠る石油や天然ガスは黒海油田に相当する推定七十二億トンとされる。その大半が日中中間線の日本側にあるとみられている。石油や天然ガスなどの地下資源が複数国にまたがった場合、埋蔵資源の体積に応じて配分するのが国際常識とされる。

 だが、日本政府の調査は、地質構造を探る程度の基礎調査にとどまり、配分を求める根拠を持ち合わせていない。このため、専門家の間では、春暁ガス田群の建設によって東シナ海が事実上、「中国の内海」となる可能性が指摘されている。

■調査予定ない

 経済産業省資源エネルギー庁の話 南西諸島西側海域は海底の地層を調べる二次元探査を過去に二回行った。これ以上の詳しい調査は、境界画定のため両国の合意をうたった国連海洋法条約の趣旨から慎重にならざるを得ず、現時点で詳細な調査を行う予定はない。中国が何をやっているか知る立場にない。

(メモ)日中中間線 東シナ海の日本と中国両国の領海基線(海岸線)の中間に引かれた線。日本側は尖閣諸島(中国名・魚釣島)を含む領海基線で線を引き、その東側を排他的経済水域(EEZ)として天然資源の開発・所有権を主張している。一方、中国側は中間線を認めず、中国大陸から中間線を越えて、南西諸島西側に広がる沖縄トラフ(舟状海盆)までの大陸棚全域がEEZと主張し、争っている。
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春暁ガス田で住金が資材受注 特殊鋼管 昨秋、中国に引き渡し(中日)
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20040603/mng_____sya_____005.shtml
中国が天然ガス採掘のため、東シナ海の日中中間線近くで建設を進めている「春暁ガス田群」で使うパイプラインの鋼管を、「住友商事」(東京)の仲介で「住友金属工業」(同)が受注していたことが分かった。採掘には米国、英国・オランダの欧米企業が参加しているが、日本企業の関与が明らかになったのは初めて。

 春暁ガス田群から天然ガスを引き込む中国大陸の寧波までの距離は約三千五百キロ。パイプラインで送り込む方式で必要な鋼管は六万六千トンに上る。

 昨年三月から同四月にかけて、採掘企業の一つである「中国海洋石油総公司」の主催で深い海域で使う特殊な大口径の鋼管二千七百トン分の国際入札が行われ、住友商事を通じて住友金属工業が約十九億円で受注。鋼管は昨年秋に中国側に引き渡された。中国側は既にパイプラインの埋設工事を開始している。

 両社とも以前から中国企業との取引があり、通常の商行為の一環として受注したという。具体的な建設地点は「知る立場になかった」としている。

 春暁ガス田群は日中中間線からわずか五キロの中国側に建設中で、年内には採掘が開始される見通し。埋蔵される天然ガスなどの資源を中国側が独占する可能性が高い。

 <住友商事広報部の話>当社と住友金属は中国海洋石油の国際入札に参加した。しかし、春暁ガス田の開発プロセスには両社とも関与していない。

 <住友金属工業広報グループの話>商品を納入したのは事実だが、春暁ガス田についてコメントする立場にない。
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中川経済産業相:天然ガス採掘で中国政府に抗議(毎日)
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/news/20040609k0000m010093000c.html
 東シナ海の日中中間線近くの中国側海域で、中国企業が天然ガスの採掘施設を建設している問題で、中川昭一経済産業相は8日の閣議後会見で、ガス田が日本側海域に広がっている可能性もあることから、「排他的経済水域(EEZ)を侵す可能性がある」として、中国政府に抗議したことを明らかにした。

 現場は、日中中間線から約5キロ中国寄りの地点。日本は、EEZの境界線として日中中間線を主張しているが、中国は東シナ海の大陸棚全域での経済的権利を求めており、対立が続いている。

 経産相は「日本として大事な主権、排他的権利であり、資源を守るという国益のためにやるべきことをやっていく」と発言。9日からフィリピンで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)と日中韓による「ASEANプラス3エネルギー相会合」での日中会談でも懸念を表明する考えを示した。

 ただ、細田博之官房長官も8日の会見で、「日本が主張する日中中間線よりも中国側の水域で行われているもので、わが国の立場に直接影響を与えるものではないと認識している。政府としては引き続き、動向を注視し、情報収集に努める」と述べるにとどまった。【須佐美玲子】
毎日新聞 2004年6月8日 20時54分
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日中境界で中国がガス田開発、日本が配分要求へ(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20040608i301.htm
中国が東シナ海における日本の排他的経済水域(EEZ)の境界線(日中中間線)近くの中国側海域で天然ガス田開発を進めていることが明らかになり、日本政府は7日、ガス田が日本のEEZ内に広がっている可能性があるとして、中国に埋蔵割合に応じた配分を求める方針を固めた。

 9日にマニラで開かれる東南アジア諸国連合と中国、韓国、日本(ASEANプラス3)のエネルギー閣僚会議の前後に、中国側に直接伝える考えだ。

 このガス田は、沖縄本島の北西約400キロに位置する「春暁ガス田」。中国は1995年、ガスが豊富に埋蔵されていることを確認している。昨年8月には、中国、米国、英国・オランダの石油開発会社4社と開発契約を締結し、日中中間線から中国側に5キロ入った地点で施設建設などに着手している。2005年に生産を始め、最大で年間25億立方メートル(100万キロ・ワット級の発電所2・5か所分)のガスを中国に送る予定だ。

 ガス田は海底地下の一定範囲に広がっているため、EEZの境界付近では、埋蔵分布に応じて関係国に配分されるのが国際的な慣例となっている。

 日本は、EEZの境界線に関する争いがある中国を刺激することを避けるため、東シナ海の天然ガスについては基礎的な調査だけで、試掘は避ける方針をとっている。春暁ガス田についても、中国側に非公式に試掘データの提供を求めるだけにとどめていた。

 しかし、中国側が春暁ガス田開発を本格化させたことから、正式に日中間の交渉議題とすることで、日本側の権益を守る必要があると判断した。日本は今後、改めて試掘データの提供を求め、春暁ガス田の埋蔵分布を確認する方針だ。

 中国側はもともと、日本の主張するEEZの境界線を認めていない。このため、試掘データの提供も拒んでいる。

 ◆排他的経済水域(EEZ)=領海の基線(河口や湾口など)から200カイリまでの水域。沿岸国は天然資源の探査、開発などの権利や義務を持つ。日中間では重なり合う部分があり、中国は「大陸棚の先端、沖縄海溝までが中国のEEZだ」と主張している。
(2004/6/8/03:04 読売新聞 無断転載禁止)

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