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1500名のパレスチナ囚人がハンスト開始:イスラエルは「勝手に飢え死にせよ」だと!
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投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 8 月 16 日 02:44:23:SO0fHq1bYvRzo
 

1500名のパレスチナ囚人がハンスト開始:イスラエルは「勝手に飢え死にせよ」だと!


8月15日付のスペインの日刊紙ABCは、イスラエルから次の情報を伝えています。(全文訳します。)


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『イスラエルの刑務所で、パレスチナ人の囚人1500名がハンストを開始』

[エルサレム:特派員]

イスラエルの刑務所に収監中の1500名ものパレスチナ人が、刑務所内での待遇に抗議して本日ハンストを開始した。イスラエルの刑務当局は警戒を強めている。

ハンストはネゲブ砂漠の中のナフハとエシェル、およびハダリムの刑務所で始まった。「パレスチナ囚人の日」によると、来週水曜日には他に1300名がハンストに参加する見通しである。

エルサレムの警察当局は同時にハンストに同調する抵抗運動やデモを警戒している。刑務当局の司令官ヤアコブ・ガノットは、1年前に囚人が刑務所内の公衆電話を使って会話をする手段を制限したのだが、今朝はさらに進めて、もし囚人たちが暴力に訴えるなら警備担当者を使ってあらゆる反抗を鎮圧するだろう、とした。

国内治安省のツァジ・ハネグビは「スト決行者は餓死するかもしれないが、しかし我々は一切の譲歩をしない。過去のような過ちを犯すことは無いだろう。」と言明した。

警備担当者に加え、刑務所内の医療グループは警戒を強めた。今朝、新聞の配布を停止し、スト参加者へのタバコの販売を禁止し、彼らの部屋からラジオやテレビの受信機を取り外した。

彼らの57の要求の中には、親族への電話連絡を許可することと、ガノットが強制したガラス板によってさえぎられない部屋で親族と面会できるようにすることが含まれる。これらは彼らの一部への直接の接触が抵抗勢力の「テロリストに命令を送る」疑いがあるための処置とされている。

他の要求では、彼らが裸になったときに身体検査をされないこと、囚人の部屋への突然の査察を廃止することがある。ハンストが始まるにあたって本日、刑務当局者はまた新たな連絡があるまで訪問者を断った。ナフハ刑務所にいるパレスチナ抵抗勢力のさまざまな集団の指導者とみなされている約150名の囚人は、この週に他の施設に移され、彼らの部屋にはイスラエル人の犯罪者が入れられた。

伝わるところでは、他の要求は、西岸地区ナプルサにあるア・ナジャフ大学が提供する通信教育に参加することを許可することがある。人権活動家たちはパレスチナ自治政府のあるラマラで開かれた会議で、囚人たちの待遇は「バグダッドのアブ・グライブ刑務所よりももっと悪い」と断言した。

今週にはイスラエル全土と西岸地区の軍刑務所の7000名に広がると見られるハンストの開始にあたって、国内治安省の副長官ヤアコブ・エドゥリイは「治安のための囚人(イスラエル側の表現によれば)は、ハンストは成功しないことと我々が刑務所内での無秩序を許さないことを知らねばならない」と付け加えた。

「囚人たちが受けている待遇は全面的に正当なものである。スト参加者たちの狙いは刑務所を支配することであり、我々は認めない。」とエドゥリイは強調した。「治安のための囚人」とは、刑法によって西岸地区とガザ地区でのイスラエルの軍事占領に対して軍事的な抵抗をしたという判決を受けた者であるが「捕虜」とはみなされていない。

和平交渉に携わるパレスチナの担当者サエブ・エレカットは、イスラエルはハンスト参加者の権利を尊重しなければならない、と語り、「彼らは捕虜として取り扱われているがジュネーブ第4回会議による待遇条件が満たされていない」と強調した。

イスラエル刑務当局の長官イアン・ドミニツは、報道関係者に対しイスラエルの刑務所には「世界一多くテロリストが集められている」と語った。そして、2000年以来のイスラエルでの自殺攻撃の大部分は、これらの刑務所に収監されている囚人たちによって計画され命令されたものであった、と主張した。

http://www.abc.es/abc/pg040815/actualidad/internacional/oriente_medio/200408/15/prisioneros.asp

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ABCのほかにエル・ムンド紙も同様のニュースを伝えています。いずれもイスラエル当局は「ハンストは問題としない」「譲歩は一切しない」という態度であることを伝えています。さすがはホロコーストをでっち上げた国です。「アブ・グライブよりも悪い」待遇とはどんなものでしょうか。イスラエルでのパレスチナ人に対する拷問と虐待は昔から有名ですが、囚人たちにしても「死んだほうがマシだ」という覚悟で望むでしょうから、餓死者が相当数出る可能性もあります。

アブ・グライブでもグアンタナモでもそうですが、「テロリスト」とは実に都合の良い言葉で、「テロリスト」に対してであれば何をしても許されるわけです。囚人たちは「47の要求」をしたらしいのですが、それが一つ一つ何であるのか、はこれらの新聞報道でははっきりしません。要求内容に関してもっと詳しい情報は無いでしょうか。これらの要求内容をすべて公表すれば刑務所の中で何が行われているのかがばれるため、普通の新聞などの報道では、どこかからの圧力で、全部までは伝えないでしょうが。

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