★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > 戦争58 > 942.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
他人事の戦争(Negative Stories)
http://www.asyura2.com/0406/war58/msg/942.html
投稿者 天空橋救国戦線 日時 2004 年 8 月 22 日 08:24:46:ZtsNdsytmksDE
 

※ 筆者は元自衛官とされている。兄は現職の自衛官らしい。


http://ch.kitaguni.tv/u/2148/Peace/0000114397.html

2004 年 08 月 22 日(Sun)

Peace

他人事の戦争

「日本は北朝鮮の脅威に備えるためにイラク戦争に参加しなければならない・自衛官の犠牲は覚悟を持って自衛隊に入った以上耐えなければならない」という意見を聞くたび、血を吐くような思いだった。

あんたたちが「死んでも構わない」としているのは、俺たちの家族だ、と。


自分の目指す職業を選べる、どこに行っても自分が受け入れられる、すばらしい学歴と家系を持った方々は言うのだろう、それが生得の権利であるかのように。
「貧乏人を餓死させてでも、国と俺たち優秀な人間を守れ。」

しかし、「国を守ろう」という任務を誇りに思っていた自衛官たちを他国に送って、果たして国の安全は守られるのか?国防の重要性を論じながら、イラク派遣を決定した政府を支持する人間の論理が俺には分からない。

特に、イラク派遣された一陣・二陣の部隊は最前線にある。派遣部隊が行った後も、これらの部隊に他からの増援が来ることはなかった。
イラクに行った隊員の穴埋めをするために、ひどいシフトが組まれ、正月休みが3日だったと言う人の話を聞く。
果たして、これで国の安全は守られるのか?

これらの部隊が面した海には赤い星のマークが視認できるほどの距離に「脅威」とされている国の戦闘機や船が近づいてくる。ぼろぼろの機体の中に垣間見える怯えた表情、本当に彼らは脅威なのか?本当の脅威はいつの間にか世界でも有数の軍事費をかけ「他国の脅威」に備えているこっちのほうじゃないのか・・・・

その防衛費も、本当に「防衛」に使われているのだろうか。一度自衛隊・三沢基地に行ってみるといい。
耐用年数がとっくにきているF2がひび割れた滑走路の上で雨にぬれている鉄条網の向こうに、東京ドームのような米軍の格納庫がライトアップされているのが見られるはずだ。

「思いやり予算」今年初めて「イラク派遣などの対米支援」を理由に、20億の削減が提案されたが、自衛隊のイラク派遣費用は1600億。
さらに「守ってもらわなければならない」とイラク派遣をせかせた人たちが頼みにしている米軍が北朝鮮との最前線にあたる在韓米軍を大幅縮小。

最新の兵器は中東に配備か?米軍F−15,16もすでに耐用年数が来ている。
米軍F-15が徳島空港に緊急着陸(4月3日)
三沢F-16青森空港に緊急着陸(8月2日)
F-16函館空港に緊急着陸(8月11日)

耐用年数を過ぎた機体が上空を飛ぶ環境に「安全」が望めるだろうか。
Teru's Diablogさんのエントリー

http://teru.s45.xrea.com/mt/archives/000207.html

経由で知った横浜市緑区米軍機墜落事故。

http://www.cityfujisawa.ne.jp/~t.a.arai/takashi/atugikiti/papamamabyebye.htm

「 午後10時過ぎに、裕一郎君は『痛い いたいよう‥‥』『水、みずをちょぅだい‥』の叫び声の合い間に黒いどろどろした物を吐くようになり、急速に弱々しくなっていきました。
 『おばあちゃん、パパ ママ バイバイ‥』の声を残して裕一郎君が息を引き取ったのは、午前零時50分のことでした。弟の康弘ちゃんも嘔吐が始まり、父親の一久さんらの必死の励ましの中『ポッポッポ』と鳩ポッポの歌をかすかにうたいながら翌日、未明の4時30分幼い生命を閉じたのです。」

(今も三沢基地で現役・騒音問題で揺れるF2はこのとき墜落したファントムの同系機の三菱ライセンス生産)

米軍ヘリ、エンジントラブルで不時着 横浜のヘリポートに (2004年8月19日)

これらの人々も「米軍機の通るような環境の悪いところに住むような愚かさが悪い」とでも切り捨てるのか?
「自分たち優秀で選ばれた人間の安全のために多少の危険は我慢しろ」と?
俺には本当に、そういった非人間的な心を窺い知ることが出来ない。

はなゆーさんのnofrills さんのエントリーへのコメントで知った
イラク戦争で兄を失った14歳少女からトニー・ブレアへの手紙。

http://news.independent.co.uk/uk/politics/story.jsp?story=553319

「My big brother died in the early hours of the morning, and yet, when you and George Bush went on live TV in the afternoon to hand the country back over, you both stood there that afternoon smiling and acting like one big happy family when you both knew well that a British soldier had died that morning.」

大抵の戦争支持者にとって、戦争は優秀な「自分たち」を守るための他人事だ。戦争の準備にしてもそうだ。
戦争やその準備によって傷つき、死ぬ人の方を見ない。

しかし、戦争は自衛官を選ぶかも知れないが、弾や事故は思想や人や場所を選ばない。
ならば、「国」が自分たちを守るために働くように仕向けるにはどうしたらいいのか?戦争支持者がやるように政府広報を信頼して支持していれば安全が恩寵のように訪れるのか?

俺は自分や家族のためにもだが、戦争を支持する「国のやることに信頼を置く」あなたたちの安全のためにも現在の政府を非難することをやめることはない。
戦争支持者が想定するような、たかだか「思想・一部の政党」のためにやっているのではない。


TB
徴兵制の復活求む。(Quo vadis, domine?)

http://ch.kitaguni.tv/u/5859/%c6%fc%cb%dc%a4%ce%b7%b3%bb%ba%ca%a3%b9%e7%c2%ce/0000113824.html

「戦争をするなら徴兵制復活に賛成いたします。平等を期すかたちで。普段「愛国心」とかぬかしている連中は先陣切ってください。 そして北の将軍様と一戦交わることになった際にはぜひ前線に石原と西村眞吾を投入してください。」

元米兵の語るイラク戦争(today's_news_from_uk+)

http://ch.kitaguni.tv/u/917/voices_from_iraq/0000111884.html

「ブッシュはテレビで「逃げないぞ,出て来い,かかって来い」などとわめいていた。(ここでメディナさんは声を荒らげた。)私たちはそのために殺された。そのために殺した。」


マイケル・ムーアが小泉首相を語りました「最愛のブッシュに似てきたね」(シルエットdays)

http://ch.kitaguni.tv/u/5068/%c6%fc%cb%dc/0000113952.html

「あの辺の住人の方々は、朝に夕に、ずっと砲弾の爆音と地響きの中で暮らしているんですね・・これも信じられないです。

日本政府が、大手を振って軍事に国力と莫大なお金をかけているのが実感としてよくわかった夏の数日でした。」

沖縄米軍ヘリ墜落事故で考える いつまで米帝のケツ舐めしなきゃいけないのか?(反米嫌日戦線 LIVE and LET DIE)

http://ch.kitaguni.tv/u/5028/%c0%a4%b3%a6%b0%ec%a4%ce%a5%c6%a5%ed%b9%f1%b2%c8%a1%a1%ca%c6%c4%eb/%b9%f1%c2%b1%bf%c6%ca%c6%ca%dd%bc%e9/0000113650.html

「米国が日本との地位協定で身柄引渡しに恩情的なのは、その他で屈辱を与えているからだ。沖縄県民を除く我々は、日々主権を侵害され屈辱を与えられているのを知らない。たとえば日本の航空管制権のプライオリティは基本的に米国にある。」

投稿者:DoX at 04:52

 次へ  前へ

戦争58掲示板へ



フォローアップ:


 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。