01/13 18:45 国内では日程はっきりせず アルゼンチン国債の交換

　債務不履行に陥ったアルゼンチンが、現行の国債と、元本を大幅
に削った新国債との交換を十四日から世界中で始める問題で、個人
投資家を中心に三万―四万人が購入した日本では、交換日程のめど
すらはっきりしない状況となっている。
　アルゼンチン政府が、日本で行った交換申請に不備があり、新国
債の利払い事務を担当する新たな金融機関が決まっていないことが
直接的な原因。アルゼンチンが一方的に進めようとしている交換で
、削減率が実質的に七―八割に達することへの債権者の反発もあり
、混乱は続きそうだ。
　アルゼンチン政府は昨年十二月下旬、新国債の発行に必要な有価
証券届出書を関東財務局に提出。だが書類中の利率や元利金支払い
場所などが「未定」となっており、発行条件が未確定なままで届出
書が効力を持たない状態にある。
　「この状況では、利払いなどの事務を請け負う銀行はない」（大
手銀行）との見方もあり、国内では交換手続きができない恐れもあ
る。
　現行国債の管理事務をしている東京三菱銀行などは、引き続きア
ルゼンチン政府に、債権者集会を開いて削減率の根拠などを示し、
債権者の判断をあおぐよう要請している。
　日本では、一九九六年から二〇〇〇年にかけて発行されたアルゼ
ンチン政府の円建て外債（サムライ債）計千九百十五億円が、主に
個人投資家を中心に販売された。
20050113 1845
[2005-01-13-18:45]
01/13 19:10 アルゼンチン債務問題

　アルゼンチン債務問題　経済危機に陥ったアルゼンチン政府は２
００１年１２月、対民間債務支払いの一時停止を発表し、債務不履
行となった。０３年には債務元本約８００億ドルの７５％を削減す
る債務再編案を公表。債権者の反発を受け、昨年６月に延滞利息の
支払いを含めた新案を発表していた。日本国内では、５％前後とい
う高利回りにひかれた個人投資家や、自治体、第三セクターなどが
同国国債を購入した。
20050113 1910
[2005-01-13-19:10]

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• 日本以外で新国債との交換開始 アルゼンチン　共同 倉田佳典 2005/1/15 19:55:00 (0)

　

　

　

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