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在野精神
http://www.asyura2.com/0411/bd38/msg/912.html
投稿者 愚民党 日時 2005 年 2 月 19 日 05:14:48: ogcGl0q1DMbpk
 

(回答先: 貴重サイトご紹介、感謝。ある意味で、ショックを受けております。 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 2 月 18 日 23:02:26)

バルセロナより愛を込めてさん。ありがとうございました。
戦争版ではいつも読ませていただき、感謝をしております。


れんだいこさんが主宰をしております人生学院にはじめてアクセスしたのは
2003年でした。豊饒な論文集におどろきました。
ねばり強い思索の方であると感じ入りました。

自分はれんだいこさんに批評精神のダイナミックな現在進行形を感じております。
在野思想史家です。

敗戦後の日本におきましては、「日米安保体制と平和憲法」の絶対論理矛盾下において
庶民の自我は制御コントロールされてきたと思っております。

「日本では思考ができない、思考することが苦しくなる」とは
フランス演劇を媒介に、演劇批評の仕事をしてきた佐伯隆行さんが80年後半に出版しました
「最終演劇の誘惑」で書いておりました。

たしか1987年頃、自分は読んだのでありますが、その頃の自分は敗北主義ではないのか、
などと思ってきました。

しかし90年代から現在までを生きてきまして、「日本の批評装置は弱体化している」と
思いこみが激しくなってきました。絶対論理矛盾体制こそが現代日本の空気でありまして、その空気に抗して
独自的な思考を建設していく作業は困難であると感じております。
論理はつねに、絶対矛盾の現実の空域に中毒を起こして、占領軍基地をみたくないといいますか・・・
占領軍基地前の道路を歩きたくないといいますか・・・

自分は昨年、横浜深谷米軍通信基地そばの工場で働いたのでありますが
バスで基地前の道路を通るたび、空域には独自な緊張感がありました。
通信基地でありますか、異常なアンテナがいくつも建っております。
電磁波のせいか、精神的身体的にも、自分には異常空間でありました。

日本で独自的な思考ができないのは、占領軍と下請け自衛隊が日本列島に電磁波のバリヤーでドームを
生成しているのかもしないない・・・などと疑っております。

日本ドーム、それが敗戦後の大経済主義唯一価値観でありまして、「別に現実の米日安保ガイドラインと
日本国憲法が絶対矛盾で体内中毒を起こしていても、よかんべ、おら、知ったことじゃねえよ」と
近代法国家の憲法である国是を日々、自己否定している営為こそ現代日本でありますから
近代論理といいますか法論理が破産しているわけであります。

またまた自分の思いこみなのですが
日本で論理が建設できるのは、市場経済生活のみではないかと思ってしまいます。
論理が徹底して貫徹された日本ドームの市場経済生活は競争が過激で過酷であると思っております。
ゆえに日本の現実は市場経済生活において過酷です。
敗戦後の国民的価値観が大経済主義唯一であったからです。

市場経済生活の外に出ますと、一服できるのでありますが
今度はマスメディア様がつくってくれます日本ドームとなります。
ここは論理を中毒させますトレンド疾走地帯であります。全体主義スピードです。
独自な思考を論理で建設していく人には苦しくなります。

それゆえに自分は京都に遷都しなければ、日本は閉塞してしまうと思っております。

日本におけます論理リアリティを日々剥奪します自我制御装置につきましては、今年の自分のテーマです。


90年代は演劇批評も面白くなくなり、柄谷行人などに発見を感じてきたのですが
今では読んでおりません。
日本語での批評精神の健在を感じるのは、現在の自分にとってインターネットのモニターでの読書です。

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「近代」を世界中みんなで問い直すという価値観論争が求められます。
これは、近代国家(=先進国)国民の歴史的使命です。

それができなければ、イスラム世界にとてつもない大災厄を振りまき、信仰篤きムスリムたちの命がけの戦いを通じて「近代」を問い直すというとんでもない歴史過程を招来することになります。

「寄生性」&「知的謀略」が国際金融家や国際商人の“危険因子” − トヨタなど日本の国際商人(輸出優良企業)も“危険因子”を持ちつつある −
http://www.asyura.com/2003/dispute8/msg/737.html
投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 06 日
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あっしらさんが提示されましたように
近代の問い直しは必要であり、問い直せるか、それともできないのか、の岐路地点が今であると思っております。

れんだいこさんは近代史・現代史総体を問い直して行こうとしております。

れんだいこさんのタブーに挑戦していく、あり方には、ダイナミズムを感じております。
それはやはり68年〜72年という怒涛の時期を身体の経験によって思考してきたからであると思います。
覚悟が腹にあり
柔らかい思索フットワークがダイナミズムをつくりだしているのでは
そう思っております。豊饒な問題意識をもっている方であると思っております。

バルセロナより愛を込めてさんに読んでいただいたことが、れんだいこさんとの言説流通の回路を
開いていく契機になりますれば、素晴らしいと思っております。

自分といたしまして、今後もれんだいこさんの論文集をそのつど転載投稿していきたいと願っております。

近代史・現代史総体を問い直している在野思想史家の存在を求めて、ネットで発見して行こうと思っております。


自分が強制収容所をめぐる論議にはなかなか参加できず申し訳ないと思っております。
ユダヤ人600万犠牲者説は、これまでの阿修羅の投稿言説において、嘘であることが、
証明されたと思っております。

ジオン兵士さんの投稿に確実性を感じました。

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ゴルバチョフが公表したアウシュヴィッツの「死亡リスト」──実際には7万4千人。うちユダヤ人は3万人。
http://www.asyura2.com/0502/war67/msg/408.html
投稿者 ジオン兵士 日時 2005 年 2 月 17 日
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バルセロナより愛を込めてさんの欧州報告を読みながら、欧州におけるシオニストによる言論封殺とその空気に
危機感をいつも覚えております。

バルセロナより愛を込めてさんの欧州報告は、日本において貴重です。
そこに批評精神の健在と批評装置の軌跡を感受している在野の人々は、日本に確実おります。
読者はバルセロナより愛を込めてさんの読み手であり、その欧州報告は読み手に欧州の今から
日本の今を見つめさせてくれます。読む行為とは発見であり、わが面を洗い、また
精神の細胞は産まれていきます。


言説には必ず流通性と応答性があります。それを実証したのが、れんだいこさんであると思います。

自分は新聞もとっておりません。また最近は本もあまり読んでおりません。
ほとんどインターネットで、モニターで文章を読んでおります。

モニターは活字体で表示されます。
71年の春に自分は印刷工になったのでありますが、それはガリ版のミニコミとか1冊しかない
同人マンガ誌を、マンガ研究会の仲間とつくっていた自分にとって、印刷会社はあこがれでした。

軽印刷所でしたので、活字は清打ちといいまして、直接タイプ原紙にタイピストの女性労働者が
打っておりました。それが自分の所に版として回ってきまして、印刷機にかけ、印刷しておりました。
仕事をしながら活字へのうらやましさが情念としてわいたものです。

日本のインターネット文化には、60年代後半から70年代のミニコミ運動の精神がダイナミックに
流れております。高校とか大学そして、全国を横断する文学研究会やマンガ研究会の、そしてさまざまな
住民運動とかのミニコミ発行の思いと記憶が大河として流れております。

80年代から90年代はマンガ同人誌がミニコミ文化を形成していったのであると思います。

マスコミ・マスメディアに対抗する庶民のツールであるミニコミとは60年代からの伝統があったわけです。
否、それは謄写版印刷が活躍した戦前からであるかもしれません。
敗戦後におきます「つづりかた運動」は謄写版印刷が活躍いたしました。

吉本隆明も批評を書きガリ版でロウ原紙を鉄筆で切り、謄写版で印刷し、ひとりで発行していた
「孤立を求めて連帯を恐れず」の執念の時期たる「試行」があったそうであります。

70年代後半とか80年代は神田のミニコミを置いてある書店とか新宿の模索舎に行くのが楽しみでした。

一太郎を産み出したジャストシステムは謄写版印刷、そのガリ版形態から研究をしていったそうであります。
電子において活字を生成させていく情念です。

活版印刷はやはり文字が美しかったです。

おそらく欧州と米国はタイプ文化史からインターネットに流れていったのであると思います。

日本の場合はガリ版からインターネットへの流れであると思います。

絶対論理矛盾体制の空気で、独自的な思考による論理建設は、日本で困難なのですが
ガリ版ミニコミの蓄積が、おのれの手と指に記憶装置感覚として、いまだあるのかどうかが
日本におけます庶民インターネットの今後を決すると判断しております。


ドームのなかでいつのまにか刷りこまれた物語を落として行く行為こそ、からだの自然であり
近代史から現代史の問い直しから、新たな細胞が産まれる、これもからだの自然です。
風呂に入るとからだがリラックスします。からだが疲れから再生するかのようです。

バルセロナより愛を込めてさんの欧州報告を読むと、自分はなにかを発見したという読書の達成感があります、
そしてからだに新たな細胞が誕生しております。

阿修羅の読者のひとりであるおらにとって、精神活動における風呂でもあると思っております。

自分は転載投稿ばかりで申し訳ないのですが、
ひとり鉄筆で鉄版の上のろう原紙をその桝目に文字をあるいは絵を書いていた行為こそ
おのれの原点であると思っております。

同時代精神は継承されております。
そしてバルセロナより愛を込めてさんの言葉の作業は、日本において同時代として
流通していくのです。これが現在進行形としてある批評の営為であり健在であると思います。

世界権力はおのれが批評されることを恐れております。彼らの偉大なる詐欺が、
「大王様は詐欺師でまるはだか」と言われましては、祭典が崩壊してしまいます。

亡くなった自分の親父は百姓の農家に生まれ、百姓で育ちましたので、おらも
百姓の遺伝子があります。阿修羅への投稿は大地におのれが立つ原態かもしれません。
実存による根源への旅、その身体と精神活動は世界権力といえども、封じこめることは不可能であると思います。

大王様の詐欺はいつかはばれるのです。
少年が一言「大王様はまるはだか」と発すれば、暗転になり、観客の見る世界舞台は更新され、次なる世界が
出現しております。それが人間の精神活動ではないでしょうか。
細胞は死滅し、しかし同時に新たな細胞は誕生しております。人間の細胞は兆単位であり、兆単位の身体活動
であります。言葉の流通がここにあります。言説はまた身体活動でもあると思います。

ガリ版からインターネットへ、インターネットはたしかにUSアメリカの国防省が発明し、
マイクロソフトが1995年から世界中に普及させました。
しかし、日本のパソコンまでの流れは、西欧のようにタイプ機器からでなく、ガリ版の音をひきずっております。
思考と論理そして記述において身体で<書く>、そこから言葉を選択し文章の<節>を、かたまりとして
構築していく、思考と身体のダイレクトな双方向性、思考と身体の同時一体性として展開していくと
思います。日本語<節>生成には身体性があると思っております。

バルセロナより愛を込めてさんの作業は、れんだいこさんをはじめ、日本の在野思想史家の身体に
届いており、各個人による探求と応答していることは間違いありません。

自己言及してしまい、すいませんでした。

バルセロナより愛を込めてさん。ありがとうございました。
自分はこれからもひとりの読者として読ませていただきます。
お体をご自愛されますことを願っております。

今後もご指摘ご批判よろしくお願いします。

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