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米国はイラク脱出準備を完了したか 著名イラク人元外交官が分析 [ML アラブの声]
http://www.asyura2.com/0406/war60/msg/1201.html
投稿者 white 日時 2004 年 10 月 06 日 20:54:51:QYBiAyr6jr5Ac
 

□米国はイラク脱出準備を完了したか 著名イラク人元外交官が分析 [ML アラブの声]

http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/message/72

米国はイラク脱出準備を完了したか 著名イラク人元外交官が分析

 イラクの泥沼に嵌りこんだ占領軍に出口はあるのか? イラクの著名論客で
元外交官のサラーフ・モフタール氏は、9月30日付のバスラ・ネットに撤退
準備が進んでいるとする明快な分析を投稿した。

 イラクの武装革命は決定的な勝利の瞬間を迎え、占領軍は急速に崩壊しつつ
ある。

 ブッシュ米国大統領が、茶番劇を演じるためにイラクのアラウィ暫定首相を
ワシントンに呼び、「我々はうまく行っている」とのたまった翌日の9月24
日、米国防総省の副長官はトルコ国防省の高官たちに、トルコ南部(イラク北
部)のアンジェリク(発音不確か)空軍基地にF16戦闘機約50機を再配備す
るよう急遽要請した。この要請の背後にあるものを理解するには、ブッシュが
6月に開かれたNATO(北大西洋条約機構)会議の席上トルコに、同基地に
米軍を増派する許可を求めたことを思い出さねばならない。

 その折バスラ・ネットで6月26日に発表された「イラク解放戦争は第4段
階を迎えるのか」と題した評論で私は、「この米国の要請はイラクから米国が
撤退し、解放されたイラクに影響力を行使すべく、アンジェリク基地やヨルダ
ン、クウェートに駐留を強化するためのごく自然な第一歩である」と述べた。

 同じ日の8月24日ラムズフェルド国防長官はあの大きな口を開けて、「わ
が国はイラクから段階的に撤退し、治安維持をイラク新軍に引き渡す。イラク
の治安問題は解決せず、不安定な状態は続く(言い換えれば抵抗は収まらな
い)」と語った。別の米国交換は同じ日に、「来年末までにはイラク新軍の必
要人数は準備できない」と語った。このようにそれぞれ矛盾した声明が急いで
出される理由は何か?

 最近米中央情報局(CIA)から出された報告書は、混乱が蔓延しイラク分
裂の可能性を指摘した。米国人やアラブの手先が、イラクの分裂の可能性があ
ると分析し始めた。

 中でも最も注目を引いたのは、朝鮮戦争時からCIAに協力してきたムハン
マド・ハサネイン・へイカル(エジプトのアル・アハラーム紙の元編集長)が
(カタールの)アルジャジーラ衛星テレビで語った「混乱が蔓延した後のイラク
の分裂はあり得る」との発言だった。かつては偉大なるナセル元エジプト大統
領の衣を纏ていたこのアメリカの遺物のような男は、イラクの革命と抵抗運動
を唱えながら、蜂蜜に毒を埋め込む工作をしたのだ。そこで、占領への協力の
必要性を認めるファトワー(宗教令)を発布し、占領軍と協力するシスターニ
(イラクのシーア派最高権威)の手法に、ナセルのアラブ民族主義の衣を被せ
た。

 イラクの総選挙実施に関しても、ラムズフェルド、アーミテージ国務副長
官、ブッシュはそれぞれ矛盾した発言をしており、謎は深まるばかりだ。イラ
クの女性闘志ホダ−博士や科学者リハーブ女史などを、イラク暫定政権の司法
相が釈放すると発言し、英外相が、「とんでもない。破壊分子とは交渉しな
い」と叫び、アラウィも「誰も釈放しない」と同調する。

 ここに重大な疑問がある。なぜ抵抗勢力と占領軍の間に始めて捕虜交換の話
が持ち上がったのか? 発言の多さから国務長官としてでなく(米国の)公式ス
ポークスマンにでもなったかのコリン・パウエルの最も重大な発言は、「元フ
セイン大統領には、イラクの次の選挙に立候補する権利がある」である。米国
は以前「バース党は、テロリズムと社会主義の看板を下ろし、おとなしい猫に
ならなければ、いかなる選挙にも参加を許されない」と言っていたのだ。バー
ス党は再三再四、社会主義、民族主義の固守を表明し、戦士の銃砲によってイ
ラクの解放を勝ち取ると表明しているのに、なぜ米国は180度態度を変えた
のだ?

 アラウィが「サダム・フセインの裁判を10月に前倒しする」と発言したの
に対し、同じ日に、ある米国高官は「裁判を前倒しになど出来ない」と怒りを
露にした。謎がさらに深まったのは、パウエル発言を補足するように「サダム
・フセインが望むなら、スイスかオーストリアに追放される可能性がある」と
いうCIA情報が流れたことだ。捕虜になった武装革命の総司令官(サダム)
を絞首刑執行人の手に渡しておきながら、なんと寛大な処置を米国は採ろうと
するのか?

事態を正確に理解するには、バグダードのハイファ通りで何が起きたかを知
る必要がある。ここにイラク全土の出来事の典型例がある。ここでは戦士たち
は占領軍を撃退しただけでなく、地区の路地への進入を拒んだことだ。更に敵
の後を追い、ハイファ通りから追い払い、グリーン・ゾーン方面に進撃した。
米軍の装甲車は破壊、炎上した。(旧)国軍や共和国防衛隊、サダム挺身隊、
バース党戦士、イスラム主義者等から成る抵抗勢力も数十人の殉教者を出し
た。占領軍が、抵抗勢力の進行を食い止めようと、ヘリコプターからビルの屋
上に降下させた狙撃兵を使い始めると、(旧)共和国防衛隊や(バース党の)国家
治安軍の狙撃手が応戦した。その活躍ぶりは米軍の狙撃手が、「(敵ながら)
栄光の歴史に刻まれる」と評したほどだ。米兵は、「何故イラクの若者たちか
らこのようにコテンパに負けたのか」理解できぬままにハイファ通りから逃げ
出した。通りの住民から直接聴いた話では、抵抗・解放勢力はこの地区を支配
し続けている。

 この歴史的な激戦は、モスルからバスラまでの数十の激闘に結び付いた。イ
ラク駐留米軍に衝撃を与えたのは、抵抗勢力の命令が一元化されており、軍事
的にも組織運営の点でも全体的な統制が取れていることであった。彼らは米当
局からの問い合わせに対して、事態をどう解釈していいやら分からなかったほ
どだ。

 最後の決定的な一撃は、組織化が遅れていたイラク第二の都市バスラに抵抗
組織が根を張り、主導権を持ち、裏切り者(占領軍への協力者)を粛清し、英
軍などに猛攻を加えて来たことだ。バスラは占領軍の手先どもの最後の避難場
所であった。組織化された抵抗勢力がこの町に全身を現したことで、イラク全
土の決定的勝利への前段階として武装革命の基礎を確立する最終段階となっ
た。このように祖国抵抗運動は権力掌握の準備が出来た。
★重大な変化★
 
 最近の戦場での重大な変化には以下の諸点がある。
1)戦略ミサイル、ロケット弾使用の確立と拡大
主要なものに、全長が約6メートルに達すグラダ、ターリク、ラアド、1発が
数十発に分裂するスターリンがある。レーダーシステムを内包する巨大なこれ
らのミサイルやロケット弾は、移動や隠匿が困難であるから都市や地域を解放
していなければ使えない。

2)作戦の実行回数の増加と質の向上
連日80から150の作戦が実行されている。それぞれの参加人員は50から
80人で、、それぞれの部隊が協調行動を採っている。数十の襲撃が同時刻に
実施されるので占領軍が反撃できない。占領軍に協力している裏切り者の粛清
は進み、解放軍は拡大している。他に、1〜3人程度で実行する小規模攻撃も
あるが数え切れない。

3)イラク新軍と警察の9割以上が、中立的である。また多数が革命側に加
わった。その結果、ダーワ党とイスラム革命最高評議会(両組織とも親米シー
ア派)と、クルド民兵のペシュメルガの敗残兵のみ残す武装組織となった。占
領軍が撤退しても、彼らがイラクの主要部分を支配する危険性は減少した。残
りの分子が中立化するのも時間の問題に過ぎない。これは重要で重大な問題で
ある。何故なら米、シオニストたちはイラク分割計画に当たり彼らの役割に依
存していたからだ。

4)上記3項目の成果として、占領の最終的な崩壊の序曲である占領軍と米国
政府の混乱化。アラウィはロンドンとワシントンで次のような悲鳴を上げた。
「イラクでテロリストが勝利すれば、世界中に被害が及ぶ」

5)イラクの民衆に最新式兵器への恐怖感が無くなり、精神的に図太くなっ
た。例えばファッルージャやサドル・シティーの子供たちは、クラスター爆弾
が投下されるのを、まるで火遊びのように眺めるようになった。

6)革命戦士の襲撃の危険が増したため、幹線道路を使う占領軍は装甲車など
の車列を増強した。そのお陰で、抵抗勢力はより多数の装甲車、戦車を捕獲出
来、敵の人的損失が増大した。

7)占領軍の手先となっていた政党が崩壊・解体し、大多数の幹部が国外に脱
出した。残った者も抵抗勢力の情報機関と、イラク民衆への犯罪行為を処罰す
るために追及し続ける民衆の目から逃れて身を潜めている。加えて、抵抗勢力
の軍事活動の結果、10万を超える傭兵が蒸発し始めた。占領軍を警護し、そ
れに代わって卑劣な仕事をしてきた人間の盾が現象し始めていることが顕著に
伺える。そのため占領軍正規兵の戦闘任務が増え、業務の種類も拡大した。イ
ラク南部は同盟軍(英、オランダ、イタリア軍など)の管轄地であったが、米
軍が駆り出されるようになった。

8)大部分のイラクの主要道路と交通を抵抗勢力が制圧するようになった。そ
の結果、大方の軍需物資、民生品が占領軍に渡らなくなり、抵抗勢力が分捕っ
た。それにより、抵抗勢力の最も重要な課題が解決された。

9)抵抗勢力の最大の成果は、占領軍とその手先が目指した様々な方法を使っ
ての分裂、包囲計画をことごとく粉砕したことだ。例えば、(A)一時期バー
ス党と関係があった人物や部族や宗教界の司令層の利用、(B)占領反対、抵
抗勢力支持を唱えながら、バース党の基本的能力を疑問視し、専制、殺戮など
米シオニストが「バース党悪魔化」計画で用いる常套文句の烙印を党に押すこ
とで党の実相を歪曲する政党を設立し、そのような会議を開催してきた。占領
軍はこのような手段が人々を騙すのに有効で、抵抗勢力から離反させ、怪しげ
な輩を支援出来、或いは抵抗勢力を分裂に導くと信じたのだ。抵抗勢力の統合
強化と全細胞組織の規律の高さの故に、また抵抗勢力の基本的指導力はバース
党及び、共和国防衛隊やサダム挺身隊、国家治安軍、サダム大統領が創設し
イッザト・ドーリーが指揮した短期訓練コース卒業者から成る聖戦士大隊のよ
うな党が依存する戦闘組織であることを全員が認めているために、この計画は
完全に、そして永久に挫折した。 
 
 抵抗勢力内のほかの諸組織は、バース党と同盟している同胞組織で、戦場で
の絆や、イラク解放後の「第二イラク共和国」建設の基礎となる戦略的関係で
結ばれている。第二イラク共和国は1958年から2003年の間の闘争の歴
史から解放されたものになる。

 米国は、今後の数ヶ月は前例が無いほど抵抗活動が激化し、その目的は、占
領軍を規模も数も巨大な抵抗勢力との大戦闘に引きずり込むことだと十分に理
解している。これには米国が耐え切れず、即座に壊滅に至り、制御不能の事態
となる。

 そこで状況を見て正確な時期を定めるとした最初の撤退案の時期を前倒しす
ること決めたのだ。イラクの武装革命は第五段階の「占領軍追放段階」に差し
掛かっている現在、ラムズフェルドやパウエル、ブッシュは、相互に混乱して
おり、何をすべきか理解不能状態なのである。

★脱出の準備★
 イラクには大量破壊兵器は無いと米国高官が繰り返し述べた。ドルファー委
員会がこの件で米議会に出した報告書はより重要だ。何故ならドルファーは、
国連が設立したイラクの大量破壊兵器査察委員会に於けるCIAの代表であ
り、侵攻前に同委員会にイラクは禁止兵器を保有していると最も強く圧力を掛
け続けてきた男なのだ。何故彼は今になってイラクは大量破壊兵器を保有して
ないと言い出したのか? 何故パウエルも同じことを唱えだしたのか?何故ア
ナン国連事務総長は、イラク侵攻は誤りであったと言ったのか?

 より重要な問題は、何故米軍司令部はイラク抵抗勢力の作戦回数を認めるよ
うななったのか? これまでは旧政権の残党が散発的に数回起こす程度だと
言っていたのを、現在では作戦回数は毎日100回を越すと言い始めた。アビ
ゼイド米中央軍司令官は、何故これまでの発言を撤回し、9月27日に「抵抗
活動をしているのは旧政権支持者で、外国人テロリストは千人に満たない」と
発言したのか? 答えは一つ。撤退が決定されたからに他ならない。そのため
に段階的に真実を認める準備をしているのだ。

 アメリカが直面している問題は、士気の低下だ。米軍将兵は死にたくないか
ら空爆に頼るが、それでは抵抗勢力を一掃できない。

 イラク問題を協議するための国際会議も無視できない。会議にどのような名
称を付し取り繕おうが、第一義の目的は、体面を保って米軍が撤退する形式を
探ることだ。ここにアナン事務総長の、イラク戦争違法発言の理由がある。無
論この発言は彼の良心が回復したことを示すものではない。この男は元来良心
なぞ持ち合わせていない。この発言は、米国が公式に否定しようが、綿密に練
られたイラク脱出を整える一環なのだ。全ては、国連の承認と監督の下に、米
軍は任務を完了しイラク人に統治を任せるかの如く装い、早期に脱出するため
の準備なのだ。

 重大な問題が残っている。「イラク分割と内戦勃発」が取り沙汰される裏に
は何が隠されているのか? これを騒ぎ立てる者は、イラク人に恐怖感を抱か
せ、抵抗勢力側の条件ではなく、占領軍の条件に従って、抵抗勢力に占領軍と
の協議を押し付けようとするものだ。

 経験不足とシーア派権威グループに取り込まれてしまったため、シーア派の
青年指導者ムクタダ・サドルがこの落とし穴に嵌ったにしても、長年の経験と
明確な視野を持つバース党と抵抗勢力は、この陥穽に嵌ることはない。この両
者は、イラクのパワーバランスを熟知しているし、解放地域を支配し、北部の
クルド人地帯を除き全土にこの動きを進めている。よって両者は、イラクがど
こに向かおうとしているのか知っている。地域を治め民衆の支持を得るものが
進路を決めることになるのだ。抵抗勢力とバース党の基盤層と上層部ににシー
ア派が存在している状態で、イラク分割はあり得ない。このようなシーア派メ
ンバーは、外国から輸入された裏切り者たちではなく、イラク南部の長であ
る。

 イラクのケーキ(美味しいビジネス)に狂ったフランスのシラク大統領は、
最も重要な人生訓である「嘘を付こうとする者は、自分の発言を覚えておけ」
を忘れてしまったようだ。彼は、以下の2点を認めている。「イラクの地獄の
扉は、侵攻によって開かれた」と、2点目は、米英のみでなく(中国とロシア
の協力で)全西洋はイラク屠殺の宴席に参加したことを、「我々は地獄の扉を
開けた」という発言で認めている。アメリカだけが開けたとは言っていないの
だ。国連安保理の常任理事国で核の盾を保有する国ならば、1991年から始
まったイラクの緩慢な屠殺を止められたのだ。

 更にフランスの外相は、イラクの現状を何と「ブラック・ホール」と評し
た。ブラック・ホールがどんなものか知らない者はイラクに来てみるが良い。
外相の描写が如何に的確であるかを知るだろう。多くの都市で、抵抗勢力のブ
ラック・ホールが、倦まず休まず占領と名の付く全てを飲み込み、破壊し続け
ているのを見るだろう。これでブッシュとブレア英国首相が4月以来、作り笑
いしかしなくなった理由を理解していただけたであろうか?
http://www.albasrah.net/maqalat_mukhtara/arabic/0904/almukhtar_290904.htm
****
 サラーフ・モフタール氏は、バース党の立場を代弁していると考えられてい
る。
 米軍はイラクから叩き出されても、近隣諸国の基地からイラクに睨みを利か
せようとするであろうが、イラクの次はパレスチナ解放だとの声が聞こえてく
る。解放の動きは止まらなくなる。
 なお、バース党の6日の声明によると、米軍がファッルージャの総攻撃を計
画しているからと注意を呼びかけている。

アラブの声ML 齊藤力二朗
http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/

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