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堤氏弟2人 コクド株“管理実態”公表 (産経新聞)
http://www.asyura2.com/0411/hasan38/msg/547.html
投稿者 愚民党 日時 2005 年 1 月 24 日 05:36:11:ogcGl0q1DMbpk
 

堤氏弟2人 コクド株“管理実態”公表
他人名義堤家の税逃れ
株売却は相続協議直後


 堤義明・コクド前会長(70)の実弟二人が二十三日、コクドによる西武鉄道株などの名義偽装について、グループ創業者で父親の故堤康次郎元衆院議長による「相続対策」が発端だったと説明する文書を公表した。資産を他人名義にすることで相続税をほとんど納めなかったと認め、コクド株の大半は堤家の財産だと主張している。グループ再編協議に一定の発言権を得るのが狙いとみられるが、西武鉄道株をめぐる虚偽記載問題の発端を、皮肉にも身内が暴露する異例の展開となった。

《株は堤家のもの》

 公表したのは、康次郎氏の四男で豊島園社長の堤康弘氏(66)と、五男でホテルインターコンチネンタル東京ベイの運営会社社長や東京テアトル取締役などを務める堤猶二氏(62)。

 今月二十日付で、西武グループの再編問題を協議する経営改革委の諸井虔(けん)委員長(太平洋セメント相談役)に、連名で「コクド株の大半は堤家の財産。私たちも堤家の一員として権利を有しており、格段の配慮を求める」とする要請書を出した。これに対し改革委は翌日、「主張を裏付ける根拠がなく、名義人との間で解決してもらう問題」との見解を示した。

 これを受けて二人は二十三日、諸井委員長あて要請書全文と、改革委の見解に反論する内容の文書を公表。「真実を無視した強引な手法は委員会の存在意義にかかわる」と重ねて配慮を迫った。

 要請書などによると、コクド株をめぐる経緯はこうだ。

 康次郎氏は相続による財産散逸と税の対策のため、株や不動産の大半を法人や他人名義の「借名」で所有。株について康次郎氏は生前、近親者に「いろいろな人の名義になっているが、100%自分のものだ」と語っていたという。

 昭和三十九年に康次郎氏が死去した後、義明氏が事業後継者となったが、借名株があったため正式な遺産分割手続きを行えず、義明氏が借名株の支配・管理を引き継ぐ形でグループを継承したという。

 こうした実態は康次郎氏の元側近らが著書などで指摘していたが、“身内”が認めたのは初めて。二人はこれが一連の問題の「遠因」になったと指摘し、「相続人として道義的責任を痛感する」と釈明している。

《適度な「遺産」》

 「要請書」はさらに、借名株による相続対策の結果、莫大(ばくだい)な資産があるのに康次郎氏個人の遺産がほとんどない状態だったと明かす。

 そのため、当時の池田勇人首相から紹介された税理士の指南を受け、グループ各社が康次郎氏の死亡弔慰金を支払うことにして、適度な「遺産」を作出。これをもとに約二億円の相続税を納めたと暴露した。

 二人は「本来支払うべき相続税が納付されなかったのは明白であり、私たちはしかるべき時期にそれに代わる措置をとる意思を有している」としている。

 コクドが実質管理していた西武鉄道株についても、「堤家の財産」と認識しているものの、これについては権利主張を留保するとしている。

《お家騒動か》

 コクド株の所有権をめぐる今回の問題は、堤家の「お家騒動」との見方もできる。

 実弟らは、義明氏が堤家の「財産管理者」という立場でコクド株を実質保有し、グループを支配してきたことについて、「一定の疑問」を抱いてきたと説明。「私たちは先代(康次郎氏)が義明氏をグループ後継者に指名した事実を当然受け入れ、いわば分をわきまえてことさら問題とはしなかった」としている。

 しかし、義明氏が七十歳となり、それぞれが後継者問題を考える立場となったため、昨年七月六日から、義明氏との間で代理人を通じ、コクド株など財産の相続などについて話し合いを進めてきたとしている。

 この時期は、コクドによる西武鉄道株の売却が始まる直前にあたり、一連の問題の引き金となった可能性もある。

 「余の亡き後は子孫はみな堤家永遠の繁栄を念とし、自己を捨てて家の為に奉仕しなければならぬ」。実弟らは康次郎氏の「遺訓」を引用し、グループは義明氏個人の資産ではなく堤家全体のものだと主張している。

                  ◇

《国税当局の調査に疑念》

 北野弘久・日大名誉教授(税法学)の話「要請書を読むと、堤家の遺産相続当時、国税当局が大物納税者に配慮して、十分に調べなかったのではないかという疑念がわく。相続税の問題だけでなく、大半の株が堤家の資産だと主張している以上、国税当局は配当、売買、譲渡をめぐる課税がどうなっていたのかについても徹底的に調べるべきだ」

《改革委も対応に苦慮》

 西武グループに詳しいノンフィクション作家、立石泰則さんの話「堤家の相続手続きがなされていないと率直に認めたのは、発言権を得てグループ解体を防ぐための『肉を切らせて骨を断つ』作戦ではないか。タブーのはずの相続対策の実態を自ら明かしたのは、奥の手を出したといえ、大胆さに驚くほかない。改革委側も対応に苦慮するのではないか」

http://www.sankei.co.jp/news/morning/24iti003.htm

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