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民主主義という制度を問題にしているのであって庶民の態度は問題にはしておりません。
http://www.asyura2.com/0411/dispute20/msg/992.html
投稿者 ワヤクチャ 日時 2005 年 5 月 01 日 21:25:13: YdRawkln5F9XQ
 

(回答先: 石原は民主的に選出されたし、庶民は自分の論は嫉妬ではなく正義だと思ってる 投稿者 スパルタコスポノ 日時 2005 年 4 月 30 日 22:16:41)

スパルタコスポノさん、レスありがとうございます。

私は独裁制と民主主義が果たして対立しているのか?
という事を問いたいのです。
フランス革命の経過は第三身分である庶民が王族や貴族に勝利したまではよかったが恐怖政治という独裁制をもたらしたのです。
すなわち「民主主義は独裁制を妨げない」という事が私の本旨です。
その上で独裁制と民主主義は八百長を演じ民衆を翻弄してきただけではないのか?
という事が一番言いたい事なのです。
庶民の政治参加を否定するものではありません。
しかし、庶民が政治参加をすればいいというものでもありません。
この言い方は庶民に対する不信感を表していると思われるでしょう。
「そうです。」とお答えします。
庶民は小泉政権を長引かせたり、石原都政に期待したりするものなのです。
民主主義は諸手を挙げて賛成ですか?
私は違います。

>石原は民主的に選出されたし、庶民は自分の論は嫉妬ではなく正義だと思ってる

民主主義は革命を中途半端に終わらせる為に民衆に一定政治参加できたと思わせるシステムなのです。
現時点での民主主義はという意味ですよ。
徹底した直接民主主義という次元が次に控えております。

http://www.asyura2.com/0411/dispute20/msg/983.html
>投稿者 スパルタコスポノ 日時 2005 年 4 月 30 日 22:16:41: VwFkRnCGdf9dw

>(回答先: 認識能力が不足している者が政治に参加する為に民主主義なるものを生み出>した。 投稿者 ワヤクチャ 日時 2005 年 4 月 29 日 20:42:43)

>>民衆の即自的意識で政治を行なえば衆愚政治に陥ります。
>>民衆の認識レベルを高める事、これしかよりよき政治を実現する道はありません。
>>マルクス主義もこの点ではあまり成果があったとは思えません。
>>労働者が一番偉いと言ったところで大した事はできなかったのです。

>庶民は正義感から石原を選んだのです。

そうですね。
何かやってくれると思ったのでしょう。
結果はどうでしたか?

>決して自分の個人的な嫉妬の感情ではなく、彼が都知事になってリーダーシップを発>揮し、活躍することが世のため人のためになると思って託したのです。

政治に参加したいという民衆の嫉妬心に答えるものとして民主主義の制度は始まったし現在もその延長上であると言いたいのです。
その証拠に投票さえできれば多くの有権者が満足し後のなりゆきはしょうがないと思っているのです。
制度のお話をしているのであって、誰に投票するかは嫉妬心などは関係がありません。

>庶民には正義感が強い人はいっぱいいます。

それはそうです。
しかし、投票さえできれば取り合えず満足しているかのように見えるのは何故でしょうか?
それ以上に関心が無いのは何故なのでしょうか?

>なるほど世の中には女子高生コンクリ詰め事件や女子短大生焼殺事件、連続独身女性>レイプ事件などひどい者もいますが、大半は苦しんでいる人は見てられない、優しい>人が多いのです。

同意します。

>エゴイズムではなく、郵政民営化なども良い政策なのかも知れないと思っている人も>いる。

はい。

>>>自分が何をつかんでいるかを問わず、リーダーが権威を持ち過ぎる事に嫉妬して>生まれてきたのが民主主義ではないのか?
>>「みんなこういう風に言ってるよ。あんた変わってるね。」というのが民主主義で>はないのか?
>>最大多数が言っている事が真理に近いだろうといういい加減さじゃないのか?

>>民主主義の根幹に嫉妬があるという指摘に全面的に同意します。

>>ありがとうございます。
>>統治者に対する嫉妬が「オレにも政治に参加させろ。」という民主主義を生み出し>たと思います。

>同意しかねます。正しいリーダーシップを持つ者にこそ権威を与えて政策立案能力の>ない我々庶民の暮らしを楽にして欲しい、これが民主主義の基本なんだと思う。

代議制民主主義ですね。
ところで選挙民は度々判断を誤ります。
正しい選択をするように自己教育をする事ができないでいるのです。
こんな民主主義では形だけの民主主義なんです。
リーダー依存型の民主主義では民主主義ですらあり得ないと私は思います。
独裁へ至る道です。
自分で考えないからこうなるのです。

>角さんの権威を認めることは村人の多数派の気持ちだと思う。権威を認めるに値する>統治者は信頼できる人であって欲しい。

角さんは信頼に応え税金を新潟に投入しました。
国庫からおらが村に金を引っ張ってくるのが民主主義ですか?

>これが民主主義を生み出したのだと思ってます。信頼できる統治者なら、庶民はいく>らでも権威を認めます。

自分の利益になる人を選んでいるだけでしょう。
国政をどうすべきかを考えているワケではありません。

>>民衆が広く政治に参加する事自体は発展の1条件ではあるでしょう。
>>しかし、参加したところで政策の1つも打ち出せないようでは何の役にも立てませ>ん。
>>選挙民になった所で立候補者の政策を吟味する能力が無ければ適当な候補者に票を>投じて終わりです。
>>つまり全ての人が参加する事自体がいい政治を生み出す事にはならないという当た>り前の事を確認する必要があります。
>>ところが民主主義の中には「参加する事に意義がある」というプラグマティックな>>意識が混入してしまっているのです。
>>必要なのは情報収集能力と批判能力です。

>まあ、自民党と公明党が与党なのは、親戚に頼まれたからが大半だろうと思う。大半>の人は「政治みたいな難しいことは庶民のわしには分かりません。政治意見を述べよ>と言われたら、石原さんと民主党に期待したい。テポドンが恐いので、日本政府は北>朝鮮の圧力に屈さず毅然とした態度(の内容とは一体何か?)で臨んで欲しい」くら>いしかいえない。政策を言えといわれても出てこない。過労死をなくして欲しい。デ>ィーゼル車を規制して欲しい。保育園を増やして欲しい。くらいか。

そんなことだから制度的に民主主義というものがあっても一向にいい政治は行われないのです。小泉政権を長引かせている日本国民の責任は重大です。ですから自己教育が必要だと言っているのです。

>戦前「満州を守れ。幣原弱腰外交弾劾」というようなスローガンが外務省に突きつけ>られた。日清戦争でも日露戦争でも国民・マスコミの方が政府より強硬タカ派だった>し、日中戦争をしなければ、逆に政府が「何故居留民が中国の暴徒に晒されているの>に助けようとしないのか?また、我々は中国にいる限り、南京事件や通州事件のよう>な目に合わされるのか?こんなひどい政府世界中どこにもない!自国民も守れないの>ですか、あなたがたは!近衛さん、中国に毅然とした態度を取って欲しい。日本軍を>派遣して下さい!人間でしょう。あなたがたも!」と国民から非難される可能性は大>である。マスコミからは「中国にやられっぱなしでメス化する近衛」とか言ってボロ>クソに書かれるかもしれないし、参謀本部も国民を守れない無能日本軍として糾弾さ>れるだろう。

ですから、マスコミに煽られた庶民が多数意見として打ち出してくる意見の中には危険なものがあるのです。
「北朝鮮を経済制裁せよ!」などはその典型です。
民主主義がいいと手放しで言えますか?

>>近代文明は、暴力を野蛮なものと断じたと同様、嫉妬をも醜いものとして退けまし>た。
>>そうでしょうね。
>>しかし、嫉妬はなくならない。
>>しかし嫉妬があるがゆえに、時には支配階級の横暴にブレーキをかけ、時には暴>>動、革命に発展します。上手なマスコミは、時に民衆の嫉妬の感情を利用して権力を>叩きます。
>>そういう事の繰り返しですね。
>>ガス抜きですね。
>>「ええじゃないか」もガス抜きだったのではないかと思います。

>権力を叩いているように見せて、政治家個人を叩いているのです。権力自体は叩きま>せん。政治家個人を叩くことで、権力全体を免罪・擁護しつつ、権力を叩いているよ>うに見せるのがマスコミの腕の見せ所です。このテクニックのすごい旨さがマスコミ>の特徴なんです。

それはありますね。
スケープゴートを叩いて一件落着ですね。
田中角栄もそういう事だったのかも知れません。
田中派がその後どうなったのかの問題ですよ。

>>嫉妬がなぜ一つの政治制度を創り上げるまでに強力であるのか。それは性欲や名誉>欲と同じく、人間の本能と結びついた情念だからであり、つまり内部にエネルギーが>あるからです。
>>そうですね。
>>人はこの世に生まれた以上は自分もいっぱしの人間であると思いたいワケですね。
>>参政権を獲得した時どれだけ嬉しかったでしょう。
>>今はまだその延長上だと言えるでしょうね。
>>まあまあこんなものかと。
>>それに対して、文明社会の後天的部分、正義とか、道徳とか哲学とか、社会秩序を>>もたらす理念の力とかが弱いのは、それがエネルギーの後ろ盾を持たないからです。
>>例えば理想社会を作ろうという欲求は本能的な欲求では無いのですね。
>>自分の生き方の美学から生まれてくるものであり、その美学に到達できなければ欲>求が生まれてくるはずもありません。

>いいえ、庶民はそれなりに美学を持ってますよ。

それはあると思います。
私は庶民の批判をしているのでは無く、庶民の嫉妬心という下衆な感情を利用して中途半端な政治制度としての代議制民主主義が生まれてきたのではないかと申し上げているのです。それにまんまと庶民も乗って満足してしまっているという事はありますが、庶民がよかれ思って真面目に投票をしているという事は確かな事でしょう。
それで満足していいのか?という事が一番言いたいのです。

>石原さんやヒトラーさんは本気で社会を良くしようとしてる、そんな風なものを感じ>たと思います。

主観はそうでしょう。
その結果はどうですか?
その事を問いたいのです。

>庶民だって社会変革は望んでるんです。小泉さんなら、石原さんなら、きっと日本を>理想社会にしてくれる、そういう真面目な思いはありますし、無視しないで欲しい。

それはいじらしいほど感じます。
しかし、選択を誤っている以上「もっと、しっかりして欲しい。」と思うのです。
可哀想ですらあります。

>>>そこで文章などによってそのような美意識へと人々を組織しようとするのです。
>>>労働者階級を持ち上げる言説は、「働いていさえすればそれでいいのだ。」とい>>>う安易さを人々に植え付けたと思います。
>>>「働くと言っても何をするのかが問題だ。」とか自分の向上を常に目指す意識が無ければ認識レベルは向上しません。
>>>理性が常に本能に敗れがちなゆえんです。
>>破れますね。
>>それは、バタイユの「マダム・エドワルダ」の「眼球譚」などで表現されていた思>います。
>>あの作品はカトリックの神父を殺して眼球を性的なおもちゃにするという話でした>が、性欲が。理性(道徳)に打ち勝つという主張であり、説得力を持つものでした。

>ブッシュを支持する人々の中には、むしろ人一倍ストイックで真面目な人がいるよ。

それはまた別の本能でしょう。
例えば、アメリカン・アイデンティティという強烈なプライドが9.11を経てブッシュ支持になったのでしょう。

>自分なりの美学故に小泉さんやブッシュさん、石原さんを応援して、頑張っている人>を忘れないで欲しい。

その意味では個々の美学に対する批判が必要なのです。

>>>現実認識自体が人々を組織するような運動形態。
>>マルクスがやったことでもあります。彼はイデオロギー、すなわち理性で世の中を>>支配できるようにするために、“民衆のエネルギー”を利用しようとしました。

>>そうですね。
>>しかし、実際に起こった事は理性ではなく一党支配・反対派粛清の恐怖政治でし>た。
>>理論的対立を肉体的抹殺によって解決しようとしました。
>>これは理論の死を意味します。
>>私が対話の徹底、批判の徹底を主張するのはこの反省からです。
>>数の力に頼ったわけです。しかし理性を何百万集めても、個人の本能の力には敵い>>ません。
>>本能は無くなりませんからね。
>>本能と整合性を持った理論とシステムを作り出さなければなりません。

>ここは庶民の人も同意すると思います。庶民の中にも欲望と理性の葛藤・苦悩がある。

>>権力者、あるいはテクノクラートの征服欲、名誉欲、猜疑心、嫉妬心などによって“壮大な実験”は終わりました。
>>1個人に権限が集中する事の危険性を我々は見てきたのではないでしょうか?
>>自分の生活を他者になるべく依存しない形がいかに作れるかだと考えます。

>それは多くの庶民も同意できると思います。

>>それで全ての個人にまんべんなく生産手段が与えられるようなシステムがいいと思っているのです。
>>複合的な協同組合社会がそのようなものであると私は考えております。
>>経済的な民主主義こそが必要だという事です。
>>ありがとうございました。
>>認識を向上させ、人間の本能に適合したよりよきシステムを共に作っていきましょ>う。

>自民党を支持する人も「親戚に頼まれたから入れた、政治のことは分からん。本当は>誰でもいい」という人と自分では認識は高いつもりの人がいる。ブッシュや小泉を支>持した人が「あなたの認識は低い」と言われて必ずしも「うん。私政治のことわかん>なーい」という反応ではなく、「そんなことはない。小泉さんは正しい」として延々>と郵政民営化の正しさを諭してくれる人もいる。それも大して金持ちでもなく、利権>もないので郵政民営化しても得にならない立場の人でもね。

その場面できちんとした議論をする必要があるのです。
その為に我々はココで日夜議論しているのでは?

>庶民の中でも選挙に行く人は政治意識レベルが高くて、嫉妬よりもこの社会をよくし>たいという正義感から投票する人が多いんだ。

それはそうでしょう。

>天皇陛下に命を捧げた人を敬う人も庶民の場合は本当に国のためになったと思ってい>るから、敬っているのであって軍需利権のある人だけが天皇・ヒトラー崇拝なのでは>ない。

主観はそうでしょう。
主観がよければいいというものではありません。
どう思って行動しているかでは無く、その行動の結果何が生じるかが問題なのです。
天皇陛下の為だと思って中国人の非戦闘員を殺してしまったのでは単なる犯罪者です。
主観では無く、我々は客観的のその人が果たした役割を見るべきなのです。

>戦犯として処刑されたドイツ人の中にも人間的には誠実で真面目で「我は勇敢にユダ>ヤの世界支配と戦って、敵に殺され死ぬ」と本気で思った人は結構いると思う。

「ユダヤの世界支配」というのは客観的に証明されているのでしょうか?
具体的個人が世界支配しているのにユダヤ(一般)が世界支配していると思わせるのがまた世界権力の煙幕作戦(陽動作戦)ではないですか?
主観がどうあれ客観的に間違った事をすれば間違いです。
この事が分からない人に政治に関わって欲しく無いです。

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