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「スンニ派指導者は米軍との戦い促す、イラク人を攻撃するな」他(イラク情勢ニュース)
http://www.asyura2.com/0406/war57/msg/1081.html
投稿者 シジミ 日時 2004 年 7 月 26 日 22:06:42:eWn45SEFYZ1R.
 

※ 転送歓迎
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イラク情勢ニュース  2004年7月26日 月曜日

[飛耳長目録]
 ☆「ファルージャを失う者はイラクを失う」
       ボストン・グローブ 7月24日付から訳
 ・イラク: 建材貿易公社の前総裁ら 復興事業で収賄疑惑

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☆★Sunni leaders press insurgents to fight US forces, not Iraqis
  スンニ派指導者は米軍との戦い促す、イラク人を攻撃するな
  by Thanassis Cambanis(Globe Staff)
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ボストン・グローブ 7月24日
http://www.boston.com/news/world/articles/2004/07/24/sunni_leaders_press_insurgents_to_fight_us_forces_not_iraqis?mode=PF

 バグダッド発: スンニ派中心地域の宗教および部族、政治指導
者は、イラクの反乱勢力が戦うことを鼓舞したが、イラク人市民と治
安部隊を殺害することをやめ、アメリカ軍への攻撃に的をしぼるよ
う求めた。

 また指導者の多くは、もしイヤド・アラウィ首相が治安権限をアメリ
カから取り戻す具体的な措置をすすめないなら、国民的レジスタン
スの支持者は暫定イラク政府に対する攻撃に加わることになるだろ
う、と、警告した。

 2人の聖職者、4人の部族指導者、1人の指導的政治家は、最近
のインタビューにおいて、国内の国民的レジスタンスは彼らがテロリ
ストと呼んでいる別の運動とは相容れないと表明した。

 これらの指導者たちがテロリストと規定したのは、自爆攻撃および
一般市民とイラクの治安要員への攻撃、イラクの民衆を遠ざけアメ
リカを不必要に挑発する戦術を採用している外国人とイラク人の戦
士である。

 「占領者を追い出すのに有効なレジスタンスは、イスラム教徒であ
れ非イスラム教徒であれ、またアラブ人であれ非アラブ人であれ、
あらゆる民間人を避けて占領者だけに対して戦いを集中することで
ある」−−アフマド・アベド・アル・サマッライ師は今月初めの緊張し
た金曜礼拝でこのように述べ、名目上ではなく実際的に継続してい
るアメリカの占領に対してイラク国民が団結するよう促した。

 インタビューに現れた人々は、誰一人として、戦っている者への寄
進者であり精神的指導者、交渉への参加者としてのみずからの役
割と反乱勢力への共感を隠そうとはしなかった。

 彼らのなかには、どのような攻撃が指導者たちの支持を得られる
かについて、聖戦に参加している戦士と反乱勢力に精神的アドバイ
スをすると認めた者もいた。一部の者は、彼らの部族のなかからも
戦士を参加させている。

 そのほかにも、反乱勢力の政治分野での活動として働き、あるい
は仲介者となって、メッセージをイラク人政治家と米軍当局に伝えて
いる者もいる。

 彼らの見解は互いに協力しあって、今後数ヶ月のイラクにおいて、
米軍に対する全国民的なレジスタンスがさらに発展する潜在的可能
性を赤裸々に警告するものとなっており、主権委譲が武装した反乱
勢力を落胆させると見込んだ米国の期待は外れた。

 指導者たちの発言は愛国者と外国人戦士のあいだの衝突という
亡霊を思い出させる。それは不安定なイラクで新たな紛争を生じさ
せるものだ。(訳注:この部分は指導者の発言内容ではなく、記者の
見解である)

 彼ら−−全員がアンバル州と親密な結びつきをもったスンニ派教
徒であり、アンバル州はアブグレイブおよびファルージャから西方へ
シリア国境まで広がっている−−は、反乱勢力の一つを代表してい
る。彼らはみずからを一つのグループとして、サダム・フセイン信奉
者、旧バース党員、他の地域で戦っているシーア派教徒のゲリラと
対比させている。

 今のところ、彼ら全員が公然と活動し、自由に移動している。

 ファルージャから来た4部族の指導者(サアド・アッラー・アラウィ;
ハミド・オベイド・モフセン; アブドルサッタル・ハムダン; ラシュデ
ィ・アッ・ジュマイリ)は、最近バグダッドで開かれた会食について話
をした。それは記者の口に羊と鳥の肉を運ぶために中断しながら
の伝統的な部族のもてなしだった。

 4人全員が、彼らは4月初めのファルージャの民衆蜂起を支持し
たと述べた。アラウィは米海兵隊との停戦交渉に尽力し、モフセン
はイラク当局と会談して、ファルージャの指導者は暫定イラク政府を
承認しないと伝えた。

 ファルージャの各部族指導者は、一つの同族的な見解を堅く守っ
ている。つまり、彼らはフセイン以前の田園的なイラクに郷愁を持っ
ており、そこでは政治権力としては部族と大家族が唯一の重要な協
議機関を形成していた。彼らは君主制への復帰を支持し、聖職者に
よる神権政治を望んでいない。

 指導者たちは彼らの見解を西側世界の見解と対比してみせた。

 「西側世界に住む諸君は、つまりヨーロッパ諸国では、諸君は生
活を愛し幸福に生きるためにさまざまな仕事をする。私たちは殉教
者となるために幾つかの仕事をするが、それは私たちの宗教的な
求めによるからだ」とモフセンは言った。

 「私たちはこの土地で暮らし、私たちの自由を侵す者と戦うために
生まれた」。

 スンニ派の聖職者であるサマッライと、彼の師であるハルス・アッ・
ダリは、バグダッド西端にあるMother of All Villagesモスクで説教を
おこなっている。そこはイラク人レジスタンスへの支持者と共鳴者が
会合をおこなう中心的な場所である。フセインが気に入っていたモス
クでもあり、以前はMother of All Battlesモスクの名前で知られ、AK
47ライフルとスカッド・ミサイルを形どった塔で飾られていた。

 彼らはスンニ派聖職者の全国組織であるイスラム法学者協会を
指導し、過激グループが拘束した人質の解放問題で交渉してきた。

 ダリは、イラクからイギリス占領者をついに追い払った1920年の
革命が始まったときの、彼の祖父が果たした役割を訴えた。

 4月には、「虐殺への復讐」を勧告しファルージャの戦闘に参加し
たとき、ダリは反乱勢力の公的な顔として現れた。

 彼は4月の礼拝で、「占領者との戦いに諸君の軍隊を送りだせ」と
叫んだ。「彼らを皆殺しにするのだ」。ダリはワハビ派を含むイスラ
ム教の流れの一つ、サラフィストの極端な様式を受け入れた。

 彼は説教のなかで、そして民衆が集まった事務所において、イラ
クは民族的要素によってではなくイスラムとの関わりによって互い
に結びついているという見解を支持している。

 彼は、Mother of All Villagesモスクをスンニ派の見解を信奉する支
持者の中心施設にした。現在、男も女も週を通してこのモスクで開
かれるセミナーに集まり、編集者が『ザ・ビジョン(展望)』という名の
週刊の新聞発行を準備しており、その全ページに死んだアメリカ兵
の写真をぼんやりとだが大きく掲げる。

 外国人使節はダリのもとにやってきて、人質解放の交渉に助けを
求めた。ダリはモスク内の事務所で応じた短いインタビューのなか
で、「現在、イラクは多くの芝居の舞台となっている。さまざまの演劇
グループによって、喜劇もあれば、残忍なものもある」と話した。

 彼はレジスタンス勢力との積極的な結びつきを否認し、人質にな
った多数の外国人を解放させたあと、彼が反乱勢力の指導者だと
レッテルを貼られたことに怒っている。

 「われわれは、国を破壊したり、社会を崩壊させたり、無実の人々
を殺害する者には味方しない」と彼は指摘した。

 別のスンニ派指導者モフセン・アブドル・ハミードは、また異なるル
ートを追究した。イラク・イスラム党を率いるこの宗教指導者は、ア
メリカが任命したイラク統治評議会で1年間活動した。今春以降は、
彼はしばしばファルージャの戦士とバグダッドのイラクおよびアメリカ
の指導部とのあいだの唯一の直接会話者であった。

 ハミードは、「諸君はレジスタンスとテロリストを区別しなければな
らない」と指摘した。「占領勢力を標的にした愛国的なレジスタンス
運動がある。そして爆弾攻撃や警官殺害、市民殺害を遂行するテ
ロリストがいる。われわれは後者をレジスタンスとは見なさない」。

 今回インタビューした7人は、テロリストの攻撃は主として外国のア
ラブ人によるものと考えており、全国民的なレジスタンス運動は外国
人ジハーディスト(聖戦信奉者)との言わば政略結婚を止めたと説
明した。彼らは戦闘経験とスンニ派の宗教的情熱という彼ら自身の
ブランドを持っていた。

 先週、ファルージャの部族長たちは25人ほどの外国人戦士を追
放した、と新聞『ニュー・サバフ』紙が報道した。ある部族メンバー
は、外国人戦士は横柄になって、部族の代表者が彼らに異議を唱
えると、外国のアラブ人はその人々をアメリカ軍協力者だと非難し
たと話した。

 外国人テロリストとの絶縁を示す別の目印として、4月以後、多く
の米軍攻撃をおこなったと公言するムジャヒディン組織も声明を発
表し、ヨルダン生まれのテロリストとされるザルカウィを非難してい
る。彼については、米軍当局はファルージャ近郊に隠れていると想
定している。

 この7人の指導者について言えば、それは自立した国民的レジス
タンス運動の出現を証明するさらなる証拠である。

 ファルージャの諸部族は、7月末に予定されていた大国民会議へ
の参加を拒否している。1000人のイラク人によるこの会議は、米
国と国連高官によって小さな枠内から選ばれた政府の行政部門よ
りも幅広い基盤を持つ準立法府を臨時的に設置しようとして考案さ
れたものである。

 7人の指導者全員が、彼らの立場はイラクの将来展望を反映した
ものだと話した。

 ファルージャの部族指導者の一人であるモフセンは、首相の事務
所を最近訪問したさいに、このメッセージを直接伝えたと話した。彼
は暫定首相の側近に次のように告げた。「もし(イラクの北から南ま
で)一片の土地も占領されてないならば、私は一人のイラク人として
(アラウィの)ファルージャ訪問を歓迎する。しかし、それまでは、わ
れわれは貴職も他のイラク政府高官も歓迎しないだろう」と。

 この立場の重要性は過小評価することはできない、と、モフセンは
補足した。「ファルージャを制する者はイラクを制する。ファルージャ
を失う者はイラクを失う」。

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●イラク: 国民会議開催は延期へ
毎日新聞 2004年7月24日 22時02分
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http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20040725k0000m030096000c.html
 バグダッド発: 参加者約1000人によるイラク国民会議の準備委
員会は24日、毎日新聞に対し「25日の開催は難しくなり、今月末
に延期する」と述べた。25日にはバグダッド地域の参加者だけによ
る会合を開く予定という。

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●イラク: 建材貿易公社の前総裁ら 復興事業で収賄疑惑
毎日新聞 2004年7月26日 3時00分
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http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20040726k0000m030103000c.html 
 バグダッド発: ・・・バグダッドに本社、地方17県に支社を置く建
材貿易公社(職員約2000人)はフセイン政権下で、セメントや鉄鋼
材料など国内の建材需要の9割を調達し、現在もそのシェアは6割
に上る。汚職疑惑は今年5月、職員の内部告発で浮上した。 ・・・ 
公社の前総裁と前輸入部長らは今年3月下旬、シリアの大手輸出
業者からセラミック・タイル約70万平方メートルを輸入する際、通常
の3倍の400万ドル強で買い取り、見返りとして数万ドルのわいろ
を受け取った疑いが持たれている。また、前総裁らは同じ時期、チ
ュニジアの業者から40万トンの窓枠用鉄鋼を、また1月にレバノン
の木材輸出企業から材木12万立方メートルを輸入した際も、同じ
手口でわいろを受け取った疑いがあるという。  こうした建材には
粗悪品が多かったが、品質検査は意図的に省かれていたという。こ
のため「小学校建設など復興事業の建材には不良品が多い」との
声が公社やイラクの建設業者の間に広がっていた。 ・・・

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http://www.freeml.com/ctrl/html/MLInfoForm/organizer-news
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