ベルルスコーニ与党会派、貧困地区の住民を１票３０ユーロで買収！！

６月１５日付のエル・ムンド紙の記事からです。

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『中道右派が貧困地区の住民の票を３０ユーロで買った、とナポリ市長が告発』
（ローマ）
ナポリ市長ロサ・ルッソ・イエボリーノは、中道右派連合【ベルルスコーニ与党：訳注】の「自由の家」党が、先の週末の地方選挙で、ナポリ市の貧困地区の住民に３０ユーロ【約４０００円】を与えて票を買っていた、と告発した。

ルッソ・イエボリーノは一部の住民が中道右派に投票した場合３０ユーロを受け取っていたと説明し、このことが起こったのはメルカト・ペンディノやカバーリョのようなナポリでも最も貧しい地区でのことだった、と付け加えた。

中道左派である「マルガリータ」に所属する市長によると、「こんなことは初めてではない」そうで、過去の市議会選挙ではすでに責任者が告訴されていた、と付け加えた。「私が候補者であったとき、その氏名の書いた告訴状を提出した。今回この地区の候補者たちがどうするかは知らない。」と述べた。

中道左派連合はナポリ地区の第１回投票では勝っている。「宣伝用の飛行機もケーキの箱も３０ユーロの買収もせずに、大勝したからだ。」とルッソ・イエボリーノは説明する。

http://www.elmundo.es/elmundo/2004/06/15/internacional/1087308193.html

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ナポリと言えば貧しいイタリア南部の中心都市ですが、それにしても、宣伝用の飛行機はともかくも、「菓子折り」ならぬ「ケーキ箱」、その上に１票３０ユーロ、とは！　何ともセコイ話ですが、それでも「自由の家」党は勝てなかったわけです。

先の欧州議会選挙では、右派連合全部を引っかき集めれば何とか勝っていたのですが、もうじきロマノ・ブロディがＥＵ議長の任期が終わってイタリア政界に戻ってくるわけで、ベルルスコーニも気が気ではないでしょう。たしか来年がイタリアの総選挙だったと思いますので、そのときまでこの下劣なオッサンがマスコミを総動員してどう選挙民をたぶらかそうとするか、見ものです。

【参考】

http://www.asyura2.com/0403/bd34/msg/969.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて　日時 2004 年 4 月 14 日 09:54:08
ベルルスコーニを罵倒する（シリーズ、その１）

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