イスラエルは大音響を使って犠牲者無しにパレスチナ人を追い散らす新型砲弾を開発（これまた慈悲深いことで！）

これも８月２３日付のエル・ムンド紙の記事からです。抄訳します。

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『イスラエルは大音響で犠牲者無しに群集を追い散らす新型砲弾を開発』

[エルサレム]---イスラエルの軍事産業は、犠牲者を作ること無しで（大音響で脅かして）デモ隊を追い散らすために戦車から発射する世界で始めての新しい砲弾を開発した。これは数ヶ月以内にイスラエル軍が装備する予定である。

これは３ヶ月前にガザ地区南部のラファーで戦車からの発砲によって６名のパレスチナ人（多くが子供）が死亡した後で計画されたものである。この際には市民に対する発砲を命じられた兵士は「空の砲弾」と呼ばれる、火薬入りの砲弾に比べれば危険性の少ないものを使用していた。

この「恐怖」と呼ばれる新しい砲弾が装備されたら、兵士は丸腰のデモ隊に対してのみこれを使用することになる。新聞「マアリブ」は、この新しい砲弾が効果を発揮しない場合にのみ普通の武器が使える、と報じた。

http://www.elmundo.es/elmundo/2004/08/23/internacional/1093243659.html
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ユダヤ人は本当にブラックユーモアがお得意なようだ。

爆薬抜きの「より安全な」砲弾で子供を中心に死者が多数出た（ということは負傷者はその数倍は出ている）ために、今度は大音響で鼓膜をぶち破って抵抗力を失わせよう、ということのようです。まあ、何とも「お慈悲深い」ことで！

さらにこれが「丸腰のデモ隊」に対してのみ、ということで、一人でも「銃を持っていた」ということなら通常の銃弾、砲弾が飛んでくるわけです。ひょっとしたら、石を投げたら「武器」とみなしてよいのかもしれません。また、この新型砲弾で効き目が無いようなら今まで通りで攻撃してよい、ということですから、精一杯パレスチナ人の人権を尊重する、まさにすばらしい人道主義でしょう！

これが効果をあげて、また分離壁で「テロ」が減ったら、シャロンはノーベル平和賞でももらうのかな？

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