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地球薄暮化 (環境と学びのひろば) 【暗くなってるのに熱くなってる!?もっとヤバイ話】
http://www.asyura2.com/0411/bd38/msg/658.html
投稿者 現在無色 日時 2005 年 1 月 25 日 20:48:45:adCEM5M2s20Yg
 

(回答先: 地球破局への秒読み/地球温暖化は後戻りできないところに差し掛かっている〔Independent〕 投稿者 ネオファイト 日時 2005 年 1 月 25 日 13:51:10)

外野さん、ネオファイトさん、事態はもっと深刻そうです。

大気の汚染で地球全体が暗くなってる!(30年で1割、50年で2割か)のに温暖化してるのってすっごいヤバくねー? なんか計算間違えてないかい、な記事です。

温暖化の見積もりが間違っている場合もマズイが、暗くなってる事自体十分マズイ。
ジェット機とか排ガス規制などしてるんだろうか? 軍用機なんか尚更考えられないですね。
便利なものは、別な一面でやっかいな問題を起こす。人類が少し前に学んだ事だ。
自由!、安全!、便利!、な、誰もが喜んじゃう言葉が、地獄を呼んでいるような。


*リンク先には、テフロン、水銀ほか環境ネタ多数アリ
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地球薄暮化(環境と学びのひろば)http://www.kcn.ne.jp/~gauss/
(世界の環境ホットニュース[GEN] 470号 05年01月17日)http://blog.melma.com/00090715/?word=[GEN%20470]

イギリス BBC 第二放送で 「地平」 Horizon というシリーズ番組があり、科学の最前線の話題を放送しています。去る 1月13日 午後8時 には 「地球薄暮化」 Global Dimming というテーマで放映されました。これについて、下のようなメールをいただいています。


現在、英国在住中の お.み と申します。先日 BBCで 新たな地球環境問題と言えるであろう 「Global Dimming」 の脅威を紹介する、大変興味深い(そして怖ろしい)内容の番組を見ました。詳しくは BBC ウェブサイト(以下)で御覧になれますが、以下その内容をなるべく簡単に報告します。 BBC記事:http://www.bbc.co.uk/sn/tvradio/programmes/horizon/dimming_trans.shtml

●地表に降り注ぐ太陽光の照射量がここ数十年の間に著しく減少しているという事実が、世界各地で報告されている (例えば、1950年代から90年代の間にイスラエルで22%もの減少)。

●この現象――最初の発見者 G.Stanhil 博士らが Global Dimming と命名―― の原因となっているのは、大気中に排出される粒子状物質その他の大気汚染物質と見て間違いない。(これらの物質によって形成される雲が鏡のような役割を果たし、日光を遮蔽している。)

●照射量の減少は、植物の育成に多大な影響を及ぼすことはもちろん、地球規模の気候変動に関与する。1984年にエチオピアを襲った大飢饉も Global Dimming によってもたらされたようだ。(1970〜80年代に北米及びヨーロッパで大量に排出された汚染物質が北大西洋の太陽照射を弱め、それが季節風のパターンを変えた結果、何年間もエチオピアのサバンナに雨季が来なくなった、というシナリオ)

●一般に照射量の減少は地表の気温を下げる方向に働く。一方で、地球温暖化が進行していることは紛れも無い事実。この二つの地球環境問題を併せて見てみると、我々は 1970年以降、Global Dimming の原因である大気汚染物質の削減にはある程度成功したが、その一方で温室効果ガス (CO2) の削減には事実上 何も手を打ってこなかった。ここ数年ヨーロッパで地球温暖化の一端と思われる異常気象が相次いでいることはこの対策のアンバランスとも関係があるのではないか?

●ここに怖ろしい予想がある。現在我々が直面している地球温暖化は (これまで存在が 認識されていなかった) Global Dimming によって一部相殺された上で、なお現れているものである。ということは、我々はこれまで地球温暖化の影響を過小に見積もっていた可能性があるのではないか。

●仮にこのまま 大気汚染物質対策 (Global Dimming 対策) は着実に進み、温暖化対策は進まないという状況 (*十分あり得る状況だと思います。) を想定して気候モデルをシミュレートすると、これまで予想されていた地球温暖化の最悪シナリオ (今世紀末までに約5度の気温上昇) は 更に上方修正され、2020〜30年に2度、2040年までに4度、今世紀末までに10度も上昇するとの結果が出た。これはもはや絶望的な破局以外の何者でもない。

●当然ながら、この番組のメッセージは 「大気汚染物質対策を止めろ」 というものではない。大気汚染物質が人々の健康に直接悪影響を及ぼすことはもちろん、エチオピアの例のように、Global Dimming を通して さらに怖ろしい結果をもたらすことは明白だから。大気汚染物質対策と地球温暖化対策の双方 (すなわち、化石燃料の燃焼をいかに減らすかという問題の解決) を確実に進めていくことが今問われている。

以上です。映像で見ると文面以上に本当にショッキングな内容でした。うまく伝えられないのが残念です。

P.S. この 「Global Dimming」 日本語では何と呼べば良いでしょうか? (「地球薄暮化」 とか??) 私自身は今回始めて聞いた言葉ですが、もし定着している用語があるのであれば、どなたかお教え下さい。
   

――編集者から―― この用語を検索してみました。日本語のサイトではまともなものが出てきません。しかし中国語では 「漸暗化」 とか 「変暗化」 とかの用語が見られます。また原語の global dimming で検索すると数多くの記事が書かれていることが分かります。とりあえず 問題提起をしてくださった お.み さんに敬意を表し、「地球薄暮化」 としておきます。

なお、お.み さんが書いてくださっている次のリンクを開くと、BBC 放映内容の全体を文字にしたシナリオが読めるようになっています。やさしい英語ですから、外国語が苦手な方も試してみられたらいかがでしょう。この現象の研究者の一人、デービッド・トラビス博士がこんな風に語っています。―― 911 事件の直後、航空機の飛ばない日があった。その時、空があまりにきれいなので、全米の気温データを集めてみたら、昼夜の温度差がふだんより明らかに大きかった。飛行機が飛んでいると、排気ガスの微粒子が大気を汚して空がどんよりしていたわけだ。太陽の光がいつもより強ければ、それだけ昼間の気温があがる。

このような具体的な話が詳しく掲載されています。なお、この放映に先立つこと一年ほど前、同じくイギリスのガーディアン紙がこの問題を取り上げて記事にしています。登場するのも同じような顔ぶれです。 ガーディアン記事:http://www.guardian.co.uk/life/feature/story/0%2C13026%2C1108853%2C00.html

日本ではこの現象を直接 global dimming と呼んでいるわけでは ないようです。しかし 「エアロゾルによる地球冷却効果」 などエアロゾル (大気中の微粒子) の研究が数多く見られます。 [GEN] 412号で 花山大吉さんが指摘してくださっているように、どうもこのエアロゾル研究というのは、背後に色々胡散臭いものを抱えているのではないかと思えます。知られざる先端分野なのでしょう。環境の改善に役立つ分野であると同時に、軍需産業とも関係がある。しかも、よく分からないところがまだまだある。これが一般によく知られるようになってはまずい――そう考えている人たちがいるということです。911 事件に予想外の分野から光があたるのは偶然ではないような感じがいたします。

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