統一左翼、国会３１１調査委員会で、ＣＮＩ、モサド、英米諜報機関の資料を要求

これは６月１６日付のメトロ紙（電子版）の報道です。

この新聞は広告収入だけで成り立っており街頭で無料配布されているもので、スペインだけでなく、アメリカ、カナダ、チリ、スエーデン、フランスなど、世界１２カ国にあります。アジアでは中国と韓国にありますが日本にはまだありません。
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メトロ・インターナショナル
http://www.metro.lu/
各国語によるその日のニュース
http://www.metropoint.com/cgi-bin/WebObjects/Metropoint.woa
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『３．１１調査委員会の聴聞会は６日以内に始まるだろう』

・統一左翼【スペイン国会内の共産党、緑の党、その他左翼政党の合同会派：訳注】は、ＣＮＩ（スペイン中央情報局）、モサド、英国と米国の諜報機関の情報資料を要求

議会の３．１１調査特別委員会は昨日、来る火曜日（２２日）の午前から下院で始まるだろう。６日間の期間を置いたのは、各国会会派が７月の最終週に始まる聴聞会と文書資料に対して最初の要求を提出できるようにである。この要求によって聴聞会の日程が作られるだろう。

［夜中まで］
委員会の仕事の中で聴聞の要求が次々と広がっていくのは間違いないだろう。聴聞会は公開であり時間の限度が無く、午前、午後、必要に応じて夜に開かれることにもなる。

要求はすでに出始めている。統一左翼−緑の党（ＩＵ−ＩＣＶ）は、ヨーロッパにおけるアルカイダの存在に関してイスラエルの諜報機関モサドが集めたデータを委員会で参照するように要求する予定である。また同様に、米国と英国の諜報機関に９．１１と関連のありそうなテロリストたちの資料を、さらにイラクでの保安に関連してＣＮＩの情報を要求するだろう。

［謀略の中にいる未成年者］

同時に、最高裁判所少年部会判事は、アビレスでこの月曜日に逮捕された、３．１１の爆発物を運んだと見られる「ジプシー少年」として知られる未成年者に対する３ヶ月の拘留期間（３ヶ月の延長を含む）を決めた。爆発物はマドリッドに自動車や、アストゥリアス−マドリッド間の長距離バスで運ばれた可能性がある。

http://www.metrospain.com/nx.asp?noti=3014

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後半の部分はエル・ムンド紙に詳しく書いてあります。

統一左翼が、ヨーロッパにおけるアルカイダの存在に関して、モサドの資料を要求するのは、もちろんモサドがこのあたりの情報を最も握っていることをみんな知っているからですが、果たして、アルカイダ自体に対して疑いを抱いて、つまり「欧州の対テロ戦争」に対する疑問を呈する目的なのか、あるいは逆に「対テロ戦争」に全面協力するつもりなのか、よく分かりません。しかしいずれにせよ、どのような資料が実際に議会に提出されることになるのか、今後を注目しておきましょう。

さて、３．１１をきっかけに政権を手に入れたサパテロ社会労働者党がどんな対応を見せるのか、興味深々です。

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