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(回答先: 自民がパロディー削除要求 中村敦夫候補がHPに掲載(共同通信) 投稿者 馬鹿まるだし 日時 2004 年 7 月 02 日 11:30:59)
参院選:中村敦夫候補HPでパロディー、削除要求を拒否
参院選比例代表に立候補したみどりの会議代表委員、中村敦夫候補が自分のホームページ(HP)に掲載した自民党のコピーのパロディーに対し、同党の安倍晋三幹事長が「事実に反する」などと、文書で削除を要求。中村候補は1日、削除要求を拒否し、逆に安倍幹事長に公開質問状を送った。
パロディーの制作者はマッド・アマノさん。「リコール!小泉鈍(どん)一郎首相」として、自民党のコピー「この国を想(おも)い この国を創(つく)る」を「あの米国を想い この属国を創る」と皮肉った。6月23日から中村候補のHPに掲載された。
安倍幹事長は同28日付で、中村候補とアマノさんに「通告書」を送付。(1)パロディーを党は承諾していない(2)事実に反し、党の評価を低下させる(3)小泉総裁と党の名誉を棄損した−−と削除を求めた。中村候補が契約するプロバイダーにも同じ通告書を送った。
中村候補とアマノさんは1日、そろって記者会見し、「言論表現の自由は何よりも尊重されるべきだ」として削除を拒否した回答書を安倍幹事長に送ったことを明らかにした。同時に公開質問状も送り▽パロディーを政治批評としての表現分野と理解しているか▽「事実に反する」という証拠はあるか−−などを尋ねた。アマノさんは「政治的な言動に制約を加えるような動きがあり、表現の自由が狭められている」などと批判した。
候補者のHPは公職選挙法で公示後の更新が禁止されており、パロディーは現在も掲載されたままになっている。
これに対し自民党は「回答書や質問状を見ないと、コメント出来ない」としている。【月足寛樹】
立教大の服部孝章教授(メディア法)の話
マッド・アマノさんの作品が、名誉棄損に当たるとは全く思えない。歴史的に見ても言論弾圧は、こうした単なる言葉狩りから始まる。パロディーを許さない社会は、表現の自由を窒息死させかねない。自民党は先日、同党の政策に批判的な学者を出演させた一部の民放番組を「政治的公平・公正を強く疑わせる」と批判した。一連の動きは、ここにきて支持率が下がり始めていることへの危機感の表れなのかもしれないが、この程度でも自民党への批判を許さないという脅しをかけるような態度は、余りにもごう慢だ。
(毎日新聞 2004年7月1日 20時12分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/photojournal/news/20040702k0000m040070000c.html