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『βプロトコル』(8)騙す国の方が強い、か?
http://www.asyura2.com/0411/dispute20/msg/575.html
投稿者 たけ(tk) 日時 2005 年 3 月 13 日 16:18:49: SjhUwzSd1dsNg
 

(回答先: 人類の課題としての『βプロトコル』(1) 投稿者 たけ(tk) 日時 2005 年 3 月 06 日 16:33:41)

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http://www.osk.3web.ne.jp/~asterope/solomon.html
民衆にあっては美徳とされる誠実や率直さは、政治においてはむしろ罪悪である。
どうしてかと言えば、こうした徳目は最強の政敵よりも一層確実に政権を転覆させてしまうからである。
これらの道徳はα国人の特徴であってもよいが、我々β国人は決してこれを学んではならない。
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http://www.asyura2.com/data001.htm
率直とか正直とかのような、偉大な国民資質と称されるものは、政治にとっては悪徳である。
それらは支配者を王座から転がり落とすのに効果あるもの、最も強力な敵よりも確実な破壊力をもつものなのである。
そのような資質は、α王国の属性でなければならないが、われわれは決してかれらの轍を踏んではならない。
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まず、「民衆にあっては美徳とされる誠実や率直さは、政治においてはむしろ罪悪である」ということは率直に認めておこう。政治において必要な道義性は、結果に対する道義性である。選択する政策の結果として生じる状況を予見し、評価して政策を決定すべきという道義性である。これは、民衆の通常の日常生活における道義性とは同じであるとは言えないだろう。民衆の道義性は、もっと心情的な倫理観に基づいていると思われる。為政者が心情倫理に基づいて行動することは、必ずしもよい結果を生まない。とはいえ、「民衆にあっては美徳とされる誠実や率直さは、政治においてはむしろ罪悪である」ということは、前回に述べた通り、為政者が国民に「気付かれぬように欺瞞と偽善との双方を用い」ればよいということではない。むしろ反対に、結果的道義性に基づく選択を事前若しくは事後に国民に誠実に説明していくことによって、国民の心情倫理を満足させ、同時に国民の政治判断能力を育てていくべきであろう。

とはいえ、ここで注目したいのは、「これらの道徳はα国人の特徴であってもよいが、我々β国人は決してこれを学んではならない」という部分だ。

この部分は、β国人が「誠実や率直さ」の反対の行動を採ることを要求している。すなわち、β国民がα国民を騙すことを要求していることになる。その理由は、「誠実や率直さ」は「政権を転覆させてしまうから」であるとされている。騙す国のほうが騙される国よりも強いということであろう。

騙す国と騙される国とを比べれば、騙す国のほうが強いというのは当然であろう。

しかし、騙す国に対応するのは、騙される国、騙されない国のどちらかである。また、相手国もまた騙す国、であるか騙さない国かであろう。とすれば次の四通りの相手国がある。

(a)自らは騙す国でありながら、β国に騙されてしまう国
(b)自らは騙す国であり、β国に騙されない国
(c)自らは騙さない国であり、β国に騙される国
(d)自らは騙さない国でありながら、β国に騙されない国

もしα国が「(d)自らは騙さない国でありながら、β国に騙されない国」であるとするなら、β国の騙し政策は失敗であり、信用を失い、警戒され、β国の敗北に終わってしまう。

βプロトコルのこの段落だけを見ると、プロトコルの作者は「(c)自らは騙さない国であり、β国に騙される国」しか想定していないようにも見える。

しかし、そうではない。βプロトコルの神髄は、α国を「騙されない国」から「騙される国」に変えていくにはどうすればよいか、ということにある。

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