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『情報の危機』 益岡賢
http://www.asyura2.com/0406/war57/msg/1279.html
投稿者 外野 日時 2004 年 8 月 02 日 00:06:03:XZP4hFjFHTtWY
 

(回答先: まずは現実の提示が大事 投稿者 外野 日時 2004 年 8 月 02 日 00:05:18)


『情報の危機』 益岡賢
http://humphrey.blogtribe.org/entry-e4447481f34102d77cc68a99bb33afa7.html

英インディペンデント紙7月19日付で「情報の危機」というロバート・フィスクの記事が掲載されました。

カウンターパンチに再掲されたものから、抄訳紹介します。
/////////////////////////////////

[18日、]米軍ヘリがミサイル4発をファルージャの民家に発射した。女性と子供を含む14人が殺された。ファルージャの病院当局は、そのように発表した。

けれども、西側ジャーナリストであえてファルージャに行こうという者は誰もいない。ファルージャの民間人が撮影したビデオ映像は、地面の穴、灰色の毛布の下の人体の一部、そして小さな子供たちが殺されたと叫ぶ名のない男性が叫んでいるところを示しているだけである。

米軍当局は、空爆については何も知らないと語った。実際、米軍当局は、記者達にイラク国防省----その報道官は「何が起きているか何も知らない」と認めたのだが----に話を聞くようにと述べた。

その間、昨(18)日の午後早く、米国に指名されたイラク「首相」イヤド・アラウィが、空爆の許可を与えたと発表していたとき、ティクリートで自動車爆弾が爆発し2名の警官が死亡し、サダム時代の元将軍の一人が拘束され、そうこうしているうちに、ファルージャは、単なる統計の----深く気の滅入るものではあるが----もう一つとなった。5週間弱で、ファルージャが空襲を受けたのは、これで6回目である。

この6度のうちどれ一つとして、独立に取材され報じられたものはない。死者たちは、アラウィ氏の事務所発表によれば、「テロリスト」だという。病院の医師たちが、嘘をついていた、というのだろうか?

アフガニスタンでも、イラクでも同様である。米軍の空襲を報じることは難しくなっている。両国の反乱勢力が、高速道路を外国特派員が行くことを危険すぎるものにしているから。熟練した米国人ジャーナリストは、米国政府はそうした事態を歓迎している、と語る。結婚パーティを爆破しておきながら、犠牲者がテロリストだったと言い張ること----今年に入って3回もこうしたことがあった----は、見出しとしてはよろしくない。

むろん、現場に行かないからといって記者達を非難するわけにはいかない。しかしながら、バグダッドのデートライン発情報が何ら妥当なものではないことははっきりさせるべきだろう。ファルージャはバグダッドから25マイルしか離れていないが、2500マイル離れていたとしても同じである。英国にいたとしても、ファルージャの苦しみを伝わる限り信頼できるかたちで伝えることはできる。

かくして、バグダッドに閉じ込められたジャーナリストたちにとって、バグダッドで爆発がなければイラクに爆発がないことになる。事態の改善。事態は良い方向に向かうだろう・・・・・・ほとんどの記者が、自分たちが動き回れないことを伝えないため、ファルージャやラマディ、サマラといった町での真実を伝えることはできない。

実際、米軍海兵隊はファルージャ中心部に入れない。現在ファルージャは、ファルージャ旅団----元バアス党員たちと現在の反乱部隊とからなっている----が統制している。

ファルージャでは、何が起きたのか?18日午前2時に米国が攻撃し、建物を破壊し地球の穴に帰した・・・・・・その中で小さな爆弾の断片と腕や足が見つかるような、穴。ファルージャの人々は、その建物は貧しい人々の家だったと語っている。怒った人々は「神は偉大なり」とその場で叫んでいた。アラウィ氏が、「多国籍軍[つまり米軍]はアラウィ首相に、テロリストたちが隠れている特定の場所を爆撃する許可を求め、アラウィは許可を与えた」と発表したのは、そのときである。

84年前、英国空軍(RAF)の航空機が、英国によるイラク占領に反対する反乱部隊が隠れている町や村を「精密」攻撃したときも、まさにこれと同じ策略が使われた。皮肉なことに、夜な夜なイラクの武装勢力から攻撃を受けているファルージャ近くの米軍基地ハッバニーヤは、84年前、英軍機が空襲のために出動した基地でもあった。

[以下略]
        ※    ※

「ヨーロッパはそのあらゆる街角で、世界のいたるところで、人間に出会うたびごとに人間を殺戮しながら、しかも人間について語ることをやめようとしない」というフランツ・ファノンの言葉を思い起こします。

米国は、世界のいたるところで、民主主義に出会うごとに民主主義と抹殺し、人間に出会うごとに人間を殺戮しながら、しかも民主主義と人道について語ることをやめようとしない。

イラクで起きていることは、植民地主義のあからさまな復活でもあることが、84年前の英軍の振舞いと現在の米軍の振舞いの並行性を指摘した部分から、はっきりと伝わってきます。

私たちが『ファルージャ2004年4月』で紹介した目撃証言の大切さも、そして、まさにそうした目撃証言が大切だからこそ、日本政府や多くのメディアが、高遠さん、今井さん、郡山さんをはじめとするフリージャーナリストの足をなりふりかまわず引っ張ろうとしたのだということも、納得できます。

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