現在地 HOME > 掲示板 > 戦争59 > 1077.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
イラク上空、高度2万メートル。戦争開始から毎日、窓のない奇妙な白い機首の米軍機が、交代で24時間連続飛行を続けてきた。米空軍の無人偵察機グローバルホーク。特殊カメラでとらえた情報を、地上の司令官に送るのが任務だ。
公式には試験段階だが、今回、戦場に駆り出された。製造元ノースロップ・グラマン社の担当者は「作戦開始を命じるクリックだけで、人手もかけず、23時間以上飛び続ける」と自慢する。
17日付ニューヨーク・タイムズ紙によると、激しい砂嵐で有人偵察機が離着陸できなかった時も、同機は高空から赤外線特殊カメラによる戦略情報を提供した。
空軍が持つ別の無人機プレデターは、もっと低く飛ぶ。イラク軍前線の細かな動きを探知し、情報を地上部隊に即座に伝え続けた。敵の奇襲を未然に防ぎ、攻撃までの時間も大幅に短縮した。
海兵隊はシルバーフォックス機を初めて実戦に投入した。前線に携行可能な大型模型飛行機サイズで、敵情偵察の斥候(せっこう)代わりに使える。陸軍も無人機を使い、すっかり米軍の「流行」になった。
マイヤーズ統合参謀本部議長は16日、「我々が前線で使っている無人機は10種以上に及ぶ」と明らかにした。ブッシュ大統領自ら「無人機が足りない。あらゆる種類が重要になってきた」(01年12月)と述べたほどだ。
無人機は、単なる「目」にとどまらない、殺傷能力も備えたロボット兵器に変容しつつある。
先月22日、イラク南部を飛行中のプレデターが、イラク軍の対空砲へミサイルを発射した。搭載カメラの映像を見ながら、イラク国外とみられる非公開の場所に駐留する部隊が遠隔操作した。
http://www2.asahi.com/special/iraqattack/roundup/0422/roundup01.html