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【1】 青空文庫のBlog aozora blog 2004/08/29
aozora blog http://www.siesta.co.jp/aozora/
[署名] らんまる・さてい [標題] りぼんという象徴
全文 → http://www.siesta.co.jp/aozora/archives/001476.html
【2】 隔月刊雑誌『インパクション』No.143 p.154 (インパクト出版会 \1200+税)
署名無しの小さな囲み記事
インパクト出版会 http://www.jca.apc.org/~impact/ , 『インパクション』No.143 は ヘイト[憎悪]/フォビア[嫌悪]の構図 と題する特集.
【3】 『週刊アサヒ芸能』10/07 vol.59(No.38) p.127 (徳間書店 \314+税)
[連載] 快読X時間 ベストセラーの正体 選評 永江朗
[標題] 戦争のつくりかた/りぼん・ぷろじぇくと 630円 マガジンハウス
[リード] 戦争反対論者 = 非国民!? 開戦への流れは一般国民が作っていた! 人間の哀しい本質に迫る
徳間書店は中国現代小説の翻訳とかトンデモ本の世界で(も!?)有名 http://www.tokuma.jp/, 『週刊アサヒ芸能』は おじさま向け丸出し雑誌 http://www.tokuma.jp/CGI/book/base/books.cgi?proc=7&seq_id=173
以下**資料**として勝手に転載
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【『インパクション』No.143 p.154】
● 絵本『戦争のつくりかた』
戦争や「国民総動員体制」がどんな段階を踏んで進み, どんな日常と気分を連れてくるのか, 有事法成立後の近未来を淡々と描く絵本. 近未来のようでいて, まさに「現在」の日本であるところがミソ. 切り絵風のイラストが美しい. 文・リボンプロジェクト[ママ], 絵・井上ヤスミチ, タペンス発行. http://www.ribbon-project.jp/book/ マガジンハウス版も出版された.
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【『週刊アサヒ芸能』10/07 vol.59(No.38) p.127】
快読 x 時間 ベストセラーの正体 選評 永江朗
戦争のつくりかた/りぼん・ぷろじぇくと 630円 マガジンハウス
[リード] 戦争反対論者=非国民!? 開戦への流れは一般国民が作っていた! 人間の哀しい本質に迫る
よく「戦争になった」とか「戦争が起きた」というけれども, ボウフラじゃあるまいし, 戦争が自然発生するわけではない. それに, ボウフラだって蚊のオスとメスの繁殖活動というかセックスがあるから生まれる. 「できちゃった」の裏には, 「生で中出し」という事実があるように. その意味で, 書名が「なぜ戦争が起きるのか」ではなく「戦争のつくりかた」となっているのはすごく正しい.
しかも, おっかない顔の軍人や, ゼニの亡者の資本家たちだけが戦争をつくるわけじゃない. われら無辜[# むこ]なる一般庶民が, 喜々としてつくるわけですな. まずはテレビや新聞が「戦争, やるっきゃない」みたいな気分をつくり, 反対するやつをバッシング. われら大衆はその尻馬に乗って非国民探しをする. そういうプロセスが, この絵本には簡単明瞭に描いてある.
この本は, 最初からこういう形で企画されたものではない. インターネットの中でメールがやりとりされ, やがて自費出版のパンフレットになった. そして, メジャー出版社が本にした. そういえば, 同じ出版社からは,「世界がもし100人の村だったら」というミリオンセラーも出ている. (あの本もEメールから始まった).
私たちは戦争が大好きだ.
「非国民」を叩くのはとても楽しい. 胸がすっとする. 日ごろのうさ晴らしにはもってこいだ. ついこの前も, イラクで拉致監禁事件があって, 人質になった人をみんなで叩いて面白がった.「自己責任」なんて糞みたいな言葉を使っちゃって. 面白いな, 非国民いじめ.
戦争をつくるのは簡単で, 戦争を止めるのは難しい. 戦争に反対するということは, 非国民になるということだから. イラクで人質になった人みたいな目に遭うということだから. たいていの人は, 反対するよりも見て見ぬふりをする. この絵本は, どんなホラーよりも怖い. 読破時間 1時間 3分 [# "読破時間 1時間 3分"は太字]
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永江朗(ながえあきら) 書籍の輸入販売会社に勤めたのち, フリーのライター兼エディターに. 「哲学からアダルトビデオまで」を標榜する. ライフワークは書店のルポルタージュ. 【ちくま文庫な-28-3 『批評の事情 - 不良のための論壇案内』iSBN4-480-42009-6 \820+税 おび より 抜粋】
以下, 余談
aozora blog は 今月の水牛 八巻さんの紹介で知りました.
水牛 http://www.ne.jp/asahi/suigyu/suigyu21/
↓
郡山総一郎 x 岡真理「イラクで何が起こっているか」(2004/06/11) 聴講記録
http://www.siesta.co.jp/aozora/archives/001240.html
徳間書店には 「日本人の誇りを取り戻す」ために 中山忠直『日本人の偉さの研究』(S6) の文庫化を御願いしたい. おびには東京「と」知事の推薦文がふさわしい.(*)
(*) 詳しくは TDSF「と」書室 http://www02.so-net.ne.jp/~jkobayas/tosho.html 日本SFごでん誤伝 http://www02.so-net.ne.jp/~jkobayas/text/zgoden05.html を参照されたい.
蚊の繁殖行動に興味のある方には, 下記サイトのFAQ, 実験法入門編が参考になる - たぶん 蚊も蠅も似たようなもの - だらう.
都立大学のショウジョウバエ http://dept.biol.metro-u.ac.jp/fly/www/index.html
http://bbs12.otd.co.jp/yuji_story/bbs_plain?base=2030&range=1
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。