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めぐみさん偽遺骨事件のその後は
http://www.asyura2.com/0411/dispute20/msg/295.html
投稿者 Mグループ 日時 2005 年 1 月 08 日 13:07:17:bd.m31cMSC8Ig
 

 経済制裁論が高まる中、偽遺骨との鑑定に対する続報はあるのだろうか。恐竜や
アンモナイトであればその道の「権威」の鑑定を「真実」とする(実際は信頼性は
殆ど無いだろうが)のが慣習である。だが科学的鑑定であるのであれば他の専門家
(研究者)による追試や検討が必要だろうと思う。帝京大は既に鑑定の詳細を論文
などの形で発表しているのだろうか。

 インターネットで調べたところ
http://www.independence.co.jp/police/hodogaya/tutorial/index2.html
に「DNA分析試験・科学者でない人のための図解入り説明 」ワシントン大学博士
ドナルド・E・リリー、  というHPがあり、DNA法医学試験についても説明してある。
 このHPには次のように解説され、土葬と火葬されためぐみさんの遺骨はPCR分析
されたことが推定される。
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 現在、DNA法医学試験には、大別して2つの方法がある。ひとつはRFLP分析、そして、
もうひとつはPCR分析である。 一般に、RFLP分析では多量のDNAを必要とし、検体の
DNAは劣化が進んでいないものでなければならない。犯罪現場で採取される証拠物が古
かったり、量が少ない場合、RFLP分析は適さない場合が多い。高温多湿の条件のもと
では、DNAは早く劣化していくので、RFLP分析は比較的に短い時間で適さなくなる。 
PCR分析では、RFLP分析ほどDNA量を必要としない場合が多い。また、DNAが部分的に
劣化していたとしても、RFLP分析ほどにはかまわない。
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 ところが、PCR分析は該当するDNAの複製(コピー)を多量に作るのだが、異物の
混合やDNAの損傷、劣化、またDNAの量が少ない場合にでは、複製ミスが起こり、
そのために同一のDNAでも同一と鑑定されないという説明がされている。引用すると
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PCRの異物混入
 DNAが良好な状態であれば、PCRはDNAのコピーを能率的に作り出す。ある分子量を持
った一本のDNAは、3時間もあれば何百万個から何十億個にもなってしまう。言ってみれ
ば、傷口を放置して増えていく菌やウィルスへの感染のようなものだ。同じように、あ
る単一のDNA分子がPCRをコンタミ(感染)させて大きな問題を引き起こすこともある。
僅かな量のDNAに、分析結果に誤謬や間違いを引き起こす力があることは、研究者の間
ではよく知られていることである。
 誤った結果を防ぐには、細心の注意と高度のテクニックのもとで試験が実施される必
要がある。後述するように、そのような試験手順のコントロールとテクニックが異物混
入を検知することはあるが、かといって、異物混入が試験結果に影響を及ぼしていない
と保証するものでもない。
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 つまり PCR分析で「めぐみさんの遺骨とめぐみさんのへその緒のDNAは同一でない。」
と結論されても(鑑定されても)、実際に別物であるから別物と鑑定されたのか、それとも
遺骨のDNAの劣化や異物混入の結果から複製ミスが生じ、そのために別物と鑑定されたの
かは鑑定者自身も知ることができないことになる。この鑑定で言えることは「遺骨のDNA
がめぐみさんのへその緒のDNAと同一であることは証明できなかった。」であろう。「遺
骨はニセモノ」ではなく「遺骨はニセモノの可能性がある。」が正しい。
 
 帝京大は今までにも、「10年以上前の700度以上で焼かれた遺骨」のDNA鑑定を
行って成功しているという実績があるのかどうか。日朝の戦争にまでつながりかねない「鑑定」
であるから、他の鑑定者による鑑定の鑑定が是が非でも必要だろう。

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