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続・NHKに対する圧力疑惑と、ビラ配りに対する圧力
http://www.asyura2.com/0411/bd38/msg/759.html
投稿者 ゴジラズワイフ 日時 2005 年 2 月 02 日 21:04:47: KlbqKLPeasbcI
 

 ビラ配りの起訴とNHKに対する圧力疑惑(以後NHK問題と称す)は、
ほぼ同時期であったにもかかわらず、その後のマスコミの取り上げ
方及びインターネット上の展開を見ると、圧倒的にNHK問題の取り
上げ方が大きく、インターネット上の話題においても、少なくともワイ
フが巡回する右派系統の各箇所においては同じくNHK問題の記述が
段違いに多い。

 これははなはだ危険なことである。

 NHK問題は、社会の木鐸の使命をとっくの昔に放棄したマスコミの
一員である朝日とNHK、それに国民を愚弄する小泉内閣を支えてい
る安倍・中川という同じ穴の狢のいわば「コップの中の嵐」に過ぎない。
それに比べてビラ配りに対する圧力は、庶民の最も有効な政治活動
手段の一つである「戸別訪問のビラ配り」に対しての、身体的拘束を
含む権力の圧力なのである。どちらが庶民の政治活動にとって有害
かつ悪質であるかは歴然としている。

 それにもかかわらず、なぜ右派の各箇所においてこの問題が大し
て話題にならないのか? 単に今回の被害者=被弾圧者が共産党関係
であったからというだけのようには思われない。

 今回の事件での右派の反応を見て、振り返ってみるに、右派はそも
そもが「戸別訪問のビラ配り」という草の根の政治活動とは無縁か縁
遠かったのではないか。いわゆる街宣右翼といわれる連中は、街宣
車でどこかにかけつけてそこで大音声で抗議したり、また街頭演説で
街宣車の傍でビラを配ることはあっても、個別のビラ配りの活動経験
自体は皆無に近いのではないか。またそれ以外の方でも特定の場所
(境内や構築物構内)等でのビラ配りの活動の経験はあっても、同じく
個別のビラ配りという活動経験自体は皆無に近いのではないかと思
い当たったのである。ましてやインターネット以外に活動経験のない人
に至っては尚更である。

 人は自分の経験していないことに関しては、その価値やそれが失わ
れる危機意識を持ちにくい。平和ボケしている日本が平和のあり難さに
鈍感なように・・・。その意味では、今回治安維持を名目に政治弾圧に
乗り出した警察権力が「共産党のビラ配り」をターゲットにしたということ
は、戦術的な勝利であった。そしてその後の展開も現在のところ、彼ら
の思い通りで、もし立案者がいたとすればほくそえんでいることであろう。
もしかしたら今ごろになって何年も前のNHK問題が浮上したこと自体に、
本来の弾圧であるビラ配りに対する圧力から目を背けさせる意図があっ
たのではないかとさえ勘ぐりたくなる現状である。

 NHK問題にかまけてこの重大な言論弾圧の危機を、我々民族派愛国
陣営が座視していることは、民族派愛国陣営が草の根の庶民政治活動
から乖離していたと自ら認めているようなものである。こんなことでは庶民
の心はつかめないし、ましてや日本の国の建て直しなどは夢物語である
ということを、我々は強く自覚しなければならない。

 このビラ配りに対する圧力は、庶民の最も有効な政治活動手段(註1)の
一つの剥奪を意図している甚だ危険な邪悪な第一歩なのである。


註1
なぜ個別ビラ配りが庶民の最も有効な政治活動手段の一つであるかと
いえば、特定の場所(たとえば境内)でのビラ配りであれば、そこへ意識
して足を運ぶ人にしか配布できない。また比較的不特定多数が集まる
駅前といえども、ビラを受け取ってもらわなければゼロである。その点、
個別ビラ配りは、漠然とした疑問しかなく何もノウハウのない人に対して
の啓蒙等々、原野の開拓のような無限の可能性が秘められているので
ある。

この原稿は近日中にワイフのHPにアップします。
http://www3.to/gwife

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