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プーチン政権の謀略か?>北オセチアの学校占拠事件
http://www.asyura2.com/0406/war59/msg/449.html
投稿者 Kotetu 日時 2004 年 9 月 03 日 23:14:25:yWKbgBUfNLcrc
 

http://www2.diary.ne.jp/user/61383/

■2004/09/03 (金) 20:30:07 150人死亡?

モスクワのラジオ・「エホーモスクヴィ」は「人質150人が死亡」
と伝えている。
(参照→ http://www.echo.msk.ru/

テレ朝・報道ステーションは林克明さんがVTRを提供し、
解説していたにも拘らず、怖ろしくお粗末な内容だった。
「チェチェン人はテロで抵抗している」というコメントには絶句した。
イスラム以外の側面では、チェチェンをよく知っている林さんが
あの内容に満足しているはずはない。
VTRやインタヴューがどう使われるか、把握できない状況で
仕事を請けたのだろうか?

■2004/09/03 (金) 17:31:42 ザカエフ・インタヴュー

今日の日本テレビ・ニュースプラス1(17時25分〜)で
チェチェン独立派政権文化大臣アフメド・ザカエフ氏への
電話インタヴューが放送されました。
(参照→ http://www.ntv.co.jp/plus1/
私が取材に協力いたしました。
先日25日の連続航空機墜落事件報道に続いて、日本の大手メディアが
チェチェンの独立派を直接取材するのは初めてです。
実際に放送されたザカエフ氏の声は、「絶対に違う」、
「まったく知らない」の二言、わずか数秒間。
映像もなく、十分とはいいがたいものでした。
同じニュースの中で、「人命尊重を第一に」と語ったプーチンの
映像つきインタヴューとの扱いの差も大きいです。
しかし、それでもなお、この数秒間の意義は大きいと私は考えています。
これまでチェチェンに関して日本で報道されてきたことは、
わずかなフリーランサーの例外を除いて、ことごとくロシア当局の主張の
トレースに徹してきました。
一秒たりとも、独立運動の当事者の声を大手メディアが伝えたことは
ありませんでした。
対立する当事者双方を取材するのは、報道の基本中の基本であるにも
拘らずです。
だから、その不作為の当然の帰結として、この10年間に、
チェチェン民族全人口の25パーセントが、残虐極まりない方法で
ロシア軍と諜報機関に殺されてしまったこと、生き残った人々が、
死ぬよりも過酷とすらいえる虐待の渦中にあることなどについて、
日本では一切、伝えられてこず、市民が事実を知る機会も
ありませんでした。
今回の事件で、41,000人のチェチェンの子どもたちの殺戮を
伝えようとしなかったその不作為責任を問われるべき張本人の、
日本の大手メディアが、武装集団の学校占拠を非難しても、
私の目には説得力ゼロに映ります。
彼らは子どもの命をないがしろにしてきた張本人で、
泥棒が他人の盗みを咎めているようなものです。
ザカエフ氏は日本のメディアの取材を歓迎しています。
関心がおありの方は連絡ください。

午後1時過ぎ、東京ジャーミィで集団礼拝。
ムスリムの友人たちと情報交換。
しかし、いつものことだが、ここでもチェチェンに関しては関心が薄い。
チェチェンの話題をただのきっかけにして、ブッシュがいかに
極悪非道であるか、という話に持ってゆこうとする。
素直に、「チェチェンには関心がない」といえばいいのだ。

■2004/09/03 (金) 06:38:16 暗殺未遂?

北オセチア学校占拠事件の背後で、不気味な事態が同時進行している。
日本でも一週間前に著書が出版されたばかりのロシアの勇敢な女性
ジャーナリスト・アンナ・ポリトコフスカヤが重態に陥ったというのだ。
(参照→ http://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=0130&webCode=00808912004
(参照→ http://grani.ru/Society/Media/m.76149.html
あろうことか、学校占拠事件の取材のため、現地へ向かう飛行機の中で
毒を盛られた可能性がある、という。
そして、ロシアのもう一人の英雄的なジャーナリスト・アンドレイ・
バビツキーも、現地へ向かおうとして、空港で理由もなく
警察に拘束されてしまった。
(参照→ http://groups.msn.com/ChechenWatch/general.msnw?action=get_message&mview

=1&ID_Message=1420)
アンナ・ポリトコフスカヤはモスクワ劇場占拠事件の際、
唯一劇場内に入って、占拠グループにインタヴューをした。
バビツキーは99年に第二次チェチェン戦争が始まったとき、世界で唯一人、
包囲・空爆下のグロズヌィに留まって、ロシア軍の無差別攻撃の被害を
世界に伝え続け、プーチンから「テロリストの一員」と非難された上、
秘密警察FSBに誘拐され、自力脱出して九死に一生を得た。

今回の不審な出来事について、「秘密警察の仕業だ」というと、
「ばかげた陰謀論だ」と反応すべきなのが、通常のまともな国家での話だ。
しかし、ロシアではそれは単にものを知らない人ということになる。
今出ているPLAYBOY日本版10月号に書いたが、
(参照→ http://m-playboy.shueisha.co.jp/features/
現在のロシアでは秘密警察が要人を暗殺することは特別なことですらない。
これまでにプーチンを批判したジャーナリスト、政治家、実業家が
次々と不審な死を遂げている。

今回、同じ日のうちにおかしな出来事にあったジャーナリストたちは、
チェチェン独立派のメンバーを、一人一人の顔に至るまで
知っている人たちだ。
彼らが学校内に入っていたら、占拠グループがなにものなのかが
分かった可能性がある。
それが不都合だというのだろうか?

■2004/09/02 (木) 01:30:32 正反対(その1)

ワシントンに亡命して活動しているチェチェン独立派外務省が
ようやく公式声明を出し、私のところへも送ってきた。

北オセチアでの学校占拠事件への関与を否定し、国連安保理と協力して
人質解放を要求するとしている。
今回の事件の背後に誰が糸を引いているとしても、大統領マスハドフ率いる
チェチェンの抵抗運動は、あらゆるテロリズムを断固として
否定するとしている。
その上で、その国連安保理がこれまで10年間のチェチェン戦争中、
42,000人を超すチェチェンの子どもたちの殺害について
下手人たるロシアを一切非難してこなかったことを批判している。
(参照→ http://www.chechnya-mfa.info

一方、メディアは、脱出した人質の証言として、占拠グループの
リーダーの顔が野戦司令官ドク・ウマロフによく似ていたという情報を
伝えている。
ドク・ウマロフはマスハドフ政権の国家保安大臣に任命されたばかりで、
マスハドフ政権の中枢にいる閣僚だ。
チェチェン独立派の主張とメディアの報道内容が完全に食い違っている。

モスクワ劇場占拠事件のケースを思い出す。
今回のケースとの共通点が多い。
劇場占拠事件では、若手司令官モフサル・バラエフ率いる
占拠グループの中に、ハンパシャ・テルキバエフという男がいた。
事件の報道では、バラエフ一味はその場で全員射殺された
ということになっていたが、実はテルキバエフだけが
生きてロシア秘密警察FSBに拘束されていた。
テルキバエフは、かつて独立派大統領マスハドフの報道官や
在ヨルダン・チェチェン代表まで務めた人物だった。
不思議なことに、事件から数ヵ月後、ストラスブールの欧州議会の席に
テルキバエフはロシア代表団の報道官として同行していた。
つまり、彼は初めからロシア側の人間だったということだ。
FSBはずっと前から、スパイ・テルキバエフを
マスハドフの陣営に送り込んでいた。
だから、劇場選挙事件を事前に知っていたし、FSBはテルキバエフを使って、
チェチェン側に作戦実行を唆すことすらできた。(その2へ)

■2004/09/02 (木) 01:06:14 正反対(その2)

今回の事件では、ウマロフが実行者だとすると、不自然な点がある。
彼はチェチェン最大の勢力を率いる野戦司令官であり、
わずか20人やそこらの手勢を率いて、リスクの高い冒険的な作戦を
取る必要がないのだ。
彼なら、今回の100倍の戦士たちを動員して、必要とあれば連邦内共和国の
省庁を一つ丸ごと壊滅させることも乗っ取ることもできるし、
実際に、つい最近もそうしてきた。
わずか24歳のモフサル・バラエフですら、40人のグループを率いて
モスクワの劇場を占拠したのに、これが本物のウマロフだとすれば、
わずか20人で子どもを人質にする理由がないはずなのだ。

劇場占拠事件のバラエフには、叔父と叔母が戦いで殉教し、家族の
「血の復讐」を果たし、自らも殉教者となって、名誉を守るという、
自暴自棄の近い作戦を選ぶべき明確な動機があった。
しかし、まったくの無名から独立派の「大臣」にまで成り上がり、
連戦連勝のウマロフには無茶をする必然性がない。

それに、劇場占拠事件の失敗から、人質を取って「ロシア軍の撤退」
を要求する作戦が無効だと、ウマロフならばとっくに知っているのに、
今回もまったく同じ要求をしているという。

私たちは今後、事件の推移を注意深く見守らねばならない。
実行者が本当にウマロフなのか?
それは単に秘密警察FSBがそう発表しました、という形でなく、
疑いのない形で私たちにも確認できるものかどうか?
そして、以前、モスクワの劇場にテルキバエフがいたように、
今回どこかにロシアのスパイが入り込んでいないかどうか、
そして事件の実行方針に影響を与えて、操作していないか、
ということだ。

今のロシアでは、事実は往々にして正反対だということが、とにかく多い。

■2004/09/01 (水) 22:39:15 再び占拠事件

北オセチアの学校占拠事件に関して情報を集めながら推移を見守っている。
地元メディアはバサエフ支持のイングーシ人グループだと
いっているらしい。
一方、マスハドフは関与を否定したようだ。

航空機連続墜落事件、モスクワ・リガ駅爆破事件、いずれも
不可解な要素に満ちていて、全容が分からないところに、
事態はどんどんややこしくなってくる。

今回の一連の事件では、ワシントンのイリヤス・アフマドフ外務大臣も
沈黙したままだし、バサエフも何も言わない。
ロンドンのザカエフ文化大臣だけが、積極的にチェチェン人の意志と
抵抗運動の基本方針を訴えている。

今日は未明から、グルジアからの国際電話が掛かった。
イメディTVのザザ・ツラゼだと名乗った。
この男は私に何度もメールを送ってきている。
インターネット上から私の撮影した写真を無断使用して、
グルジアの新聞に載せた前科がある。
肉声を聞くのは初めてだ。
ザザは私に、グルジア人特有のもごもごとした訛りで、
「アブハジア侵攻作戦に関してインタヴューしたい」
といってきたので、冷たく言い返した。
「お前は私の著作物を窃用した。盗人だ」と。
こちらにはあらゆるメディアや個人からの取材を受ける用意があるが、
グルジア政府は国際法に違反して私を抑留した前科があり、
その実行犯はグルジア国家保安省、いわゆるグルジアKGBだった。
私には、ザザがグルジアKGBのスパイでないことが確認できない。
その上、著作権法違反の前科…
「協力できない。あなたを知らないからだ」と答えて電話を切った。

正午、東中野駅前で某国エージェントT氏と逢う。
ロシアの連続航空機墜落事件や、秘密警察の活動の実態などについて、
情報を交換する。

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