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スペイン人はクリスマス費用を惜しまない(エル・ペリオディコより):冬休みが終わったらスッカラカン
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投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 12 月 19 日 06:51:25:SO0fHq1bYvRzo
 

スペイン人はクリスマス費用を惜しまない(エル・ペリオディコより):冬休みが終わったらスッカラカン


今、私は栗をほおばりながらこれを書いています。この国では北西部のガリシア地方が栗の産地で、バルセロナにもガリシアから大量の栗がやってきます。品質は店によって相当に異なり、たまたま私の部屋の近所にある八百屋は粒の大きな本当においしい栗を仕入れています。

ガリシアはサツマイモの産地でもあり、バルセロナの冬の風物誌として、街のあちこちにこの時期だけの「焼き栗・焼き芋屋」が店を開きます。そのほとんどがガリシア地方からの出稼ぎで、毎年決まった街角に小さな屋台を作って美味しそうな匂いを振りまいています。こちらのサツマイモは日本のものより身がやわらかくべちゃべちゃした感じですが、これもまた店を選んで買うとなかなか甘くて美味しいものが手にはいります。

街の中はクリスマスの直前で、浮かれきった雰囲気がバルセロナ中に漂っています。こちらのクリスマスはカトリックの伝統にのっとって、25日から始まって1月の6日に終わります。12月25日はキリストの生誕の日、そして1月6日は「東方3博士来訪の日」で、伝統的にはこの1月6日に子供への贈り物をし、サンタクロースは本来ならこの国には存在しません。ただ近年では、アメリカ文化の影響でしょうか、12月24日のサンタクロース(ただしスペイン語でパパ・ノエルと言う)もまた受け入れられてきつつあり、子供を持つ親は2回も子供にプレゼントを贈るはめになっています。(つまり日本のクリスマスとお正月の2段階プレゼントと似てきています。)


●さて、12月18日付のエル・ペリオディコ紙は、クリスマスに金を惜しまないスペイン人気質を伝えています。

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『62%のスペイン人はクリスマスにかかる費用を気にしない』
http://www.elperiodico.com/default.asp?idpublicacio_PK=5&idioma=CAS&idnoticia_PK=172742&idseccio_PK=4&h=041218
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これによりますと、まず、クリスマスの日(12月24日)用の食べ物にかける費用は、1家族平均して300ユーロ(約4万円)で、
62%の家庭で「いくらかかるのかは気にせずに買う」、
52%が「産地や銘柄で購入を決める」、
22%が「高級品を売る店で購入する」
となっております。

また普段と比べてどの品物により費用をかけるのか、では、
銘柄ワインに52%、
イカ、エビ、カニ、タコなどの魚介類に38%、
ワイン以外の飲み物に37%、
肉製品に29%

どの種の店で最も多く消費するか、は
住んでいる地区にある商店が45%、
市場が26%、
スーパーが18%、
その他が11%

となっています。ただしこれは12月25日の1日だけにかける分です。


●また、日本の年末宝くじと同様に、クリスマス前の宝くじは全国的に非常に人気があり、抽選はテレビで全国中継されます。特別に賞金が高いわけではないのですが伝統なのでしょう。こちらのクリスマス宝くじはちょっと変わっていて、賞金が1人だけに当たるのではなく、ある地方の地区で発売されたある特定の番号が当たりとなり、同じ番号のくじを多くの人がグループで買っているため、賞金を平等に分け合う、という仕組みです。

これはクリスマスをきっかけに地域の連帯感を強める、という意味があると思いますが、当たりくじの出た地区の人たちは(もちろんその番号のくじを買っていた人たちだけですが)総出でシャンパンを掛け合って喜びます。同様の宝くじは1月6日にも行われます。

大晦日の夜は大体家族や友人同士で集まってパーティーを開き、12時の教会の鐘が鳴っている間に12個のブドウを食べると来年に福が来る、と言われているため、教会の前の広場で、家にいる人はテレビ中継される教会の鐘の音を聞きながら、あわててブドウを口に放り込み目を白黒させて飲み込みます。その後は子供も大人もほとんど徹夜でドンちゃん騒ぎをし、街は明け方までにぎやかです。

こうやって1月6日まで過ごすと金など懐に残るはずもありません。1月7日過ぎるとみんなしらけた顔に戻って1センティモ(百分の1ユーロ)も失うまい、としっかり財布の紐を締めます。商店街では1ヶ月以上の大安売りの期間が続きます。クリスマス出費をちょっと控えてこの間に大きな買い物をすればよいわけですが、そこが抑えきれないのがスペイン人気質で、「また今年もスッカラカンになってしもた」で終わるわけです。

そして6月か7月までブツクサ言いながら働き、稼いだ給料は1ヶ月以上ある夏のバカンスできれいサッパリ使い切ってしまう。そして9月からまた働いてクリスマス期間でまたスッカラカン。とまあ、こんな毎年の繰り返し、これでも何とか欧州の中堅国としてやっていけるのですから、いいですけどね。

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